藍麦のブログ新館

アニメとダンス&ボーカルグループの東京女子流さんを中心に書いてます

本[か]◆GOSICK

「GOSICK BLUE」桜庭一樹★★★☆☆

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「GOSICK BLUE」桜庭一樹
KADOKAWA/角川書店 ISBN:978-4041023549

『GOSICK』シリーズの新刊です。「RED」に続いて「BLUE」というわけですね。カラーシリーズとでもいいましょうか。

どうやら、昨年の11/28発売だったらしいのですが、年末/年始でしたし、ちょっと仕事が忙しかったので、読むのが遅くなってしまいました。

このカラーシリーズは、第二次世界大戦を背景にしたヨーロッパを舞台にした前シリーズとは違い、終戦後のアメリカを舞台にした新たなシリーズのようです。

この前の「RED」では、アメリカに住みついたヴィクトリカと一弥が事件を解決する様子が描かれましたが、どうやらこの「BLUE」は、それよりも前を描くようですね。

ただ、武田日向さんのイラスト表紙ではないことがすごく残念です。

小説版『GOSICK』の感想はここを前に

アニメ版『GOSICK』の感想はこの辺り

さて、それはさておき、感想にいきます。

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「GOSICK RED」桜庭一樹★★★☆☆

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「GOSICK RED」桜庭一樹
角川文庫 ISBN:978-4041106402

『GOSICK』の新刊です。なんとまぁ、まさかの復活です。

どうやら、昨年の12/25発売だったらしいのですが、年末/年始ということもあって、手に入れられなくって、ようやく読むことができました。

どうやら、第二次世界大戦を背景にしたヨーロッパを舞台にした前シリーズとは違い、終戦後のアメリカを舞台にした新たなシリーズということになるようです。

それはそうと、自分は桜庭一樹さんの人気が出る前に、富士見ミステリー文庫から入ったので、どうしてもそのイメージが強いんですね。そのため、やはり武田日向さんのイラストが欲しいと思ってしまいます。ということで、どうして角川ビーンズ文庫は、武田日向さんのイラスト表紙版のラスト3巻を出版しないんだ?って腹立たしく思っています。

いや、既に全巻揃ってはいるんですけれどね。

小説版『GOSICK』の感想はここを前に

アニメ版『GOSICK』の感想はこの辺り

さて、それはさておき、感想にいきます。

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「GOSICKVIII下 ―ゴシック・神々の黄昏―」桜庭一樹★★★★☆

G 「GOSICKVIII下 ―ゴシック・神々の黄昏―」桜庭一樹
角川文庫 ISBN:978-4-04-428124-3-C0193

アニメもどうやら好評のうちに終了した『GOSICK』の最終刊です。7/23発売でした。

本当は、もう少しゆっくり感想を書きたいのですが、引越しが控えているので、書く時間が採れるかどうか分からないで、先に書いておくことにします。

それはそうと、アニメの最終回はどうやら評判が良かったようですね。うちのブログの感想記事も、アクセス数が爆発していました。相対的には、感動的だったと感じられた方が多かったようです。自分もあのラストは納得派です。

さて、それはさておき、感想にいきます。

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「GOSICKVIII上 ―ゴシック・神々の黄昏―」桜庭一樹★★★★☆

G_2 「GOSICKVIII上 ―ゴシック・神々の黄昏―」桜庭一樹
角川文庫 ISBN:978-4044281212

アニメも終盤が近づいた『GOSICK』の最新刊です。次の下巻で終わりですか。

本当は、もう少しゆっくり感想を書きたいのですが、出張が控えているので、書く時間が採れるかどうか分からないで、先に書いておくことにします。

それはそうと、やっぱりこの角川文庫 だけで発売されたものが、ビーンズ文庫でどうなるのか気になりますね。もし、武田 日向せんせのイラストと、桜庭さんのあとがきがついかされるのならば、きっと買ってしまいそうな気がします。

どうも、本編以外で惹かれているようで、いけませんねぇ。(苦笑)

ということで、感想行きます。

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「GOSICKs IV ―ゴシックエス・冬のサクリファイス―」桜庭一樹★★★半☆

Gs 「GOSICKs IV ―ゴシックエス・冬のサクリファイス―」桜庭一樹
角川文庫 ISBN:978-4-04-428119-9-C0193

アニメも終盤が近づいた『GOSICK』の最新刊です。

本当は、『涼宮ハルヒの驚愕』の感想を書きたいのですが、うちにはまだ届いていないんですよ。24日に届いているところもあるみたいなのに。(泣) しかし、『涼宮ハルヒの分裂』の記事アクセス数が急に増えている。

それはそうと、この『GOSICKs IV』も角川文庫版です。つまり、武田 日向さんのイラストも桜庭さんの愉しいあとがきもないやつです。今、角川ビーンズ文庫で、イラスト、あとがき付きで再販が始まっていますが、この角川文庫だけで発売されたものはどうなるんでしょう。

イラストはつけてくれるとして、桜庭さんのあとがきは追加されるんですかね。気になります。

ということで、感想行きます。

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「GOSICK VII ―ゴシック・薔薇色の人生―」桜庭一樹★★★半☆

G 「GOSICK VII ―ゴシック・薔薇色の人生―」桜庭一樹
角川文庫 ISBN:978-4-04-428115-1-C0193

アニメも折り返し点を過ぎた『GOSICK』の最新刊です。

読んだのは1週間以上前だったのですが、どうもタイミングが悪くて、感想を書くのが遅れました。富士見ミステリー文庫で読んでいたころの情熱が、角川文庫版にはないのかもしれません。

GOSICKは、桜庭 一樹さんの小説ですが、作品としては武田 日向さんのイラストとセットでその世界を作っていたんだと思います。そういう意味では、ビーンズ文庫版で買い直した方がいいのかもしれません。う~ん。

そういえば、『荒野』のときも、裏切られたんだよなァ。2巻まで買っていたのに、絶版であんな形で出版されて。まぁ、作者が原因ということもないんでしょうが。

ということで、感想行きます。

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「GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出―」桜庭一樹★★★半☆

H2qwdaqn 「GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出―」桜庭一樹
富士見ミステリー文庫 ISBN:978-4-8291-6387-0-C0193

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」がハードカバーで再販されたりして、もうすっかり時の人になりつつある桜庭一樹ですが、ラノベを捨てることはなく、しっかり書いてくれているので、好印象です。


とりあえず、あらすじを出版社ページから引用&改訂します。

あらすじ:
ベルゼブブの頭蓋から辛くも脱出した一弥とヴィクトリカは、学園へとたどり着き、また平穏な学園生活を送っていた。

時は1924年、秋。二人は、伝記の裏側に隠された数々の時代のエピソードの謎をといていく。

感想:
ということで、GOSICKsなので、短編集なのです。
今回は、初期の安楽椅子探偵の形式に戻って、しかもその形式の真骨頂と言える、病気の探偵が歴史の謎に迫るというミステリ好きには、苦笑いが出てくるようなお話になっています。
(時代ミステリって、そんなに需要があるわけではないと思うのだけれど。)

まぁ、歴史といっても、そんなに気にすることはなく、一弥が病気で動けないヴィクトリカの為に持ち込む図書館の本に書かれている謎を、「そんなこともわからないのか」と彼女が解いていくいつものパターンには違いありません。

ちょっと凝っているのが、すべて花に関係する内容になっていることですかね。

謎自体は、取り立てて騒ぐ様なトリックがあるわけでもなく、作中作の物語も短いので、あくまでも、様式美とヴィクトリカ可愛いと楽しむのが宜しいかと思います(笑)。

あと、本編に繋がるような記述が最後の方にありますが、短編集が本編に繋がるというのは、最近の流行りなんですかね。あまり誉められたものではないと思いますが。

とにかく、アブリルがもう少し活躍すると嬉しいなぁ。

「GOSICK VI −ゴシック・仮面舞踏会の夜−」桜庭一樹★★★半☆

Dhofcbg3 「GOSICK VI −ゴシック・仮面舞踏会の夜−」桜庭 一樹
富士見ミステリー文庫 FM38−11 ISBN:4829163755

いきなり6巻ですが、富士見ミステリー文庫の看板「GOSICK」です。
もうすっかり、ラノベ作家を脱している感のある桜庭 一樹さんですが、GOSICKシリーズは健在ですね。

とりあえず、あらすじを出版社ページから引用&改訂します。
あらすじ:
ベルゼブブの頭蓋と呼ばれる修道院から辛くもヴィクトリカと脱出することに成功した一弥。

ようやく、二人が乗り込んだ列車「オールド・マスカレード号」の車中で殺人事件が起こった。一弥、ヴィクトリカと同席した少女が、毒を盛る機会がないはずの場で毒殺されたのだ。

一弥たちと乗り合わせた乗客たちは、誰もが自らの存在をねじ曲げるように語る。まるで、仮面を被ったかのように……。

ブロワ警部の前で繰り広げられる数々の証言に隠された真実を、ヴィクトリカの知恵の泉が解き明かす! そして、さらに明らかになる歴史の闇に隠された先の大戦の謎とは!?

感想:
えっ?隠された先の大戦の謎なんて出てきましたっけ?

ということは置いておいて、シリーズをご存じのない方のために、5秒で分かるGOSICK。GOSICKとはこんな物語だ。

「第一次世界大戦後の1924年、ヨーロッパの小国ソヴュール王国の貴族の子弟の為の寄宿学校、聖マルグリット学園に、日本から久城一弥は留学してきた。
そこで彼は、灰色狼の末裔とされる天才的な頭脳を持つ、金の髪と碧の瞳、そして人形と見紛うほどの可愛く美しい同級生の少女ヴィクトリカと出会う。
そして二人が遭遇する事件をヴィクトリカの『知恵の泉』が解きあかしていく。」

ということで、元々はミステリのジャンルとしては安楽椅子探偵型の本格ミステリだったのですが、やっぱり学園の中で安楽椅子探偵を続けるには無理があるらしく、最近はあちこちにお出かけしてアクションする冒険小説の要素が強くなっています。

まぁ、富士見ミステリー文庫なので、ミステリといっても謎解きの色合いは薄いのはしょうがないですが。

桜庭 一樹ということで、「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」以降にファンになられた方が期待して読むと、甘ったるくて仕方がないかもしれません。

でも、さすが桜庭 一樹というかリーダビリティが高いにも関わらず、文章が軽くなく大人が読んでも楽しめると思います。きっと一度読むと、ヴィクトリカのほっぺをぷにぷにしたくなるに違いありません(違)。

でもメインの読者層はやっぱり少年少女ですね。基本線は一弥とヴィクトリカの恋の行方でしょう。
この6巻では、二人の気持ちに微妙に進展があります。ヴィクトリカが灰色狼から少女に変わって来たというところでしょうか。

ところでうちのおくの人は、絹のターバンがほどけて床に向かっているような金髪は、美しいイメージが沸かないそうです。桜庭さん。
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