「GA 芸術科アートデザインクラス」7 きゆづきさとこ
芳文社 KRコミックス ISBN:978-4-8322-4665-2
3巻~4巻が2年2ヶ月、4巻~5巻が8ヶ月、そして5巻から6巻が1年5ヶ月でした。そして今回は、以前に戻って2年1ヶ月ぶりですか。大変待ちましたよ。でも、最終巻なので、発売がうれしい気もしますが非常に寂しい気もします。
「GA 芸術科アートデザインクラス」は、いつも追加のカラーページが多いので、準備に時間が掛かるんでしょうけれど、今回は最終巻ということで色々と気合が入ったのでしょう。
さて、実は自分は8巻が最終回になるんではと思っていました。元々如月たちが1年から2年に上がるまでというか、美術部のメンバーが卒業するまでをやるんだろうなと思っていました。6巻までが秋だったので、冬から卒業までを2巻分ぐらいでやるのかなという感じですね。そこは読みが外れて、短くなっちゃったのでちょっと残念です。
最近は、どうもアニメ以外の感想をきちんと書けていないのですけれど、この漫画だけは早めにきちんと感想を描きたかったのですが、勿体なくて、ちょっとずつ読んだので遅くなってしまいました。
ということで、「GA 芸術科アートデザインクラス」7巻最終巻感想行きます。
ノダちゃんか如月派です。
ではまず、出版社から、あらすじを引用しておきます。
あらすじ:
まんがタイムきららグループが誇る傑作4コマ「GA」がついに最終巻!
卒業を迎える美術部の3年生。そのとき如月の胸に湧き上がる思いとは…。
アートに包まれた高校生活を、笑いと情感で描き切った必見の一冊です!
感想:
って、今回もいつもながらに、あらすじでも何でもないですね。
この7巻は、冬の季節に合ったというほどでもないですが、卒業シーズンに合わせた内容が展開されました。タイトルが示す通り、元々が美術にマッチした内容の四コマ漫画ではあるのですが、この7巻はかなりその美術面が薄かった気がします。まぁ、最近は当初ほど美術美術していなかったのも事実なんですが。
美術の代わりといってはなんですが、この7巻は別れと出会いがテーマだった気がします。
美術部の先輩たちの卒業では、美術部内部の別れと、如月ちゃんとの別れが描かれました。でも、だだ単なる別れではなくって、前に進む様子も描かれました。
自分の予想では、奈三子さんが美術部に入部して、それに引っ張られて如月ちゃんが入部する的な展開だと思っていたんですがそうではなかったです。そう言えば、空の色っていう伏線が、かなり最初からありましたね。あれを描いたのが誰かというのも早い時期に提示されてましたし。それが繋がったラストは非常に良かったです。感動しちゃいました。泣けてきました。
そして、出会いも描かれました。ナツキちゃんですね。この辺りも前から伏線で仕込まれていたので、mixiのきゆづき先生の日記(ページへのリンク)にある通りかなり計画的に進んでいたのだと思います。非常に綺麗に終わっていました。
ただ、芦原ちゃんと魚住のあれは、ちょっと余計だったかな?それがなければ満点だったかも。いや、のだちゃんのお姉さんの顔も見たかったな。
ということで、もう続きが読めないと思うと、非常に寂しいです。お願いだから「GA材置き場」をまとめて増刊号的に出版してほしいなぁ。バラではほとんど読んでますが。
あと、アニメをもう一度作り直して欲しい。ちょっと、アニメ版は、キャラデザ時点で気に入らなかったので。内容は悪くなかった気もしますが。
ということで、きゆづき先生ご苦労さまでした。『棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜』もそろそろ佳境だと思いますが、よろしくお願いします。
後は、今やっている「きゆづきさとこ展」(GoFaへのリンク)をどうにかして見に行きたいです。いや行けるのは間違いないんですが、前半が怪しいんですよ。3末で一度展示を入れ換えるらしいので、前半/後半とも見たいんですよ。頑張ろうっと。