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ハルチカ~ハルタとチカは青春する~ #06「スプリングラフィ」です。

『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』は、ミステリ小説が原作です。元々その原作のファンということもあったので、アニメを見ることにしました。そういうことなので、実はアニメが始まる前から、小説の感想を書いていますので、参考までにそのリンクを貼っておきましょう。

原作の『ハルチカ』シリーズの感想はこちら

この『ハルチカ』シリーズの内容を簡単に説明しますと、主人公の穂村 千夏(チカ)と、幼なじみの上条 春太(ハルタ)の所属する弱小吹奏楽部が、吹奏楽部の甲子園・普門館(全日本吹奏楽コンクール)出場を目指す青春小説である一方、校内で起こる事件(日常 の謎)を解決する学園推理小説でもあります。

”ハルタ”と”チカ”で『ハルチカ』というわけですね。

先週の第五話は、「エレファンツ・ブレス」ということで、原作の第一巻に戻ってきました。原作は短編集ですので、おおよそ最終話にそれまでの短編を総括する話題がくることが多いのですが、第一巻は、あまりそういう色は強くないです。強いて言えば、担任の先生のちょっとした謎と、後藤朱里ちゃんを置くことでの今後への繋ぎでしょうか。メインの謎自体は、さほど後に続くものでもないですか。

ということで、今週から二年生に進むことになります。

ハルチカ~ハルタとチカは青春する~ 第6話「スプリングラフィ」感想行きます。

原作小説は、単行本になっていない短編を除けば、全作既読です。ハードカバーで買っているほどのファンです。ネタバレは、ミステリなので厳禁のつもりで感想書いていきます。

あらすじ:公式から引用

それは、春の幻――。

まだ春休み中ながら、他の弱小クラブ同様、新入部員確保に精を出すチカ。手続きに来た新入生に声を掛けてはトラブルを起こし、先生から怒られる始末。

だが今のチカには、それとは別に気にかかっていることがあった。春休みにも関わらず、朝練前の音楽室に誰かが出入りをしているようなのだ。

屋上で自主練中のハルタと合流したチカだったが、どこからかクラリネットの音が響いてきて……。

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感想:

ということで、ハルチカ~ハルタとチカは青春する~ 第六話「スプリングラフィ」です。

今週から、原作で行きますと第一巻の『退出ゲーム』から第二巻の『初恋ソムリエ』へと移りました。まぁ、第一巻の範囲にもオリジナルを入れたり、別の巻から持ってきたり、やっていないお話しがあったりで、あまり気にする必要はないんでしょうけれど。

ただ、第二巻の『初恋ソムリエ』には第二巻として、全体を通してのテーマがあったりしますので、それをきちんと盛り込むと、今までの一話完結っぽい展開ではなくなってくるような感じに思われますが、どうするんでしょうか。

ということで、二年生になる前の春休みから物語りが始まりました。入学式で新入部員を勧誘するチカちゃんですが、そもそもチカちゃんにこういうお仕事をやらせるのはどうかということですが、まぁ新入学の生徒にチラシを渡すような一種闘いの要素があるような仕事には勢いで生きているチカちゃんは向いているかもしれませんね。

と、そういうことは置いておいて、問題は今週はどこがミステリだったんですか?ということですか。原作では、もう少しミステリ色があった気もしましたが、結局春の音楽室の謎と、アンサンブルに参加してくるクラリネットを演奏しているのは誰という部分でしょうか。なので、もう少し、謎っぽい演出をしてほしかったところですし、謎解きをして欲しかったところですね。原作では、そういう演出が合った気が。

ただ、結局このお話しは、芹沢直子ちゃんの登場回です。見てもらえばわかりますが、彼女を巡るエピソードは完結していないですし、パーカッションパートのお話しもフリだけですねよ。ちょっとだけネタバレといいますか、見ていたらわかったと思いますが、ここが原作第二巻では繋がる部分になります。パーカッションがどう関係してくるのか、芹沢直子ちゃんは入部するのかですね。