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ラガミ ARAGOTO 第9話「糸の切れる音」です。

あー、記事書いたところで、データが飛んだ。今週は、ちょっと力入れて書いたのに。気力が萎えて半分位に減った。(泣)

『ノラガミ ARAGOTO』は、人気があったように思う『ノラガミ』の第二期です。1年以上経ってますから、当初からの変則2クールというわけではないと思いますが、前作は続きを作れそうな終わり方ではあったような。うちのブログのアクセスですが、毘沙門編が終わって、ちょっと減っている感じですか。

さて、『ノラガミ』の原作は、月刊少年マガジンに連載されているマンガです。コミックスで読んでいます。内容的には、一応伝奇物という感じになるのでしょうか?

原作のあだちとかさんは、この『ノラガミ』の前に連載していた『アライブ-最終進化的少年-』がアニメ化発表の後、突如として中止になった経緯があるので、ようやく念願かなってという感じでしょうか。ちなみに、あだちとかさんは、女性ですね。

まぁ、女性の描く少年マンガということで、特徴としては綺麗な絵とちょっと痛みのあるストーリーが特徴です。

ちなみに、第一期の感想はここを前に

先週は、AパートとBパートでガラッと様相を変えるというような内容でした。

Aパートは御社を手に入れて幸せいっぱいな夜ト。夜トとひよりちゃんたち周りの人々との繋がりを強調する形になっていました。

Bパートは、ととさまと野良が夜トを使役する(?)様相でした。まさに「禍津神」としての夜トという感じでしょうか。夜トはそれを是とせず、解放を求めて黄泉へと向かうことになりました。『記紀』の世界ですか。

ということで、ノラガミ ARAGOTO 第9話「糸の切れる音」感想行きます。

あらすじを公式から引用しておきます。ちなみに、原作は既読ですので、ネタバレしないように注意はしますが、ぽろっと書いてしまう可能性があります。

あらすじ:公式から引用

夜トが消えて一ヶ月が経過した。小福ら彼岸の者は心配を募らせるが、此岸の人間であるひよりは夜トに関する記憶を徐々に薄れさせていく。

その頃、高天原では、”妖を傀儡にする術師”に関して新たな展開を見せようとしていた。タケミカヅチが告げたその正体に、驚愕し信じることのできない毘沙門ら七福神たち。

一方、黄泉から一人の術師を連れ戻すことで、父親から解放を約束された夜ト。野良と共に訪れた先で出会ったその人物は――。

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感想:

ということで、ノラガミ ARAGOTO 第9話「糸の切れる音」です。いよいよ、舞台は、黄泉に移ります。

ちなみに、今週のサブタイトルである「糸の切れる音」ですが、これは、ひよりちゃん側のエピソードでしょうね。ひよりちゃんの記憶から夜トが消えていくという部分を指したものだと思います。記憶が消えることと、夜トとがどう繋がるかは、今までもチラチラと出てきましたが、ここからでしょうね。先輩許すマジ。(苦笑)

それはそうと、今週のエピソードは、夜トが黄泉比良坂にたどり着いたところから始まりました。黄泉ということで、内容的には『記紀』(『古事記』、『日本書紀』)、あと黄泉が坂でなく穴だったので『出雲国風土記』ですかを知っているともっと楽しめるんでしょうね。

ところで、その黄泉と恵比寿との関係がポイントです。ちなみに、恵比寿とは、毘沙門や大国主(大黒)のように海外から伝承した神様とは違い、日本古来の神様ということです。元々恵比寿とは、海神で、漂着神だったようです。どういうことかといいますと、海岸の漂着物を手に入れたときに、漁業が豊漁になったことや、その漂着物が鯨で思わぬ副収入があったことから始まった信仰だという伝承があるようです。

そこから豊漁の神様となり、商売繁盛の神様に繋がり、福の神になったということです。『ノラガミ』で、やたらに恵比寿がお金を数えたりするのは、商売繁盛の神様だからですね。

ところで、恵比寿神は、日本で産まれた神様で後で産まれたためか、『記紀』の黄泉の物語りには登場しません。にもか関わらず、今週恵比寿がイザナミに「会えてうれしかったです、母上」と言ったのは、イザナミの子供で流し捨てられた蛭子命が流れ着いて恵比寿になったという伝承があるからだと思います。もう一つ事代主という説もありますが、興味があれば調べると面白いかも。『ノラガミ』の登場人物総揃いですよ。

ということで、夜トと恵比寿は、黄泉から此岸(しがん)に戻ってこれるのでしょうか。ポイントはひよりちゃんでしょうね。