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Charlotte -シャーロット- 第13話「これからの記録」です。

いよいよ最終回を迎える『Charlotte -シャーロット-』です。広げた風呂敷を見事畳むことができるのでしょうか。いや、先週時点で、その辺りの辻褄合わせはあまりする気はないんだろうなとは思えますが、無事着地してくれることを祈ります。

Keyの麻枝准さんの原作・脚本、Na-Gaさんがキャラクター原案、アニメーション制作がP.A.WORKSということで、『Angel Beats!』スタッフです。それもあって、かなり期待されていた感じです。

第12話は、収集した能力を使ってテロリストに立ち向かってた有宇が、その暴力の前に破れ去りタイムリープ能力を失うという事実から始まりました。絶望的な状態に陥った有宇たちでしたが、友利の発言を契機に、世界中の能力者の能力を奪い去るという行動に出ることにします。

展開が唐突なのはともかく、あと1話でこれを終わらせて、着地させることができるのかがポイントでしょうか。

ということで、Charlotte -シャーロット- 第13話最終回「これからの記録」感想行きます。

Keyのアニメとしては、『AIR』、『CLANNAD』、『Angel Beats!』辺りを見ています。

あらすじ:(公式から引用

有宇が下した決断。
それは地球上のすべての特殊能力者の能力を奪うこと。
それは、すべての能力者を救う選択。

しかしそれは同時に有宇に大きな代償を支払わせる選択であった。

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感想:

Charlotte -シャーロット- Episode13「約束」感想です。

先々週、急展開でテロリストたちが闊歩する世界になっていることがわかりました。そのテロリストたちが能力者たちを虐げて、その力を利用しようとする世界から能力者たちを救うために、いや友利を救うために、有宇は友利の作った単語帳を手に世界の全能力を奪うために旅立ちます。

という展開だったのですが、ダイジェストにしたためか、思ったよりも良かったと思います。もっとグダグダな展開になるのかと思いましたが、必要そうな能力が最初のうちに手に入るとか、資金はどうしてるんだとかの細かいところや、ヘリでのご都合主義的な救出劇(兄は目が治っている?)とかを除けば、それなりにまとまっていたと思います。

まぁ、ヘリは、有宇を賞金首で終わらせないために、政府側とつなげるためにも必要だったのでしょうけれど。

能力者から平等に能力を奪ったり、自分だけ能力で楽になろうとしなかったりとか、なかなか良かったと思います。ラストの有宇と友利ちゃんの部分も、目的をやりきった有宇が暴走の必要もなくなり、やっと得た安息だと思うとなかなか感動的ですし。

ただ、どうしても解せないのが、友利ちゃんがベッドの有宇に語った、脳に負担がかかるという言葉です。あれで、それが分かっているのに有宇に行かせたのかと突っ込みたくなってしまいました。いや、有宇自身がそこまでの決意を持って出かけるのはまだ良いのですが、それならば当然協力者を同行させたり、友利ちゃんが一緒に行こうとするでしょう。一緒に行くと1話でまとまらないでしょうし、単語帳の演出は使えなくなりますけれど。

とはいえ、最終回だけを考えれば、それもまだ許せる範囲のようにも思えます。

問題は、今までも書きましたが、これを1クールアニメとしてみると、3つぐらいの塊に分かれてしまって、繋がりがないところです。生徒会は、有宇と友利を繋げるために出したとか理由はあるのでしょうけれど、テロリストの件とかもう少し練って筋を通しておけば、もっと面白くできた気がします。最終的には、初期の主要人物は必要なくなっていますし。勿体ないですね。

というか、きっとタイムリープの使い方が、自分的に気に入らなかったんで、ちょっとがっかりしたんだろうなと思います。

ということで、最後まで絵は綺麗でしたし、それなりに楽しめたと思います。主題歌は好きでした。