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長門有希ちゃんの消失 第4話「Be my Valentine」です。

この『長門有希ちゃんの消失』は、原作小説『涼宮ハルヒの憂鬱』のパロディギャグ漫画・アニメだった『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』の世界観で、『涼宮ハルヒの消失』の長門有希が願った世界をやろうというものだと思います。

物語は、既にその『涼宮ハルヒの消失』の時系列を外れ、乗り越えて、独自に進み始めている感じです。独自に進み始めるこの辺りからが実は本番でしょう。

ちなみに、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズの感想はこの辺りです。『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』の感想はありません。

先週は、先々週に顔見せした「涼宮ハルヒ」が本格的に物語りに参戦し、長門有希ちゃんに絡んできました。よくよく考えると、いや考えなくても、ハルヒの登場の仕方とか絡んでくる時期とかが『涼宮ハルヒの消失』とは違うので、色々と気になりますが。『涼宮ハルヒの憂鬱』のエピソードが拾われたのは楽しかったですね。

ただ、考えると、この『長門有希ちゃんの消失』の主人公はあくまでも長門有希ちゃんとキョンくんなので、これからはどうしても、ハルヒの注目度は下がるのでしょうね。

ということで、長門有希ちゃんの消失 第4話「Be my Valentine」感想行きます。

原作は、谷川流さんの小説版もぷよさんのマンガ版も既読です。漫画の最新刊は、三月に発売されました。ネタバレには、気を付けるつもりではいます。

あらすじ:公式から引用

バレンタインデーが近づきウキウキして落ち着かない面々。放課後、部活を休みにして有希は涼子と一緒に手作りチョコを作っていた。

一方のキョンはハルヒに連れ出され…。

感想:

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長門有希ちゃんの消失 第4話「Be my Valentine」です。

涼宮ハルヒの登場で、どうしても色んな意味で彼女に注目が集まるようですけれど、この物語の主人公は長門有希ちゃんですから。

そういう意味で、どれだけ長門有希ちゃんが可愛く描けているかがポイントになってくる感じもしますけれど、昨今の萌え(死語)ポイントとも若干違うところに、このお話の見どころはあるように思います。

可愛い~っていうのも勿論あるとは思いますけれど、メインは長門有希ちゃんの言動にいかに共感できるかでしょうか。昔の少女マンガ的な感覚かと。

元々の原作(ややこしい)では、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースとして、ほとんど感情的な反応を示さなかった彼女が、どきどきしてわくわくしてはらはらするということを見て、そしてその感情に共感するというのが正しい(?)楽しみ方だと思います。素直に見たまま楽しみましょうって感じですね。

ということで、どきどきしながらバレンタインチョコを作ってキョンくんに渡そうとしたら、彼にハルヒがすでにチョコを渡していて、どうしよう!という長門さんの気持ちを想像して感情移入してお楽しみください。

本来の原作ですと、キョン視点オンリーなので使えないカットインをうまく使って、キョンとハルヒの関係を煽ってあるのも、原作との比較と言う意味では面白いですね。

原作との比較という意味では、朝倉さんがキョンくんを刺した(シャーペンで)ところが、面白かったです。(苦笑)