Sao01

ソードアート・オンラインII 第23話「夢の始まり」です。

『ソードアート・オンラインII』も残りが少なくなってきました。《マザーズ・ロザリオ》編も終盤に差し掛かっている感じがします。今週以降は、序盤の伏線というか問題提起の回収ですね。

この「マザーズ・ロザリオ」編は、原作7巻で、内容的には「アルヴヘイム・オンライン」《ALO》編の番外編だと思います。はっきり言って、非常に重いエピソードかと思います。「ファントム・バレッ ト」編とは方向性が違いますが、こういうテーマを続けるのはちょっとという気も少しします。

内容的には、アスナちゃん中心の外伝扱いでいいと思います。原作ファンの間では、面白いという方も多いようです。面白さのポイントが、アニメのSAOファンとは違う気がするのが、ちょっと気がかりではありますが。

先週は、ユウキちゃんの謎解きがメインでした。なぜキリトがユウキちゃんに敗れ、何を感じたのか、そしてギルド《スリーピング・ナイツ》とは何だったのかという感じだったでしょうか。

今週は、《マザーズ・ロザリオ》編のテーマが浮き彫りになるかと思います。

さて、『ソードアート・オンライン』は、川原礫さんが原作の電撃文庫の作品です。オンライン・ゲームを世界にした、仮想現実を舞台にしたアニメー ションに なります。アニメーションとしては、2期目ということになりますが、1期には《SAO》編、《ALO》編とエピソードが2つ入っていましたので、実質的に は《GGO》編が3期、この《キャリバー》、《マザーズ・ロザリオ》編が4期的な内容になると思われます。

ちなみに、1期の感想は、カテゴリを前に。番外編の感想もあります

ということで、ソードアート・オンラインII 《マザーズ・ロザリオ》編、第23話「夢の始まり」感想行きます。

原作は、途中まで既読です。それほど熱心な読者ではありませんし注意はしますが、既読者なのでひょんなネタバレにご注意を。

あらすじ:公式から引用

世界初の医療用フルダイブ機・メディキュボイドの被験者として、病院からバーチャル世界にダイブしていたユウキ。末期の病で無菌室から一歩も出られない彼女は、もう一度学校へ行ってみたいと願っていた。

彼女の望みを叶えるべく、明日奈は和人や学校の仲間に協力してもらい、ユウキに学校生活を体験させる。

放課後、ユウキはもう一箇所行ってみたい場所があると言うと、かつて自分と家族が住んでいた場所へと明日奈を案内する。

感想:

Sao03

ということで、ソードアート・オンラインII 第23話「夢の始まり」です。

最初に気になったところを書いておきますか。

ユウキちゃんは、フルダイブしているわけですよね。あのモニターが色々見える世界もフルダイブした中・メディキュボイドの世界。今までは、そこからそれぞれのゲームの世界に向かっていたわけですか。

で、自分はてっきり、ユウキちゃんはAR(拡張現実)でゲームのように現実世界に参加しているものだと思っていました。途中で一瞬読書シーンがありましたが、あの感覚ですね。キリトがやりたいのもそれだった気がしましたし。

それがモニターを見ているということだと、ちょっと違うかなという気もしますが、まぁ1台のカメラですし、無理かな。でっも、ここから、『アクセル・ワールド』にもつながるので、何が正しいかは、ちょっと気になりますね。

それはそうと、物語は面白かったと思います。辛い話ですが、《GGO》編ほど嫌な感じはしないという気がしますし。

ところで、国語の授業が「トロッコ」だったのは、何か意味があるんですかね。「トロッコ」はもう少し低学年でやる気がしますけれど、大人になることへのメタファーって感じだったでしょうか。そうすると、大人になりかけているアスナちゃんの問題と、大人になりたくてもなれないユウキちゃんという辺りに掛かっているのかもしれません。考えすぎか。

その、大人に向かうアスナちゃんですが、母親との確執をクリアして、一つ山を越えたという感じでしょうか。

《GGO》編のころから散々、入れていた見合いとかを含めた母親との問題が、ここで活かされたわけですね。そして、以前ちらっと出てきた、アスナちゃんが複数のアカウントを持っているという説明が、今週に繋がるわけです。それは、どうでもいいか。

母親が陥落するシーンは、非常に良かったと思います。半分は、林原さんの演技力って感じがしますけれど。ずっと走り続けてきたお母さんとしては、あれが許される着地点で、あの風景はその彼女へのご褒美って感じでしょうか。

しっかりと作られていた感じです。ただ、お爺ちゃんの家のテレビは、古すぎる気がしますね。年代設定からすると。(苦笑)