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「悪夢の棲む家 ゴーストハント 2」いなだ詩穂 原作/小野 不由美
講談社 ARIA KC ISBN:978-4-06-380686-1

漫画版の『ゴーストハント 12』巻の感想で、「どうやら、『悪夢の棲む家』はやらないようですね」と書きましたが、コミックARIAの看板として復活しています。そして、順調に巻を進めているようです。

4月7日発売とのことですが、出張に出ていて、本屋に行くこともままならなかったので、入手が遅れてしまいました。おかげで、感想を書くのも遅れてしまったというわけです。

小説版の講談社X文庫ティーンズハート版『悪霊シリーズ』がなかよしKCで出た『ゴーストハント』にあたります。そして、その『悪霊シリーズ』の続編が、講談社X文庫ホワイトハートの『悪夢の棲む家』になります。ホワイトハート版は、色々あって続編が出ませんでしたので、ひとまず「ゴーストハント」シリーズのコミックスとしては、これがラストシリーズになるはずです。

ということで、感想をば。

ひとまずあらすじを出版社から引用しておきます。

あらすじ:

阿川家で次々と起こる怪現象は、ナル・麻衣達SPR(渋谷サイキック・リサーチ)の調査により、隣家の悪質な嫌がらせと判明する。

事件は解決と思われたが、直後、依頼人の翠が血塗れの男の姿を目撃し、調査は続行されることに。

真砂子も加わり、過去の惨劇が徐々に輪郭を現すが、突如、広田が身分を明かし、 ナルを糾弾し始める。調査に水を差された中、頻発する霊現象。

そしてついに麻衣の夢に、笑顔の「彼」が現れ……!?

感想:

1巻の感想にも書きましたが、小説版のティーンズハート版とホワイトハート版の大きな違いは、人称の使い方にあります。ティーンズハート版は、麻衣ちゃんの一人称、ホワイトハート版は三人称になります。(確認するのを忘れてる)

ホワイトハート版の方が、対象年齢を上げたためもありますが、人称を変えたこともあって、あまり麻衣ちゃんが表に出てこず、それもあってティーンズハート版の読者から色々突き上げがあって、小野さんが書くのをやめたという経緯だったと思います。(憶測)

1巻では、コミックスということもあって、人称の問題があまり表に出ず、麻衣ちゃんもほどほどに中心人物として活躍しているので、今までのファンにもバランスが良くなっていた気がしました。

ただ2巻からは、特に問題になったナルの扱いというファンにはデリケートな部分が出てきますけれど、それはあまり気にしない方が楽しめると思います。

さて、全体としては、1巻よりも2巻の方がちょっと内容が下がったイメージです。個人的な感想としては、今までのシリーズにない狭い小さな家の中での事件なのに引っ張り過ぎて中身が薄くなっているためかと思います。とすれば、原作の問題ですね。

ただ、ゴーストハントチームそれぞれに一通り活躍の場があってよろしいのではないでしょうか。特に、今までどちらかと言えば不遇だった真砂子ちゃんが、その能力の高さを示したので。(笑)

どちらにしても、内容的には面白くて続きが非常に楽しみなのですが、次は、一年後ですか。う~ん待ち遠しい。

それよりも、何度も書きますが、小野さん十二国だけでなくゴーストハントの続編書きませんか?それか、『中庭同盟』と『Principia』を出版しませんか?

コミックス版の『悪霊シリーズ』の感想はここを前に

リライト小説版『ゴーストハント』の感想はここ書きました。

アニメ版の感想はこの辺り