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「ましろのおと」(10) 羅川 真里茂
講談社 月刊マガジンコミックス ISBN:978-4-06-371411-1        

「ましろのおと」も10巻です。5ヶ月おきに出ていたんですが、8巻から9巻の間は6ヶ月空いていました。ただ、この9から10巻は4ヶ月ですね。なにかあったんでしょうか。

さて、この10巻は雪が、民謡酒場で行き詰まったところから始まっています。麻仁ちゃんの唄の奏者になるかどうかというところからですね。

9巻までの内容からすると、雪の行き詰まりなので、麻仁ちゃんの奏者になることで、何か解決の糸口を掴むのかというところですが、そんなに簡単には行かないんでしょうね。

梅子が怒ったのもわかるので、この先どういう展開になっていくのかちょっと分からないのですが、ここで自分のみの三味線にもどってしまうと、民謡酒場にやってきた意味がなくなるので、恐らくは奏者を続けるのでしょうが。

ということで、感想行ってみます。

まずは、出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:(公式から引用)

"他人の唄に合わせること"が出来ず、自分の音に迷い続ける雪。はたして、その暗闇から抜け出すことはできるのか!? 

そして、「竹の華」に、かつて雪と競い合った奏者が仲間入り!? 

――試練と再起の第10巻

感想:

おお、9巻で少し盛り下がったかと思いましたが、10巻は面白かったです。

ポイントは、雪がどうやって前に進むのかということですか。

どうしても下のレベルに合わせてしまうと、天才型の雪のレベルが下がってしまうので、それで梅子は怒ったのかと思っていたんですが、どうやら違うようですね。

梅子が怒ったのは、雪が相手を思いやる演奏をしなかったことのようです。

つまり、下のレベルでも相手を見下ろして演奏するのではなく、思いやって演奏することができれば、雪のためになるということですね。

麻仁ちゃんについても同様で、彼女の方に降りてきて演奏をすることで、確かに唄いやすくはなったのですが、それは本来すべきことではなかったということですね。

彼女唄を好きになれば、彼女を思いやって引き上げるような演奏ができるはずということでしょうか。

それが、あの「十三の砂山」になるわけですね。なるほど。相手を思いやって演奏すれば、雪の三味線ならば、相手に感動を与えられるというわけですか。

ところで、梶君が再登場しましたが、何のために出てきたんでしょうか。(苦笑)

ということで、雪が何か掴みかけていますが、次巻は、東ノ宮杯民謡全国大会がいよいよ始まります。楽しみですね。