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「戦力外捜査官 姫デカ・海月千波」似鳥 鶏
河出書房新社 ISBN:978-4-309-02229-1

前巻の感想で書いた通り、この「戦力外捜査官」はシリーズ化されるようですね。

で、この「戦力外捜査官」、1月からテレビドラマ化されるようです。結構錚々たる面子なので、期待のドラマのような気がします。

テレビドラマの公式サイトはここ

ただ、似鳥さんの小説ならば、「葉山くんシリーズ」、「動物園」シリーズの方が、面白いと思うんですけれどね。まぁ、そちらの方が、より本格に近いので、自分に向いているということもあるのでしょうけれど。

で、このシリーズの第1巻は、似鳥さんにしては、あまり本格要素のないどちらかというと、まぁ警察ものですね。推理する要素が少ないし、あとコメディっぽいタイトルにも関わらず、あまりコメディ要素が多くないというところがどうなんでしょう。

ということで、とっとと感想行きます。

ひとまず出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:出版社から引用)

捜査一課の凸凹コンビ、再び登場! 

新興宗教団体がたくらむ“ハルマゲドン”……。妹を人質にとられた設楽と海月は、最悪のテロを防ぐことができるのか!? 

ドラマ化決定のシリーズ第2弾!

感想:

ん~結局なんだか中途半端なんですよね。まぁ、似鳥さんの本は、結構コメディにしたいのに仕切れないというものが多いような気がしますが。重くなりすぎる。

で、もっとあれなのが、今回は特に海月がまったくと言っていいほど活躍しない、「戦力外捜査官」というのが名ばかりという感じなのが問題ですね。

いや確かに「戦力外捜査官」は、海月だけではなく、設楽も含めてなんですが、それでも表紙からみても、設楽がワトソンで海月がホームズですよね。

というか、今回は完全にハードボイルドになってしまっているので、そういう設定も関係なくなっていますね。

で、もう一つ先に書いた通り、重くなりすぎる。特に、設楽の妹部分が一番問題でしょう。あのイニシエーション部分って、結局本編に関係がないので、あれがなければ、もう少し軽い印象で読み進められたような気もします。

それか、ラストに何か影響すれば、もっと違ったのでしょうが。あの、ナイフのシーンが妹かとも思ったのですが、違いましたしね。

しかし、これってテレビドラマにできるんでしょうか?