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「ましろのおと」(9) 羅川 真里茂
講談社 月刊マガジンコミックス ISBN:978-4-06-371393-0         

「ましろのおと」も9巻です。5ヶ月おきに出ていたんですが、8巻から9巻の間は6ヶ月空いていますね。1回休みがあったんですかね。そうか、新章に入るところでですかね。

さて、この9巻は雪が学校をやめて、民謡酒場に勤め始めたところから始まります。けれど、学校やめたら田沼 総一たちとの再戦ができなくなりますよね。やはり、学校の仲間たちと大会に挑むところがもう一度見たいですよね。

ただ、8巻までの内容といいますか、雪ならば、どうしも行き詰まってしまうのも確かなので、どこかで彼のステップアップが必要なんでしょうが、あの環境にいるとそれができそうにないのも確かですよね。

そのために環境を変える必要があったのかなという感じがしています。

ということで、感想行ってみます。

まずは、出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:(公式から引用)

新章突入! 津軽三味線甲子園「松吾郎杯」で田沼総一に敗れ、自分の新たな感情、奏者としての“欲”を知った雪は、高校を辞める決意を固める。

そして門を叩いたのは民謡居酒屋「竹の華」。新たな舞台、新たな仲間、新たな三味線の世界がもたらすものは!?

感想:

ん~、やはり雪は学校をやめたつもりだったけれどもってところだったんですね。まぁ、予想していました。

最初の導入に書いた通り、高校生として大会で田沼総一たちと競うことを考えると、やはり高校生でないとというところですよね。ミュージシャンとしての成長を描くというのもありかとは思うんですけれど、やはり8巻まで引っ張ってきたキャストを捨てて、新しい展開というのは描く方も冒険ですし、読む方も今一つ嬉しくないですよね。

ということで、この9巻は、民謡酒場で歌い手に合わせてというか、歌い手を活かす演奏を学ぶという展開になりました。団体戦のことを考えるとそれもありでしょうし、表現力を高めることを考えると、そういう頑張り方もいいのかなとも思います。

ただ、梅子が考えるように、雪を孤高の天才だと考えると、それは下野するうよなものだも言えるので、彼女が怒るのもわかります。

そうは言っても、学校にいる限りは、自分で自分を高めるしかないわけで、いまの自分に行き詰まりを感じている環境では、それも難しいのも事実。

両方を上手くバランスとって行けるかどうかは、10巻のお楽しみでしょうか。恐らくは、歌い手に合わせるのではなく、歌い手を活かしながらも自分を出すという辺りに何かヒントがありそうな気がします。ただ、それも皆が考えそうなので、もっと何か捻りがあるのかも。

ということで、この9巻は進みが遅かった気がするので、そろそろ10巻では新たな展開を期待したいところです。

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