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「3月のライオン」(9)羽海野チカ
白泉社/ジェッツコミックス ISBN:978-4592145196

感想を書こうと思ったら、ニュースが飛び込んできて、その様子を思っていたら遅くなりました。

羽海野チカ先生が手術・入院で、しばらく休載されるそうで、病名も分からないので心配ですよね。ただ、連載は、年内に再開されるそうで、あまり深刻な状態ではないのでしょうか。

それはさておき、この9巻には「おでかけにニャーしょうぎ」付きの特装版があります。その発売を記念して、なんとニコ生で、「炎のニャーしょうぎ対決 武井壮VS渡辺竜王 武井壮が教える渡辺竜王の倒し方」が放映されます。わらっちゃいますね。渡辺さんなにをやっているのですか。(苦笑)

ええ、もちろん特装版を買いましたよ。

さて、8巻では、零と宗谷名人との記念対局と、島田八段の棋匠戦がメインでした。だいたい、1巻に二つぐらいずつエピソードの固まりがある感じですか。

9巻は8巻のラストで、川本家のエピソードが挿入されていたので、その続きということでしょうか。

ということで、『3月のライオン』9巻感想行きます。

ということで、8巻のあらすじを出版社から引用します。

あらすじ:公式ページはここ

高校進学を前に、ひなたは零の通う高校を受験することを決意。

零もそんなひなたに勉強を教えながら将棋を指す中で、今の自分にとってひなたの存在がいかに大きいかを自覚し出し…。

感想:

この9巻には、大きく二つのエピソードの固まりが含まれています。

前半は、あらすじの通り、ひなたちゃんの高校受験がテーマ。ただ、あらすじの内容に語弊がありますね。零については、自覚し出しではなくって、自覚しですね。

また、メインはあくまでも高校受験を舞台にしたひなたちゃんの成長です。彼女も零を今までと違った感じで意識して来ている感じでしょうか。今まで色々とあった学生生活で、学生生活に目標を持てなくなっていたひなたちゃんが、零の行動で零の通う高校を受験することにします。それを援護する零とバックアップする周りの面々がいいですね。

ひとまず、ひなたちゃんのいじめの問題もここで終わりという感じがしますし。

そして、後半は、宗谷名人とそのライバル土橋九段のお話。虫の話が非常に興味深いです。面白かったです。

その周りで解説などをしている零。B2に昇級することからも、徐々に勝負の世界でひなたちゃん同様前に進んでいる感じでしょう。B2で待ち受ける曲者達も見えてきましたし、次が楽しみです。

「3月のライオン」は、奇数巻の方が盛り上がるという印象がありますので、特にですね。

でも、ひなたちゃん、前の髪形の方がいいなぁ。(笑)