とある科学の超電磁砲<レールガン>S #24「Eternal Party」です。
『とある科学の超電磁砲S』も第24話です。最終回ですね。
『超電磁砲』の後半オリジナルパートは、どうも煮え切らない感じで進んで来ました。今一つ盛り上がらないと言いますか、どうも何をやりたいのか分からないといいますか。
はっきり言ってちょっと迷走というより、走れていない感じでしょうか。
結局、今までのキャラの人気頼りでずるずると来て、最終回になってしまったという感じです。どうも最終回で派手にぶっとばして終わるという1期のラストバトルと同じような展開になりそうです。
ということで、とある科学の超電磁砲<レールガン>S 第24話「Eternal Party」さくさくと行きます。
で、あらすじは、最終回なので、公式では省略している感じですか?。原作は、小説版、マンガ版とも市販物はオールクリアですので、ネタを漏らす可能性があります。
あらすじ:
“スタディ”の“ケミカロイド計画”を阻止し、フェブリとジャニュアリを救うべく、御坂美琴たちは行動を始める。そして、美琴とフェブリは、の“ケミカロイド計画”を阻止し、フェブリとジャニュアリを救うべく、布束砥信の手引きで“スタディ”の本拠地に乗り込む。
感想:
原作マンガの最新刊は、8/27発売でした。感想はこの辺りに書きました。
予想通りの怒涛の最終回でした。が、結局“スタディ”いや有冨の単独行動という感じで収まってしまい、彼らのバックにいる誰かなどという描写は出てきませんでした。普通に考えると、何か背景があるんだと思いますが、その描写はありませんでした。
そのため有冨は、今までの全エピソードで最も小物で、最も独りよがりなラスボスって感じになってしまいました。だって、能力者を逆恨みする的な展開は、幻想御手(レベルアッパー)と同じですからね。
エピソードといいますかアクションは大きく三つ。
一つは、風紀委員(ジャッジメント)たち。これがちょっと違和感カナ。あのような戦いができるとは、ちょっと思えなかったので。いくらなんでも無茶。
特に、あの春上さんのロボット。それにみな簡単にそれを操縦してしまうこと。
というか、皆で協力してやるということが重要なら、発動前にみんなであの髪の毛を外して回るとかで充分やんって感じました。物語のバランスを壊している気がしますですよ。
しかし、婚后光子、湾内絹保、泡浮万彬の能力を公開してしまったのは、続編を作らないということかな?能力名を公開しちゃったし。それがキモなのに。
もう一つが、“スタディ”本部での戦い。
ここに「アイテム」を登場させる必要があったのかということです。まぁ、ここで登場させるならば、その前のちら見せが必要だったのかなという感じですが。
結局ここでの争いを見ていると、この後半エピソードは布束砥信ちゃんの救済エピソードですね。妹達と美琴が救われたのだから、彼女も救われなくてはという感じでしょうか。まぁ救われなくても、美琴が忘れきっていることが問題だったような気がしますが。
それにしても、やはり感情は少し届いていたんですね。
そして、もう一つはミサイル迎撃。あんな無茶苦茶な攻撃をなんでする必要があるのかというと、自爆テロですよね。しかしテロというには決意が足りない。自分を認めてほしいということは、相手を認めていることですからね。
なので、そもそもミサイル発射という行為自体に違和感があったのですが、まぁ良いでしょう。
それを美琴と黒子が迎撃する。1期と被る展開で、結構非難されそうですが、ここはそれなりに面白かった気がします。一応上空30Kmということで成層圏ですから、ひとまず辻褄は合わせているような気はしますし。ただ、静止衛星がある上空からのミサイル到着にしては早すぎの気もしますが。
ということですが、もう少しレールガンらしく発射されれば、もっと見栄えが出て良かったかも。それでも山場として盛り上がった気がします。
さて、これで終わりですが、三期はあるんですかねぇ。禁書目録の方が先ですかね。映画版を三期とすると、すぐに超電磁砲の方が来てもいいんですが。
ということで、次の原作ネタは、オリジナルを挟まなくても2クールやれそうなのでお待ちしておりますよ。ラストのあの人の再登場を伏線だと思っておきます。
・マンガ版「とある科学の超電磁砲」の感想はこちら。
・小説版「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら。
・アニメ版は、このカテゴリを前に。
・アニメ版「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら。
http://tiwaha.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/stokyomx92724-8.html
※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。
ここだけは評価できると思います。
布束の努力にも意味があったというのはいい解釈です。
19090号とのやり取りも感動的でよかったです。
>ミサイル発射という行為自体に違和感があったのですが
そもそも一暗部組織がミサイルなんて所持することを統括理事会が許すはずがないんですけどね。
>一応上空30Kmということで成層圏ですから
いくら成層圏内とはいえ旅客機が飛行する高度の倍以上の高さに制服姿で飛び出すのは普通は自殺行為ですけどね。