とある科学の超電磁砲<レールガン>S #22「STUDY」です。
『とある科学の超電磁砲S』も第22話です。ますます残りが少なくなってまいりました。
『超電磁砲』の後半オリジナルパートも第5話です。ようやく物語りが動き始めた感じですが、どうも盛り上がりに欠けるというか緊迫感に欠ける気がするのは、恐らくは困っているのがフェブリちゃんだけで、一般の人には害が及んでいないように見えるからでしょうか。ちょっと、構成が悪いかなぁという感じもしますね。
「妹達」編は、主人公の美琴自身の事件で、非常にインパクトが強いので、もっと被害が出ているようか、何か重大なことをやろうとしているようでないと、どうしても弱い感じに思えます。
残り話数からすると、ここから調査と秘密の開示がくるんでしょうが、さてどうなりますでしょうか。
ということで、とある科学の超電磁砲<レールガン>S 第22話「STUDY」さくさくと行きます。
で、あらすじは、電撃オンラインから引用します。原作は、小説版、マンガ版とも市販物はオールクリアですので、ネタを漏らす可能性があります。
あらすじ:(『電撃Online』より引用)
フェブリに残された時間は、72時間。
彼女を救う手がかりを得るべく、美琴は収監されているテレスティーナの元に向かう。
学園都市で暮らす子どもたちは、すべて実験用のモルモットだと吐き捨てるテレスティーナ。しかし美琴は、その闇をのぞき見てもなお、学園都市をきらうことはできないと答える。
2人はにらみ合うが、ついに
テレスティーナは美琴に手がかりを与える。それは、フェブリが“ケミカロイド”と呼ばれる存在で、彼女を作ったという学 究会への糸口だった。
一方、偽情報をつかまされた“アイテム”の面々は、自分たちをはめた相手を追い詰めるべく、行動を開始する……。
感想:
原作マンガの最新刊は、8/27発売でした。感想はこの辺りに書きました。
先週から、フェブリちゃんの命が残り72時間ということで、時間の制約が付きました。時間で制約するというのは、サスペンスを盛り上げる常套手段なのですが、やはりどうも事件のポイントがぼやけてしまっているので、今一つ盛り上がりませんね。
その原因は、結局登場人物美琴たちが何を目的に行動しているかが、今一つはっきりしない構成になっていることでしょう。
勿論、フェブリちゃんを救うというのはあるのですが、美琴たちが状況をどう認識していて、どう行動しようとしているのかわからないですよね。今週は、美琴が薬だけでもと行動しましたが、薬を入手するのなら美琴と初春の力でハッキングした方が早そうなわけで、本人が行動するのは犯人を取り押さえるためにも見えます。
でも、フェブリちゃんを作った人間が悪人だと決まっているわけでもないんですよね。勝手に闇に落ちた人間たちになっているようですが。
「妹達」編ではその辺りが整理されて、情報もしっかりと提示されていましたが、この「フェブリ」編はどうも敵とラストだけ決まっていて、そこに向けて繋いでいるだけに見えてしまいます。もっと上手くやれば、「アイテム」を「妹達」編のように敵対勢力っぽく使ったり、美琴たちにも「アイテム」のようにもっと戦闘をさせたりして盛り上げられたと思うのですが。
結局、「アイテム」は、超狂言回し役ってことですね、結局。
実際、敵が悪い奴だということが今週ラストのシーンで、やっと確信が持てたというのも、なんですね。製作者サイドでは、敵対勢力ということで、悪人と決まっていたのかもしれませんが。
さて、とりあえず闇に落ちた有冨が悪人だということが明確になったのですが、彼がラスボスなんですかねぇ。あまりにも小物感が。
とりあえず、一月ちゃんに期待ですね。
あと、今週のBパートは、結構絵が綺麗だったので、今後にちょっと期待が持てました。
・マンガ版「とある科学の超電磁砲」の感想はこちら。
・小説版「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら。
・アニメ版は、このカテゴリを前に。
・アニメ版「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら。
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※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。