Rg 「とある科学の超電磁砲<レールガン>」9 冬川 基 画/鎌池 和馬 原作
アスキー・メディアワークス 電撃コミック  ISBN:978-4048918442

アニメも絶賛放映中で、うちのブログでのアクセスを稼いでいただいている『とある科学の超電磁砲』です。アニメも佳境が近づいて来ていますが、コミックスも発売早々に買って読んでしまいました。もったいない。

連載されている電撃大王で掲載されたばかりのエピソードまで載っていますね。

さて、それはそうとして、『超電磁砲』のヒットに気をよくしたのかどうかわかりませんが、新しいスピンオフが作られるようですね。コミックスの後ろに予告がついていました。

スピンオフは、『とある科学の一方通行〈アクセラレータ〉』らしいです。『超電磁砲』がヒットしたのは、コミックスを担当している冬川 基さんの力が大きいとおもうのですが、次はどうでしょうね。絵柄が、元々のキャラデザ担当のはいむらさんと、ずいぶん違うような気がしますが。試し読みはこの辺りらしいです。

さて、今回の表紙は、レベル5のお二人ですね。その辺りは、感想本文で。

8巻は、婚后さんや湾内さん、泡浮さんが大活躍して、凄く面白かったのですが、9巻ではどうなるのでしょうか。「メンバー」が絡んでいるので、アレイスターもと思ったりしますが、どうなんでしょうか。

ということで、コミックス9巻の感想をば。

出版社にあらすじが落ちていたので、拾っておきます。

あらすじ:

失踪した御坂妹を捜す美琴は、事件の裏で暗躍する超能力者・食蜂操祈と接触。彼女から御坂妹が謎の組織に狙われていると聞かされる。

黒幕はあの『絶対能力進化』計画の提唱者……!?

大人気スピンオフシリーズ、待望の第9巻登場!

感想:

はいはい、8巻から『大覇星祭』編が始まりましたが、そうはいいながらも『御坂妹』編の延長という感じもありました。

ポイントとしては、『メンバー』の登場でしょうか。馬場は引っ込んでしまいましたが、彼女たちが登場したということは、アレイスターの直轄部隊ですから、アレイスターが登場するのかと思いましたが。

9巻のポイントは、こういう感じでしょうか。

以下は9巻のネタバレになりますので、注意してください。
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・『メンバー』が狙っていたのは、御坂妹かと思われたが実は御坂本人?

・『メンバー』の一員と思われた警策看取だったが・・・

・食蜂操祈と『メンバー』は別の目的で動いていた

・食蜂操祈の狙いは、『絶対能力進化〈レベル6シフト〉』計画の提唱者・木原幻生

・警策看取に直接指示しているのは、アレイスターではなく木原幻生

・つまり、アレイスターの直轄部隊『メンバー』とは警策看取は別のもの

・警策看取を追う白井黒子は、暗部組織の存在に気付く

・食蜂操祈は、『才人工房〈クローンドリー〉』のエクステリア計画の被害者

・全てを知った上で行動する木原幻生は、元々『幻想御手〈レベルアッパー〉』を作り出した

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まぁ、『とある科学の超電磁〈レールガン〉』なんですから、美琴から離れた話にはならないとは思いましたが、ここまで『絶対能力進化〈レベル6シフト〉』計画に戻ってくるとは思いませんでした。

『御坂妹』(ミサカ10032号)が事件に絡んでいたので、『絶対能力進化〈レベル6シフト〉』計画に関係しているとは思いましたが。それだけではなくて『幻想御手〈レベルアッパー〉』や木原幻生が絡んできて、今までのエピソードが全て伏線だったのですかって感じですね。

途中までの御坂美琴と食蜂操祈の絡みも面白かったのですが、やはり全てが木原幻生の手の上だったとわかったときのインパクトが強くて、それまでの印象が吹っ飛んでしまいました。

それにしても、食蜂操祈ちゃん色々と可愛いことが分かってきました。特に運動音痴部分には、笑ってしまいました。あと、「エクステリア計画」の衝撃ですね。結果的に美琴と同じような境遇であるとも言えるでしょう。カイツ=ノックレーベンも実はいい人だったようですし。

しかし、木原幻生が『幻想御手〈レベルアッパー〉』を使って、ミサカネットワークに介入したところで、『とある魔術の禁書目録』との関係が気になってしまいました。

あれって、木原数多がやったんではなかったんでしたっけ?この辺りの関係がどうなるのかが気になりますね。

そして、一番気になるのが、「第一候補(メインプラン)の影に隠れたアレイスター君のお気に入り…」の言葉ですね。美琴の最後の姿からすると、ロシアで見せた某一方通行さんの姿に被るんですが・・・。

ということで、某つんつん頭の人がどう絡むのか、黒子たちが何か見せてくれるのか、気になりますね。

「とある科学の超電磁砲<レールガン>」 8巻の感想はこちら
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「とある科学の超電磁砲<レールガン>」 3巻の感想はこちら
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