Hnk 「浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って」青柳碧人
講談社文庫  ISBN:978-4-06-277491-8

えっと、感想を書いておこうと思っていて、書き忘れているものの2冊目です。前巻も感想を書いていたので、ぜひ書いておこうというものです。

ということで、『浜村渚の計算ノート』です。

表紙は、ラノベ風ですが、しっかりと「講談社文庫」です。ラノベコーナーを探してもありません。(笑)ただ、今は講談社文庫ですが、元々は若者作家を発掘する目的だった「講談社Birth」での出版でしたから、ヤングアダルトって感じでしょうか。

まぁ、なんだかそこそこ人気があるようで、コミックス化もされていますから、そのうちアニメ化とかあったりして。ちょっと、アニメとは合わないかな?

ということで、感想行きます。

出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:

え!? 渚が歌って踊って解く!?

「黒い三角定規」といよいよ直接対決! 答えはミュージカルにあった!!

タイトル「4さつめ」ですが、第5巻です!

テロ組織「黒い三角定規」が、いよいよ浜村渚に直接対決を挑んできた。渚と武藤龍之介をミュージカル劇場に招き寄せ、一次方程式を解けという。だが、その問題は普通のやり方では解けないうえに、「黒い三角定規」の驚くべき策略を示唆するヒントまで仕込まれていた! 

シリーズ第五弾、文庫書下ろしで登場!!

感想:

久しぶりな感じもしましたが、今までの発売をみていると、8ヶ月~1年ぐらいの間隔で出ていますから、まぁ今までと同じぐらいの感じですか。

それはさておき、今回は前作とは違って連作短編形式に戻っています。対象の読者層からすると、それが向いている感じもしますね。

内容的には、登場人物のキャラもいよいよ固まってきて、チーム渚は上手く回っていますね。龍之介と渚のコンビもますますいい感じではありますが、今後どうなっていくんでしょうか。

ちょっとネタ的には苦しくなっているのかなという感じもしますが、「黒い三角定規」もトップが変わって、いよいよ佳境に掛かってくるのかなという感じもします。

ということで、ちょっと短編ごとの感想を書いておきましょうか。

◆『モンキィ・ホール・クイズショウ』

かなりのコメディタッチで、この中では、一番面白かった気がします。

◆『折る女たち』

大山さんぴーんち。ということで、ネタ的には、ちょっと無理があるかも。

◆『事情だらけの総合病院』

「ぴゅるる」(笑)ちょっと、今までになくいやな感じの敵がでてきます。数学の部分は、ちょっと唐突で、無理筋だったかな?って、いつもそうか。

◆『オペラ座の未知数』

いや~、それはないでしょう。まさか、ミュージカルとは。(笑)数学は、簡単です。

ということで、続きは、もう少しペースアップされると嬉しいなぁ。

「浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理」の感想はここ