とある科学の超電磁砲<レールガン>S #7「お姉さまの力になりたいですの」です。
『とある科学の超電磁砲S』も第7話です。
先週は、『とある科学の超電磁砲S』のというか『妹達(シスターズ)』編の序盤の山場、対『一方通行(アクセラレータ)』戦でした。
『とある魔術の禁書目録』のアニメでは、実は超能力戦ってあまり描かれていなくって、魔術戦が多いですよね。そして、『超電磁砲』でもあまり超能力バトルって出てこなくって、それが「超能力者<レベル5>」となると、当然もっと稀なわけで。
その辺りを描くのが「超電磁砲」なんでしょう。ですが、魔術は色々と舞台背景(魔法陣とか、ケルトとか)が必要で、それがサブカル的な面白味になっているわけですけれど、超能力はぱっと出してどかんなので、なんでもありになりかねないので、膨らませ方が難しいですね。
かといって、原作通りだと、それこそあまりアニメ化する意味もないわけですから、さじ加減でしょう。まぁ、これまでも原作の基本ラインをきちんと維持してくれているアニメなので、あまり心配はしていませんが。
ということで、とある科学の超電磁砲<レールガン>S 第7話「お姉さまの力になりたいですの」さくさくと行きます。
で、あらすじは、公式に上がっていないので、適度にまとめます。原作は、小説版、マンガ版とも市販物はオールクリアですので、ネタを漏らす可能性があります。
あらすじ:
『一方通行(アクセラレータ)』に一敗地に塗れた御坂 美琴は、それでも研究設備を破壊することで「絶対能力進化計画」を阻止しようと目論む。
まずはハッキングによる破壊活動を、そして通信セキュリティが強固になったあとは、自らが乗り込んでの破壊。活動は連日連夜に及んでいた。
そんな美琴の行動を白井黒子は一人心配していた。
感想:
さて、今週は、原作でスコーンと飛んでいた部分の補完ですか。
つまり、美琴がどのように活動を活発化させたか、そしてどうして黒子がそれを見過ごしたのか、そしてそして、研究機関側はどう防御策を強化させたのか、でしょうか。
ポイントは次回でしょうから、詳細は語りませんが、それにしても研究機関側は、明らかに美琴が襲ってきていることを知っているわけですよね。学園都市側の合法的な機関であれば、もっと穏便な絡め手で、美琴を拘束できるとは思うんですが、まぁやっていることがバレるとまずいのでというところでしょうか。
というか、研究機関側を描いて、あの人を多く出しておきたいという目論みもあるんでしょう。
それにしても、美琴が活動をスケールアップさせる部分は、実質5分もあれば描けてしまえるものでした。ならば、先週のBパートに押しこめれたのではという気もしないではないのですが、やはり美琴の焦燥感を演出するには、スローダウンが必要だったのでしょう。
それを考えると、今週の黒子目線が必要だったのかどうかは、微妙な所ですね。これで、エピソードがもう少し良ければいいのですが、ちょっとできが悪すぎました。絵もあれでしたので、次週への余力をためるための外注回でしょうか。
黒子も暴走しないパターンばかりでは、ちょっと活躍しにくいですし。お姉さまへの思いは、視聴者はもともとよく知っているわけですから、それを延々見せられても、間延びするだけですし。間を置いたのがイケないのではなくて、脚本がだめだったと思いますです。う~ん、失敗回かな?
ということで、エスカレートする美琴の活動に追い詰められた(ようにはあまり見えませんが)研究機関側の反撃が次週ということで、楽しみですね。しかし、彼の名前をここで知るとは。今後お世話になるので、名前がないと感想書きにくいですしね。
いよいよ、あの人達ち、まずはフレンダ出陣です。フレンダ贔屓としては、待ってましたです。
・マンガ版「とある科学の超電磁砲」の感想はこちら。
・小説版「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら。
・アニメ版は、このカテゴリを前に。
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※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。