Rm レンタルマギカ「未来の魔法使い」三田誠
角川スニーカー文庫 ISBN:978-4-04-100758-7-C0193  

半年ぶりのレンタルマギカです。手に入れるまで時間が掛かってしまいました。

これが本当の最終巻です。そう考えると感慨深いですね。7年半前の4巻目からずっと感想を書いてきてますので。シャナやハルヒの次ぐらいに長く書いている感じでしょうか。あ、ムシウタが一番古い感想かも。それを考えると、自分はスニーカーと相性がいいですね。

それはさておき、どうやら、前巻までの『大魔術決闘(グラン・フェーデ)』の後日のようです。確か、短編集だという話しだったような気がするのですが、違いましたね。

後日談ということで、どんな話しを軸にするのか、誰に焦点をあてるのかと思ったのですが、そういうことですか。オールスターキャストですね。

とはいえ、表紙はここに来て新たに登場した彼です。

ということで、感想行きます。

出版社のあらすじを引用しておきます。

あらすじ:

古今東西の魔術の決闘を描いた大ヒットシリーズ完結!
さあ、最後の魔法の話をしよう――


壮絶な結果をもたらした大魔術決闘(グラン・フェーデ)から二年。いくらかの変容を余儀なくされた魔術界は、ようやく落ち着きを取り戻しつつあった。

<ア ストラル>もまた、新たな魔法使いを仲間に迎え、忙しく日々を過ごしていた。そこに舞い込んだ呪波汚染洗浄の依頼。ごく小さな、難易度の低い依頼のはずが、予想外の波紋を呼び――!? 

世界各地に散らばる登場人物たちのエピソードを交えて描かれる、ファン必携の後日譚にして、シリーズ完結巻!

感想:

確かに後日譚ですね。というか、前巻が駆け足で終わったので、その余韻作りというかフォローっていう感じでしょうか。

物語の主人公は、今まで登場して来なかったセリムくんですが、まぁ彼が何か主体的に動くわけではないので、実質的にはみかんちゃんとラピスちゃんが物語を動かしているという感じでしょうか。

ストーリー的には、登場人物的にはアストラル側から描かれていますが、どちらかというと〈螺旋なる蛇(オピオン)〉側のあり方を描いたものですね。惑星魔術がポイントになっていますから。

そこを中心に描いたために、結果として、“魔法使いの幸せ”といういつきの方の考え方には、あまりスポットがあたらなかった感じはありますが。

とはいいつつも、一応オールスターキャストとということで、ほぼ皆に出番があり、それぞれのキモチにも決着が着いていて、綺麗に収まったという感じがします。特に、ラストは、1巻に繋がるという印象もありますから。

自分は、絶対的にアディ派だったのですが、あのラストを読むと、穂波がかわいそうというか彼女の物語でもあったんだなという感じがしました。

ということで、長い物語もこれで終わりです。お疲れさまでした。