Eden 「氷結鏡界のエデン 11 最終双剣-ユミエル・ノイズ-」細音 啓
富士見ファンタジア文庫 ISBN:978-4-8291-3870-0-C0193    

ちょっと遅くなりました。3月に引っ越したんですが、途中の乗換駅にそこそこの本屋があったので、そこでの本購入を目論んでいたんですが、とっとと閉店してしまったんですね。

そもそも、エデンは売っている店では大量にあるんですけれど、小さい本屋には入っていないんですよね。

ということで、移動途中にどうにか手に入れてようやく読むことができました。あとは、『聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)』と『レンタルマギカ』を手に入れないと。

さて、10巻では、「穢歌の庭」に落ちたシェルティスとユミィを中心に、今までの謎がかなり説明されました。そのために深まった謎もありますが。

表紙は、10巻に引き続いてユミィとシェルティスですか。

ということで、感想行きます。

ひとまず、出版社の特設ページからあらすじを引用しておきます。

あらすじ:

いま、一千年の時に終焉がおとずれる――!?

天結宮に突如として出現した幽幻種の群れ。護士が、巫女が、千年獅が、そして皇姫自らが戦線に立つという総力戦のさなか、奇妙な情報が走る――巫女ユミィが “ふたり”いる!?

戦場にありがちな、ただの情報の錯綜なのか、それとも…。

真偽を確かめるべく、塔を駆け上がるシェルティス。だが、時を同じくして、浮 遊大陸全土に“何か”が重くきしむ音が響き渡り、不気味な振動が塔をゆらす。塔の最上階、シェルティスの前に立つ異篇卿イグニドは驚くべき事実を告げる。

「氷結鏡界を維持する鍵、今それは私の手の中にあります」あるべき世界を選択する、重層世界ファンタジー。

感想:

ん~、『黄昏色の詠使い』とのつながりはともかく、『不完全神性機関イリス』とのつながりはますます深まっていますね。元々は、スピンアウトだったと思ったんですが、今では、『イリス』を読んでいないと、わけが分からなくなってきているんではないかと心配です。

というのも、どうどうと「イリス」でのエピソードが本文中に出てくるようになっているからですね。「イリス」を読んでいる人と、読んでいない人とでは、印象がまったく違うような気がします。

さて、物語りは、大詰めですね。作者のあとがきからすると、あと一年の間に二冊で終了とのことです。あ、違うか。「イリス」の二冊と合わせて完了という感じのようですね。つまり4冊で完結ということのようです。

さて、物語りの前半は、皇姫サラが主役を喰っていました。今までは、謎の人っぽい扱いだったのですが、すっかり紗砂になっていました。って、イリスを読んでいないとわかりませんが。

そして中盤、エリエと華宮の活躍かと思いきや、あの方の登場です。サブタイトルからすると、この人の登場が目玉なんでしょうけれど、後半のイグニドの活躍でちょっと影が薄くなったかも。

一方、エリエと華宮は、ある使命を帯びて行動するわけですが、それがラストに絡んできそうな予感です。それも、「イリス」つながりですが。

どちらにしても、結局過去と現在のつながりがポイントで、どうしても「イリス」抜きには語れなくなって来そうです。

さて、残り2巻、ラストはユミィとシェルティスで締めてくれるんでしょうけれど、そこへどう持っていくのか、非常に楽しみです。

今までの感想はここ

『黄昏色の詠使い』の感想はここ