Bm 「ブルーマーダー」誉田 哲也
光文社 ISBN:978-4-334-92855-1

最近、ちょっと本の感想を書いていなかった気もするので、ここらで一つ書いておきます。何だか、たくさん書き忘れている気もしますが、それは少し忙しいのが収まったなら書きたいと思います。

ということで、今週1/26から『ストロベリーナイト』が映画公開される警部補・姫川玲子シリーズということで、誉田 哲也さんの『ブルーマーダー』をば。

もう最近では、すっかり姫川玲子というと、竹内結子というイメージですが、ひょっとすると彼女の一番の当たり役かもしれませんね。テレビを見ていなかった自分でも、姫川のイメージは彼女になってしまってますから。

ただ、菊田は、西島さんのイメージではないですけれど。ちょっと線が細いですよね。

ということで、『ブルーマーダー』感想行きます。

ということで、あらすじから。

あらすじ:(出版社から

あなた、ブルーマーダーを知ってる? 
この街を牛耳っている、怪物のことよ。

姫川玲子。
常に彼女とともに捜査にあたっていた菊田和男。
『インビジブルレイン』で玲子とコンビを組んだベテラン刑事・下井。
そして、悪徳脱法刑事・ガンテツ。

謎めいた連続殺人事件。殺意は、刑事たちにも牙をむきはじめる。
超人気シリーズ、緊迫の新展開!

感想:

う~ん、どうでしょうか。

姫川玲子シリーズというと、警察物ということもあり、当然ながら集団ミステリでもあります。ただ、やっぱり姫川のキャライメージが強いんですよね。

それが、この『ブルーマーダー』では、かなり弱い。というか、ほとん,ど、誰が主人公か分からない、言ってしまえば、姫川班の物語という感じです。

ただ、その姫川班自体は、この前の『インジブルレイン』で解散してしまっているので、実際には存在しないわけです。それでありながら、それぞれのメンバーがこの『ブルーマーダー』事件で繋がってくるというところが見どころでしょうか。

事件は、例によって陰惨な、大量の死者が出るものです。血だけは、あまり流れませんが。ただ、今回もインパクトのある犯罪ということは言えるでしょう。舞台や動機についても、読者に挑戦するようなもので、なかなか面白かったです。

しかし、いつもと違って、本格っぽく犯人をミスリードするような部分があまりないため、今一つ盛り上がりに欠ける感じでしょうか。誉田さんなら、もう少し、ひねってくれても良かったのではないかなぁ。

最初に書いた通り、バラバラになった姫川班が繋がっていくところがポイントなので、恐らくは今後描かれるであろう姫川班復活に繋がるんでしょうか。

時系列的には、『感染遊戯』がこの次に来るのでしょうから、姫川班の復活があるならばその先ということになりますね。(テレビでは、途中に挿入されたようですが。)

そして、そのときに菊田がどう絡んでくるのか、こないのかがポイントになりそうです。

『インジブルレイン』の感想はここ(シリーズ紹介も)