Hkb 「はやて×(クロス)ブレード」(17) 林家志弦
集英社ヤングジャンプコミンクス ISBN:978-4088794860

「はやて×ブレード」(17)です。今回も特装版はないですね。やはり、頂上戦が終わって、人気も控え目になったんでしょうかね。

ということで、黒組が本格的に行動に出るんでしょうけれど、さすがに人間が増えすぎなような気がしますねぇ。もう少し、今までに登場したメンバーの決戦を見たかったんですが。

しかし、難しいのは、一度負けたメンバーの扱い方ですね。玲なんて特に難しそうですね。いや本当に見たいのは、やはり順×夕歩との戦いなんですけれど、それは一度やりましたね。なので、もういいのか。

ということで、「はやて×ブレード」17巻、感想行きます。

まず、出版社からあらすじなどを引用しておきましょうか。

◆あらすじ:

天地ひつぎ率いる天地学園全剣持生へ挑戦状を叩きつけた黒組。

“天地を奪る"と宣言した彼女達が初めに白羽の矢を立てたのはなんと黒鉄はやて!!

執拗に綾那を狙う滝沢秀耶や、黒組の思惑をすっとばし、今度こそ槙&ゆかりとの因縁の対決は叶うのか…!?

 ◆感想:

ネタばれしない感想が難しい。(苦笑)

ん~、表紙が、ゆかりと眼鏡なし綾那だったので、そう来るのかもとは思っていましたが、てっきり秀耶との勝手な因縁戦が先かと思っていました。

しかし、面白いですね。秀耶の因縁をあんな形で一蹴してしまうとは、思いも寄りませんでした。ほんとうに、綾那って。(苦笑)

それはそうと、黒組との戦いと、槙×ゆかり組との決戦を並行して持ってくるとは思いませんでした。いや、今までも色々並行していたかもしれませんが、団体戦となると違ってきますよね。

まぁ、思えば、黒組については1巻から伏線があったというか、最初からそこに持っていくための方法を考えていて、その弾として登場したんでしょうね。

その黒組ですが、まぁなんと10組ですか。ちと多すぎ。こんなに一度に大量に出されると、やはり旧メンバーの扱いが軽くなるか、黒組自体の深堀りができなくなる心配があるのですが、さすが林家さんという感じで、上手く裁いていました。ただ、やはり旧メンバーの扱いが画一的になっているような気が少しします。

それよりも、やはり槙×ゆかり組との決戦でしょう。実は(いや前にも書いたか)、自分は槙×ゆかり組がお気に入りなので、もっと彼女たちうじっくりと描いてほしかった。特に、槙先輩が好きなのですが、どこかを薄くするとすれば、やはり彼女だと思うので。

この巻では、そういう心配は杞憂でしたが。

ということで、次巻は、いよいよ決戦大詰めですか。待ち遠しいですね。