ソードアート・オンライン第２２話「グランド・クエスト」です。
『ソードアート・オンライン』は、川原礫さんが原作の電撃文庫の作品です。オンライン・ゲームを世界にした、仮想現実を舞台にしたアニメーションになります。今年度の「このライトノベルがすごい！」で１位でした。
先週は、アスナさん脱出劇と、直葉ちゃんに感情移入して見ましょう的な展開だったかと。特に、直葉ちゃんはいいですねぇ。「ソードアート・オンライン」でなければ、ドロドロの愛憎劇になりそうな展開ではありますが。（苦笑）
今週は、アスナの居場所を感知したユイちゃんの言葉で暴走したキリトがどう行動するか、そしてそれを目にしたリーファちゃんは、どう対応するのかという感じでしょうか。さて、現実世界の直葉ちゃんは、登場するんでしょうかぁぁぁ。
では、ソードアート・オンライン第22話「グランド・クエスト」感想行きます。
原作は、途中まで既読です。
あらすじ：（公式から引用）
ユイがアスナのプレイヤーＩＤを感知した。
《世界樹》の上部にアスナがいるというユイの言葉に、キリトはいてもたってもいられず翅を広げるが、システムに よる障壁に阻まれて一番下の枝にすら届かない。
しかし、アスナもまたキリトたちの存在を感じ取っていた。アスナは希望を込めてあるアイテムを空に投じる。
改めてアスナ奪還への決意を新たにしたキリトは、《世界樹》の頂上へ至る唯一の道・難攻不落のグランド・クエストに挑む。
感想：
今週は、大きくAパートとBパートに分かれ、それぞれが待ったく別の物語と言ってもいいような展開でした。面白かったですね。特にAパートの後半キリトが無意識にアスナのことを洩らしてしまう辺りからの展開が。
そうですか、演出が大野和寿さん、コンテは長井龍雪さんですか。超豪華ですね。気合が入りまくった回ということでしょうか。
さて、今週もポイントをまとめておきましょうか。
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１．ユイちゃんがアスナの存在を感知、それを聞いたキリトは上空を目指すが、飛行制限で辿り着けない。
２．アスナさんは、ユイちゃんの声を聞き届け、セキュリティカードを見えない誰かに託す。
３．セキュリティカードを受け取ったキリトは、アスナの存在を確信し、《世界樹》の頂上へ向かうためにグランド・クエストに挑む。
４．キリトが突入したグランド・クエストの防御陣は強力で、キリトひとりでは突破できそうにはなかった。奮闘するむなしくキリトは殺される。
５．キリトを助けに来たリーファちゃんは、転送再生される前のキリトを蘇らせる。
６．無茶を止めるリーファちゃんにキリトはアスナを救うためだと洩らしてしまう。
７．アスナの名前からキリトが和人だと気付いたリーファちゃん、いや直葉ちゃんは、フォローに来た和人に心の内をぶちまけてしまう。
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今週も面白かったです。特に演出やコンテ（？）など、細かい部分に関心しました。
原作では、結構キリトの心情やモノローグが登場した気がするのですが、アニメでは、恐らく意識的にキリトのモノローグは削られています。というか、最近のアニメはその辺りを削って演出で見せようとするものが多い気がします。成功しているかどうかは別にして。
で、この「ソードアート・オンライン」ではキリト視点を意識的に削っていくことで、視聴者に直葉ちゃんに感情移入するように仕向けているように思えます。というか、自分が直葉ちゃん派なので、そう思うのかもしれませんが。
ところが今週、リーファちゃんがキリトに告白した場面、それを押し返そうとキリトはアスナさんのことを告白します。このシーンの音楽がずっとキリト視点だったんですよね。最
初にリーファちゃんが、キリトは和人だと気付くシーンでは、キリトは彼女の反応に気付いていません。
本来、直葉ちゃん側に立った演出なら、ここで音楽がとまるもしくは深刻なものに切り替わるのですが、キリトが気付くまで暖かい音楽なんですよ。逆にこの演出で、普通の演出よりも直葉ちゃんの心の動揺が強く伝わった気がします。
あと、直葉ちゃんの叫びのシーン。先週も書きましたが、良くあるセンターに人を置いたバストアップではなく。右側に直葉ちゃんを寄せて、左側に逆光の窓を配置する。当然直葉ちゃんの顔は陰になります。このあたりの演出いやコンテかもは、憎いですね。直葉ちゃんが扉を開けると、逆光の中動揺と決意とごちゃ混ぜになった彼女が光を背負って現れる、ハッとしました。
さて、そんなことはともかく、自分は直葉ちゃんに感情移入して見ているので、今週は非常に辛かったです。涙ちょちょぎれます。ただ、もう行き着くところまで行ってしまったので、後は直葉ちゃんがどう立ち直るかですね。
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昨日にコメントする予定でしたが、まさかの当日に「出張へ」と言われてしまい・・・。
1時間ほど前に帰宅しました。
今、23話を見ております。
なので、22話のコメントを。（汗
＞特にAパートの後半キリトが無意識にアスナのことを洩らしてしまう辺りからの展開が。
ここからが、直葉にとって「怒涛ともいえる」展開でしたね。
まさかの・・・でした。
＞コンテは長井龍雪さんですか。
最近、Blu-rayを買ったと自分のブログで言ってますが、この方が監督をされてた
「『あの』作品」を買いました。
また感想を書く予定です。
＞というか、自分が直葉ちゃん派なので、そう思うのかもしれませんが。
僕も直葉派なのでそう思ってしまうのかもしれませんが、和人視点よりは直葉視点で
構成されていると思います、ハイ。
＞逆にこの演出で、普通の演出よりも直葉ちゃんの心の動揺が強く伝わった気がします。
おお・・・、言われてみれば。
23話が丁度終わったので、22話のこのシーンを見直しました。
＞直葉ちゃんが扉を開けると、逆光の中動揺と決意とごちゃ混ぜになった彼女が光を背負って現れる、ハッとしました。
こういう構図や演出を計算してるのが素晴らしいです。
・・・その才能も私に。（苦笑
＞ただ、もう行き着くところまで行ってしまったので、後は直葉ちゃんがどう立ち直るかですね。
はい、これは23話ですね。（笑
自分のブログも更新できていないので、23話のコメントは後日に。
金曜日までに書きます。