ソードアート・オンライン第10話「紅の殺意」です。
『ソードアート・オンライン』は、電撃文庫の『アクセルワールド』と同じ川原礫さんが原作者である作品です。オンライン・ゲームを世界にした、仮想 現実を舞台にしたアニメーションになります。
ということで、本編が戻って来て進んでいるとはいえ、アスナや《血盟騎士団》との絡みで、ダンジョン攻略はおざなりという感じですか。あ、いやそういえば、先週はボスキャラ倒しましたね。違う方に意識が行っていました。
ボスキャラ倒したという事実よりも、キリトが二刀流使ったということと、《血盟騎士団》の団長ヒースクリフとのやりとりの方が気になって。(苦笑)
では、ソードアート・オンライン第10話「紅の殺意」感想行きます。
原作は、途中まで既読です。
あらすじ:(公式から 引用)
しばらくの間、血盟騎士団から距離を置きたいというアスナ。 キリトはアスナの自由を賭け、アインクラッド最強の男と名高い血盟騎士団団長・ヒースクリフとデュエルで決着をつけることに。
団長の強さを知るアスナはキリトの身を案じるが、簡単に負ける気はないと、キリトは笑ってみせる。
そして大観衆の中、ユニークスキル≪神聖剣≫の使い手・ヒースクリフと≪二刀流≫使い・キリトの一騎打ちが幕を開ける。
感想:
さて、第十話です。先週を受けてのアバンですが、どちらかといいますと、ヒースクリフ団長のユニークスキル≪神聖剣≫の説明から始まりました。
もう少し、ヒースクリフ団長とキリトとのデュエルを長くやるのかと思いましたが、Aパートのしかも序盤に決着がついてしまいました。まぁ、初撃決着モードなのですぐ決着がつくと言えばつくんでしょうけれど。
さて、そういうことで、今回のポイントは2点でしょうか。
(1)デュエル
二人のユニークスキルの使い手の激突でした。ユニークスキル≪神聖剣≫の使い手・ヒースクリフと≪二刀流≫使い手・キリト。軍配は、キリトではなく、ヒースクリフ団長に上がりました。
ここでのポイントは、ヒースクリフ団長は、HPがイエローゾーンになったことがない凄腕にも関わらず、キリトはそれと対等に闘うということでしょうか。それとも、ヒースクリフ団長が、キリトと対等以上に闘い、勝利を得たということでしょうか。
いや、本当のポイントは、ちょっと別にあるのでしょうけれど、具体的に説明はされていなかったですね。
といいますか、やはり小説だと、キリトとかの心の中とかをしっかり描かれいて分かりやすいのですが、アニメでそこをあまり具体的にやると、説明的になってしまいますからね。昔のアニメなどでは、野球の投手が投げたボールを打つまでに10分ぐらい考えていたアニメとかありましたが、最近は闘いの現実感やスピード感を重視するからか、あまり説明しませんね。善し悪しなんでしょうけれど。
(2)プロポーズ
クラディールの件はポイントではないのということですが、結局彼はキリトとアスナを結びつけるための捨て駒なんですよね。エピソード内イベントといいますか。ただ、本編前に組み込まれた短編で、ラフィン・コフィン(笑う棺桶)をやっておいたので、分かりやすくはなっていましたね。
さて、すべてはキリトと、アスナに収束して行きましたが、ちょっとバタバタだったかも。今週のお話は、本来2話ぐらい掛けてやるべきだったのではないでしょうか。原作をちょっとはしょりすぎだったかもという気がします。システムでの結婚やハラスメントの説明もなかったですし。
といいますか、もう少し情緒ある感じが欲しかったですか。間が足りないのでしょうか。もったいなかったといいますか、キリトの決意やアスナの決意が見えにくかった気がします。ニヤニヤ展開の裏側とか。今まで原作よりもサチの話しとか強調していたのに。
特にアスナを助けにキリトが飛び込んで行く場面とか。あと、どうしてアスナがキリトを助けに現れたのかとか。ご都合主義に見えず、それでいてアスナのサチに対抗して(?)発言した「守る」という言葉を裏打ちするためにも、少し説明が欲しかったかも。
そういう意味では、今週キリトがアスナにサチの説明をするところで「赤鼻のトナカイ」の回を挿入して、2話で構成するのが良かった気がします。どうでしょう。
しかし、キリトってまだリアルでは結婚できる歳ではないのに、ここのシステムでは結婚できるんですね。
次週は、そうですね。オープニングで登場しているのに、本編には出ていないあの人のお話ですね。2巻の短編はすべて回収ということですか。
それはそうと、ゴドフリーさんって死んだのにほとんど無視状態ですか可哀相に。(苦笑)原作では気にならなかったような気がしますが、どうでしたっけ?
http://riksblog.fool.jp/public_html/mt5/anime/now/2012/09/sao-10.html
http://scriptor.blog54.fc2.com/blog-entry-1972.html
http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-397.html
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>もう少し、ヒースクリフ団長とキリトとのデュエルを長くやるのかと思いましたが、Aパートのしかも序盤に決着がついてしまいました
早かったですよね。
もっと引っ張ると思ってたんですけど。
>ここでのポイントは、ヒースクリフ団長は、HPがイエローゾーンになったことがない凄腕にも関わらず、キリトはそれと対等に闘うということでしょうか。
>それとも、ヒースクリフ団長が、キリトと対等以上に闘い、勝利を得たということでしょうか。
キリト視点かヒースクリフ視点か、ですね。
藍麦さんが先に書かれている通り、キリトの心情があると見方がさらに「キリト視点」となるでしょうが。
>アニメでそこをあまり具体的にやると、説明的になってしまいますからね。
ほんと難しいですね。
心情部分が多い小説では、アニメ描写をやりにくく、そのバランス調整が困難ですね。
読んでいると、心情部分が多いとも感じないんですけどね。
>週のお話は、本来2話ぐらい掛けてやるべきだったのではないでしょうか。
あ、やっぱりそう思われましたか。
重要なエピソードであると思うんですけど、色々と端折っていましたね・・・。
>今まで原作よりもサチの話しとか強調していたのに。
オリジナルシーンも使ってましたけど、案外「あっさり」な印象を受けました。
・・・良いのかな、と。(汗
>ご都合主義に見えず、それでいてアスナのサチに対抗して(?)発言した「守る」という言葉を裏打ちするためにも、少し説明が欲しかったかも。
・・・いたた、仰る通りです。
>今週キリトがアスナにサチの説明をするところで「赤鼻のトナカイ」の回を挿入して、2話で構成するのが良かった気がします。
なるほど、その構成もアリですね。
それか、もうちょっとキリトの「思い」を語るシーンを増やすとか。
>2巻の短編はすべて回収ということですか。
その話だけでは尺が不足してそうですので、オリジナルエピソードも挟んでくるのかなぁ。
>原作では気にならなかったような気がしますが、どうでしたっけ?
アニメも原作も同じ扱いだったので、気になりませんでした。(笑