Hk1 氷菓 第七話「正体見たり」です。

アニメ版『氷菓』も、原作ですと『遠まわりする雛』シリーズですね。『遠まわりする雛』から三本目です。

大好きなシリーズ小説が原作なので、ちょっと応援記事を書いてみてみたりしています。

『氷菓』とミステリについて論じてみようかと(第1話終了時点)

『氷菓』とミステリについて論じてみようかと(その2)(第2話終了時点)

『氷菓』とミステリについて論じてみようかと(その3)(第4話終了時点)

ところで、〈古典部〉シリーズだけでなく、作者の米澤穂信さんが今の日本のミステリ作家の中で一番のお気に入りだということもありますので、当然原作感想などもありますよ。

原作の感想はこの辺り
えるちゃんイラストはこの辺り

さて、本筋に帰りますと、今週は、原作では『遠まわりする雛』の中の短編、「正体見たり」です。原作ですと、出版順ですと、『愚者のエンドロール』の方が先なんですが、時系列でシャッフルされているようですね。

ということで、氷菓 第7話「正体見たり」感想行きます。

もちろん原作は既読です。

あらすじ:(京アニサイトから引用)

温泉旅行。摩耶花の親戚の姉妹、善名姉妹登場。えると奉太郎は二人、温泉に入りに行く。

服を脱ぐ二人。湯に浸かる二人、浴衣姿の二人・・・。

感想:

はいはい。「正体見たり」ですが、原作の感想では後味悪いお話って書いているんですよね。アニメでは、その辺りどういう感じになるのでしょうか?

で、見てみたのですが、基本的には原作通りで、ちょっと大きな改変がありました。

◆「わたし、気になります」

大きな改変とは、謎解きには関係がありませんので書いておきますが、ラストシーンです。ラストシーンが原作では読者にお任せになっているのですが、アニメではしっかりと描写されていました。

まぁ、書かれていない部分をしっかり描写したので、改変とは言い切れないんですが。アニメが原作のイメージ通りとういう可能性もありますから。

Hk2 自分は、原作では文字通りに読んだので、「後味悪い」お話しに感じたんですが。それが改変され、しっかりと描写することで、視聴者にはさわやかなラストになるようになっていました。

時系列など、作者の米澤穂信さんの監修が入っているようなので、このラストは作者が思ったように直されているのか、それとも元々そういうようなつもりだったのかという可能性が高いと思われますが、これ一つで作品の印象が180度近く変わってしまいました。

◆温泉回です

全体としては、温泉回ということで、それ以上のものはあまりなかったような感じです。まぁ、えるちゃんと奉太郎の間が、少し接近したような感じがするとか、また、奉太郎の株が上がったなとかありますが。

で、全体としてはその温泉シーンをしっかりやるためかどうか、ちょっとバタバタした感じでした。特に冒頭の枯れ雄花の会話のシーン。あそこは重要な伏線なんで、もう少し奉太郎を絡めて欲しかった気が。原作とは、ちょっとタイミングなどが違っていましたし。

温泉シーンでは、妙に男風呂に力が入っていましたし。どうも、メインターゲットを女性に置いている気もしないではない。(苦笑)

まぁ、通してみると、結局枯れ雄花とえるちゃんの姉弟が欲しいという部分に、上手く集約する形にまとめられていて、悪くはなかったと思います。 

◇おまけ

さて、今週のエンドテロップは、先週に引き続いて「Little birds can remember」でした。直訳すると「雛は忘れない」ですね。これは、アガサクリスティのElephant can remember」(象は忘れない)のタイトルのパロディです。「象は忘れない」は、象の記憶力がいいことからの寓話ですね。

これがどうなのかというと、このシリーズが原作の『遠まわりする雛』なので、そこまで行かないと、ネタバレになってしまうので、あまり書けません。もう少し後で書きましょうか。

とはいいつつも、次週は、『愚者のエンドロール』に入るので、再びエンドテロップの言葉が変わりますね。(笑)

■アニメ特別感想はここ

『氷菓』とミステリについて論じてみようかと
『氷菓』とミステリについて論じてみようかと(その2)
『氷菓』とミ ステリについて論じてみようかと(その3)

■小説〈古典部〉シリーズの感想はここ

「氷菓」の感想はここ
「愚者のエン ドロール」の感想はここ
「クドリャフ カの順番」の感想はここ
「遠まわりする雛」の感想はここ
「ふたりの距離の概算」の感想はここ

■ちなみに〈小市民〉シリーズの感想はここ

「春 限定いちごタルト事件」の感想はここ
「夏 期限定トロピカルパフェ事件」の感想はここ
「秋期限定栗 きんとん事件〈上〉」の感想はここ
「秋期限定栗 きんとん事件〈下〉」の感想はここ

※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。