Hyou1 氷菓 第一話「伝統ある古典部の再生」です。

「わたし、気になります」

はいはい、待っていました。この2012年春のアニメの中では、自分の大本命です。

ところで、どうしてこういう中途半端な日程で放送を始めることにしたんでしょうか。まぁ、いいですけれどね。待ち遠しかったので、ちょっと愚痴ってしまいました。

まぁ、自分は、この原作も大好きで、小説は全部読んでいますし、制作は京都アニメーションですし、期待しない方がおかしいという状況です。トップ絵もえるちゃんにしていますし。

原作の感想はこの辺り
えるちゃんイラストはこの辺り

というか、〈古典部〉シリーズだけでなく、作者の米澤穂信さんが今の日本のミステリ作家の中で一番のお気に入りだということもありますから。

それはそうと、アニメです。どうやら、このアニメ版では、米澤さんは構成に関わっているとのことですから、ちょっと原作とは構成が変わるんでしょうね。もちろん、原作の出版順に進めると、時系列が混乱してしまうので、そうするんでしょうが。

恐らく「氷菓」の次に短編集の「遠まわりする雛」をばらして持ってくるんでしょう。

ということで、氷菓 第1話「伝統ある古典部の再生」感想行きます。

もちろん原作は既読です。

あらすじ:

何事にも積極的に関わらない折木奉太郎だったが、姉の命令で部活をすることになる。その部活とは廃部寸前の〈古典部〉。

奉太郎が向かった部室となる特別棟の地学教室、そこには一人の少女がいた。彼女は千反田えるといい、〈古典部〉に入部したと語る。

廃部を免れたため入部する義理はないと考えた奉太郎だったが、えるがいた地学教室に鍵がかかっていたことから、事態は思わぬ方向へと向かい始める。

感想:

やはり、時系列を揃えてきましたか。ただ、これは冒険ですね。

この〈古典部〉シリーズの原作は、エンジンがかかるまでに時間が掛かります。つまり、各本の冒頭の短編などはそんなに派手な内容はなく、地味に展開するんですよね。日常の謎ですし。その地味が二冊分重なると、というわけです。

で、見た感じ、やはりちょっとこの第1話は地味ですね。しかも、Bパートに持ってきた「遠まわりする雛」の「やるべきことなら手短に」が、えるちゃんのことをある程度知った奉太郎という感じのお話なので、少しAパートからギャップがある感じを受けました。ここには、オリジナルエピソードを挟んでも良かったんではないかな?

もしくは、ちょっと時系列を変えて、「氷菓」側の原作エピソードを持ってくるとか。

ただ、まぁ日常の謎系のミステリで、そんなに派手ではないエピソードがベースになるために、こういう展開が多くなりますよね。もう少しこの進め方に慣れるしかないって感じでしょう。

で、物語自体ですが、原作で読んだときよりも、わかりやすい感じがしました。というか、小説で読むと、もう少し謎っぽい感じがしたのですが、アニメーションの絵で見ると、あまり謎って言う感じがしないですね。

小説だとあくまでも奉太郎の一人称視点なんですが、アニメだと、映像の三人称視点との組み合わせになるためでしょうか。

その映像ですが、さすがに京都アニメーション、ぬるぬる動きます。そして、あの演出。

「わたし、気になります」

ええ、えるちゃんお得意のこのセリフは、セリフだけでなく大きな瞳と、彼女のパーソナルスペース(つまり距離が近すぎる)がポイントになるのですが、それがそれがよく分かる演出でした。おもしろい。確かに絡め捕られるって感じですもんね。(笑)

 

まぁ、三人の登場人物の説明が今回のポイントのようなものなので、それは良く伝わったのではないでしょうか。

しかし、えるちゃん可愛い。

ということで、全体としては可もなく不可もなくという感じで始まりまった感じですが、まぁ予想していた範囲です。後は、メインの事件が動き始めるまでの見せ方がポイントでしょう。なにしろ、奉太郎が省エネな人ですから。(苦笑)

期待しています。

■小説〈古典部〉シリーズの感想はここ

「氷菓」の感想はここ
「愚者のエン ドロール」の感想はここ
「クドリャフ カの順番」の感想はここ
「遠まわりする雛」の感想はここ
「ふたりの距離の概算」の感想はここ

■ちなみに〈小市民〉シリーズの感想はここ

「春 限定いちごタルト事件」の感想はここ
「夏 期限定トロピカルパフェ事件」の感想はここ
「秋期限定栗 きんとん事件〈上〉」の感想はここ
「秋期限定栗 きんとん事件〈下〉」の感想はここ

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http://innamiblog.blog28.fc2.com/blog-entry-891.html

※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。