Ed 「氷結鏡界のエデン 9 決戦限界‐アマリリス・コーラス‐」細音 啓
富士見ファンタジア文庫 ISBN:978-4-8291-3741-3-C0193  

ちょっと遅くなりました。ちょっと感想を書きたい本がたまっていて、それを優先したので。ということで、本の感想強化週間として、火曜日はイレギュラーですが、感想を書いておきます。

というのも結構人気があるようで、『氷結鏡界のエデン』の感想を探しにアクセスして下さる方が多いからです。ちょっと取り急ぎ書いておこうかと。

8巻から第二部ということで、どうやら「穢歌の庭」との関係を中心に描いていくっぽいですけれど。この先は、いよいよ『黄昏色の詠使い』との関連が出てくるように思えるので、その辺りが気になりますね。

ということで、感想行きます。

ひとまず、出版社の特設ページからあらすじを引用しておきます。

あらすじ:

「単純この上ない二択です。このまま穢歌の庭の扉が開ききって浮遊大陸が滅亡するのを待つか、それとも、ありとあらゆる犠牲を覚悟のうえでセラの虚像と戦うか」

氷結鏡界を突破した三体の幽幻種――『セラの虚像』。

天結宮を追放されたシェルティスの前に現れた異篇卿イグニドは、セラの虚像を一緒に倒そうとシェルティスに提案を持ちかける。

一方、天結宮では、巫女のユミィが、統制庁のゼアドールたちと共に
セラの虚像の討伐に向かうことになり――。

交錯するそれぞれの思惑、壮絶なる死闘、そして明かされるイグニドの正体
――

絶望の中で少女の祈りが世界を守る、重層世界ファンタジー。

感想:

表紙は、シェルティス・マグナ・イール、ユミィ・エル・スフレニクトールと、空白(イグニド)ですか。確かに中を読むと、そういう感じですね。モニカも別の意味で目立っていますが。

まぁ、やはり全体としては、ユミィ回だったとは思いますが、イグニドの正体がポイントになるので、そちらがメインかもしれませんね。

この8巻は、「穢歌の庭」からやってきた『セラの虚像』との闘いをメインに進んでいきます

<以下、本の中身に言及している部分があります。ネタバレはしませんが未読の方はご注意を>

それと戦うために、一時的に天結宮、統制庁そして異篇卿が手を結びます

その中心となっているのが異篇卿なんですが、闘いの組み合わせで、結果的にユミィがポイントになってしまっています。

というのも、ユミィが禁断水晶の最後の適格者であったためなんですが、どうもそれだけではないようですね。その禁断水晶関係で、彼女の能力だけが『セラの虚像』と渡り合える状況だったからですね。なぜそういうことになったのか、今までのユミィの幻想とどう関係するのかは読んでもらってというかこれからでしょう。

そして、それが今回明らかになったイグニドの素顔や真名とどう結びつくのか、この先が楽しみですね。いろいろ考えられるんですが、もしそうならば、どうしてイグニドは、『セラの虚像』との闘いで、シェルティスに協力を仰いだのか。自らは手を出せない理由があるんでしょうか?

もう一つ、モニカの行動とか、イリスのセリフとかいろいろどきどきポイントがたくさんあって、非常に面白かったです。

あと、ゼアドールがいいですね。メイスを投げるシーンとかわくわくしました。

ということで、続きが非常に楽しみなんですが、イリスのシリーズがあるので、また少し間が空きそうですね。

『氷結鏡界のエデン 楽園幻想』の感想はここ
『氷結鏡界のエデン 2 禁断水晶』の感想はここ
『氷結鏡界のエデン 3 黄金境界』の感想はここ
『氷結鏡界のエデン 4 天上旋律』の感想はここ
『氷結鏡界のエデン 5 絶対聖域』の感想はここ
『氷結鏡界のエデン 6 絶対聖域』の感想はここ
『氷結鏡界のエデン 7 空白洗礼』の感想はここ
『氷結鏡界のエデン 8 悲想共鳴』の感想はここ

『黄昏色の詠使い』シリーズの感想はここ