灼眼のシャナⅢ-Final- 第22話 「異邦人の夢」です。
さて、シャナもいよいよ22話、残り少なくなってきました。残り2~3話でしょうか。
前回は、シャナの口から彼女たちフレイムヘイズたちの目的が語られました。
ただ、それが前々回の“笑謔の聘”ロフォカレとどう繋がるのか。『大地の四神』の恐怖を“徒”たちに植えつけるという目的とリンクしていると思われるのですが、ただロフォカレは断りましたからね。
そして、吉田さんはピンチに陥りましたが、あの爆破の結果はどうなったのでしょうか。まぁ、次回予告からある程度見えているんですけれどね。
ということで、灼眼のシャナⅢ-Final- 第22話 「異邦人の夢」感想行きます。
さて、原作は当然既読です。コミックス版からフルコンプリート。DVDもあります。
あらすじ:(公式から引用) できず
御崎市から吉田 一美を連れ出そうとする[百鬼夜行]だったが、“蠱溺の盃”ピルソインの自在法『ダイモーン』に惑わされ、『真宰社』へと向かってしまう。そこには“煬煽”ハボリムの“燐子”が待っており、“深隠の柎”ギュウキの車は集中砲火を浴びてしまう。
しかし、やられたかに見えた[百鬼夜行]は、ギュウキの自在法『倉蓑笠』を使い、囮と隠蔽で逃げ延びていた。ただ、彼らを庇った『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウは、重傷を負っていた。
そんな、彼らの前に現れたのは、『万条の仕手』ヴィルヘルミナだった。彼女は、古くからの友人である『約束の二人』を守ることを躊躇していた。しかし、『炎髪灼眼の討ち手』シャナと『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーの言葉で、自分の想いに従う事にしたのだ。
ヴィルヘルミナの助力で、[百鬼夜行]は、『真宰社』内部へと逃げ込む。そこは、何かの発射口のようだったが、その装置を休止させることでひとまず落ち着く。
カムシンは、[百鬼夜行]と吉田 一美を守って奮戦するが、『教授』“探耽求究”ダンタリオンの「我学の結晶エクセレント252580-揮拳の圏套」を進化させた『揮散の大圏』などの集中砲火を浴び、苦戦していた。
他方、『鬼功の繰り手』サーレと『極光の射手』キアラ・トスカナは、『教授』を倒すために作戦を練っていた。そしてその作戦とは、追い込まれたフリをすることだった。その隙にサーレは『真宰社』の外壁にある機器管理室と鉄巨人を結び、『揮散の大圏』の爆発に管理室ごと『教授』を巻き込ませることに成功する。
『教授』を失った“祭礼の蛇”坂井 悠二は、このときが潮時と、シャナに改変された『大命詩篇』をバックアップに切り替えることを決断する。
しかし、それがフレイムヘイズたちの狙いだった。バックアップには、マージョリーの手によってコルデーの内容と同じ改変を施されていたのだ。
感想:
さてさて、今週もちゃくちゃくと原作の最終巻を消化していますね。いよいよ終幕近しです。今週は、3期でも一番というぐらいに良かった気がするので、キャプも多めに。
今週は、[百鬼夜行]の種明かしから始まりました。この逃亡劇に何の意味があるのって思っていましたが、それがピースとして嵌って、絵が繋がって行くと心地良いですね。
しかし、御崎市決戦の前の闘いでは、あれだけ有利だった[仮装舞踏会](バル・マスケ)が、これだけ苦戦するということは、どういうことでしょうか。守る物があるというのは『神門』があったので同じですし、そうするとデカラビアが悠二よりも優秀だったということでしょうね。(違)
ということで、今週のポイントは、「[百鬼夜行]ぐっじょぶ」もしくは「マモンさんカッコイイ」でしょうか。今週も、例によって自分なりの解説を。基本はアニメ版と辻褄を合わせた解説です。
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◆◇◆試験に出るシャナ用語◆◇◆
◆◇[仮装舞踏会](バル・マスケ)
⇒『星黎殿』改め『真宰社』
・“祭礼の蛇”坂井 悠二
[仮装舞踏会]の『盟主』。『零時迷子』の“ミステス”である坂井 悠二の体を代行体として使い具現化している。
『教授』を失うことで“銀”や竜尾をも失い、どんどん弱体化しています。ピンチに陥った挙句、マージョリーの罠に嵌ると、いいところナシです。(汗)
・『将軍』“千変”シュドナイ
創造神“祭礼の蛇”の眷属である『三柱臣(トリニティ)』の一角。サングラスをかけたおっさんの姿。
「そういうことか!」。今週は、ボーっと闘っていた感じですね。ここから見所があるのでしょうか。
・『参謀』“逆理の裁者”ベルペオル
創造神“祭礼の蛇”の眷属である『三柱臣(トリニティ)』の一角。三つ目。
この前の奥の手とは、このバックアップ装置だったのでしょうか・・・。(笑)ということで、バックアップでのリストアを敢行しました。(苦笑)
・『巫女』“頂の座”ヘカテー
創造神“祭礼の蛇”の眷属である『三柱臣(トリニティ)』の一角。少女の巫女姿。今は、生贄となって、『大命詩篇』の繭の中に。
「まだ気持ち悪い」(苦笑)
・『教授』“探耽求究”ダンタリオン
長い白衣を着、メガネをかけたヒョロ男。
今週のアイキャッチ担当。渋いやん!
鉄巨人を使って「我学の結晶エクセレント252580-揮拳の圏套」を強化した『揮散の大圏』に自らが巻き込まれることに。少し前から話題になっていた、逃げるのが得意というのが伏線でしたね。しかし、最後まで彼らしくて、良かったです。お疲れ様でした。
・“驀地祲”リベザル
カブトムシのような姿をした紅世の王。外界宿征討軍東部方面主力軍司令官。
イーストエッジと対峙していました。
・“蠱溺の盃”ピルソイン
ぶかぶかのローブを着た(オープニングでは袋を背負った)、子供の姿をした「自在師」。
マモンを救い出しましたが・・・。
・“煬煽”ハボリム
ガスマスクをした、双頭の紅世の王。外界宿征討軍西部方面主力軍司令官。
サウスバレイと対峙していました。
・“獰暴の鞍”オロバス
シュドナイの乗る馬。
ウェストシェアと対峙していました。
・“朧光の衣”レライエ
シュドナイの副官である自在師。白衣の女性。
オロバスと一緒。
・“冀求の金掌”マモン
紳士の身なりをしている長身の男。
相も変わらず、『教授』の尻拭いをするために、一所懸命頑張っていました。そして、『教授』のあまりにもの散り方に呆然とする間に、キアラにやられてしまいました。(苦笑)
それにしても、『真宰社』を守って死んで行くなど、最後まで本当に忠将でした。
◇◆フレイムへイズ兵団
・『炎髪灼眼の討ち手』シャナ
“天壌の劫火”アラストールの二代目フレイムヘイズ。
えっと、何していましたっけ。あ、ヴィルヘルミナの背中を押して、吉田さんの心配をしていました。
・『万条の仕手』 ヴィルヘルミナ・カルメル
“夢幻の冠帯”ティアマトーのフレイムへイズ。
悩んでいましたが、遂に友達を守ることに行動に出ます。
ティアマトーの長台詞は、ヴィルヘルミナの悩みなどがアニメになっていない部分(主に原作10巻)に描かれているので、いいシーンなんですがもったいないなぁという感想。
・『極光の射手』キアラ・トスカナ
“破暁の先駆”ウートレンニャヤと“夕暮の後塵”ヴェチェールニャヤのフレイムヘイズ。現在は、二代目の『極光の射手』。少女の姿をしている。
今週も“ゾリャー”で縦横無尽に飛び回っていました。“冀求の金掌”マモンを討滅していました。相変わらず、スタッフに贔屓されている感じでよろしい限り。
・『鬼功の繰り手』サーレ
“絢の羂挂”ギゾーのフレイムヘイズ。ガンマンスタイルの男性。
コミカルな動きで、視聴者を呆然とさせますが、それが目を引かせるための演技だとは。いや、勝手にそう思っているだけです。そういう演出だったりするなら、ごめんなさい。(笑)
・『星河の喚び手』イーストエッジ
“啓導の籟”ケツアルコアトルのフレイムヘイズ、全ての星を見た男。『星河の喚び手』イーストエッジ。
『メテオ』でぶちかましながら、ピルソインと闘っていました。
・『群魔の召し手』サウスバレイ
“憚懾の筦”テスカトリポカのフレイムヘイズ、死者の道を指す男。『群魔の召し手』サウスバレイ。神輿に乗っています。
あまり目立ちませんでした。
・『滄波の振り手』ウェストショア
『大地の四神』の一人。“清漂の鈴”チャルチウィトリクエのフレイムヘイズ、波濤の先に踊る女。『滄波の振り手』ウェストショア。女性です。
彼女だけ相手が二人というのは、酷い仕打ち?
・『弔詞の詠み手』マージョリー・ドー
“蹂躙の爪牙”マルコシアスのフレイムヘイズ。
隠密行動の目的が判明しました。しかし、復帰してからは、めちゃ強ですね。恋が彼女を変えたのでしょうか?(笑)
・『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウ
“不抜の尖嶺”ベヘモットのフレイムヘイズ。
ああ、お嬢ちゃん(吉田さん)を守って酷い傷を負っていました。彼女との関係の顛末はどうなるのか、見所ですね。
ああ、次週は・・・。吉田さんとカムシンの因縁については、アニメだと1期を見てください。
◆◇その他・吉田 一美
[百鬼夜行]と一緒に逃げ回っていました。彼女がこんなに鍵を握る存在になるとは思いませんでした。と言いつつ、アニメだけだと、どうして彼女に全てが収束していくのか分かりにくいですね。彼女というよりも、その腕の中の存在が重要なんですが。
・“彩飄”フィレス
・ヨーハンフィレスとヨーハン二人で『約束の二人』と呼ばれる。
さてさて、吉田さんの腕の中にありますが、ロフォカレを歓喜させたその存在とは。
・[百鬼夜行]
三人組の“紅世の徒”。だから、エピソードなしでいきなり出してもねという感じでしたが、いつの間にか馴染んでいました。
ギュウキの自在法『倉蓑笠』で、頑張っていましたが、やはり今週のポイントはあれでしょう。今週のMVPかも。(苦笑)-----
ということで、今週からは、もう毎週山場ですか。『教授』残念でした。というか、彼とマモンが退場すると、キアラの出番が減りそうなので・・・。(汗)
次週は、フリーダー、ロフォカレ側の動きも見えてくるかなぁ。というか、あの人の退場ですかね。今週退場かと見せかけていて、次回予告で生きているネタバレをまたやっていましたし。(苦笑)
◆ブログ内リンク
・アニメ版「灼眼のシャナ」、「灼眼のシャナII」の感想はこの辺り。
・OVA 「灼眼のシャナS」第IV巻 -オーバーチュア 後編-の感想はこの辺り。
・OVA 「灼眼のシャナS」第III巻 -オーバーチュア 前編-の感想はこの辺り。
・OVA 「灼眼のシャナS」第II巻 -ドミサイル-の感想はこの辺り。
・OVA 「灼眼のシャナS」第I巻 -リシャッフル-の感想はこの辺り。
・OVA 「恋と温泉の校外学習!」はこの辺り。
・劇場版「灼眼のシャナ」の感想はこの辺り。
http://innamiblog.blog28.fc2.com/blog-entry-700.html
※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。
マモンの死亡は残念です。キアラに轢き逃げされて、半身を無くしましたが徒にしてみれば、存在の力を補給して療養すれば快復できそうでしが、それをせず迷わずあの行動。まさしく忠臣ですね、それなのにレライエは「胡散臭い」と疎むなんて…
一瞬写ったイーストエッジとリベザルのラフファイトが格好良かったです。リベザルは自在法を何重にも重ねがけして決死の覚悟で戦ってますが、イーストエッジと戦って生還するのはやっぱり凄いですね!
まあイーストエッジはリベザルに死なれては困るから手加減したんでしょうね(笑)。