S1 灼眼のシャナⅢ-Final- 第21話 「一つの理」です。

さて、シャナもいよいよ21話、残り少なくなってきました。このペースだと24話ですか。

前回は、シャナがついに『大命詩篇』の断片を宝具『コルデー』に仕込んで打ち込みました。

一体それで何が変わるのかがポイントですね。ただ、それだけで終わりというわけでもなく、その後になにかありそうですね。そうでないと、フリーダーが動く必要がないですから。

次回予告からすると、いろいろな闘いが再開し、そして『約束の二人』が登場していました。どういう展開なのでしょうか。楽しみです。

ということで、灼眼のシャナⅢ-Final- 第21話 「一つの理」感想行きます。

さて、原作は当然既読です。コミックス版からフルコンプリート。DVDもあります。

あらすじ:(公式から引用) できず

『炎髪灼眼の討ち手』シャナは、『大命詩篇』の断片を宝具『コルデー』を『真紅』に乗せて“頂の座”ヘカテーを包む『大命詩篇』の繭に打ち込む。

それは、『大命詩篇』という式の破壊ではなく、その改変が目的だった。

シャナは語る。創造される新世界に「新たな理」を持ち込むのだと。新世界では、“徒”が人間を喰らうことができない、それの理が目的だったのだ。

その改変を知った『教授』“探耽求究”ダンタリオンは怒り狂う。『鬼功の繰り手』サーレは、その隙を突いて、ダンタリオンを討ち取ろうとするが、“冀求の金掌”マモンを始めとする敵の防御を崩せずにいた。

そのころ、[仮装舞踏会](バル・マスケ)の幹部に接触した『大地の四神』は、シャナと彼らの惨殺の目的を語り始める。

それは、新世界に生まれ出る新たな“徒”が人間を喰らうことができなくなるようにすること。人間を喰らえばその先にあるのは「死」であると伝えること。それを伝えるために多くの“徒”たちを殺戮し、その事実を作ろうとしていたのだ。

「創世記は、今も続いている」

『大地の四神』の目的は、そうやって未来を作り続けることだったのだ。

一方、吉田 一美は、夢で『約束の二人』に出会っていた。

夢の中で『永遠の恋人』ヨーハンは語った。『零時迷子』を坂井 悠二に渡してしまった彼は、長くは存在していられないと。ヨーハンは、大命遂行を利用して『大命詩篇』改変の方法を伝え、かつて“棺の織手”アシズがなし遂げようとした『壮挙』を実現しようとしているのだと。

ヨーハンたちは、それを友人である『万条の仕手』 ヴィルヘルミナ・カルメルに伝えるように頼むと姿を消した。

現実に戻った吉田は、[百鬼夜行]の車の中にいた。御崎市から吉田を連れ出そうとする[百鬼夜行]だったが、“蠱溺の盃”ピルソインの自在法『ダイモーン』に惑わされ、『真宰社』へと向かってしまう。

そこには“煬煽”ハボリムの“燐子”が待っており、“深隠の柎”ギュウキの車は集中砲火を浴びてしまう。

感想:

さてさて、今週もちゃくちゃくと原作の最終巻を消化しています。ラストに向けて、サブキャラの心理描写などを組み込んでいる関係で、進みが少しスローになったでしょうか。

今、ストーリーというか闘いは、大きく分けて三局面に分かれています。

・シャナ、『大地の四神』を始めとするメインの新世界創世に向けての闘い

・サーレ、キアラとダンタリオンとの親子喧嘩

・『約束の二人』と吉田 一美

サーレ、キアラは、メインストーリーに絡んでくるわけではないので、二局面と言ってもいいかもしれません。

S0 で、物語の理解を難しくしているというか、複雑な構造にしているのは、恐らくは『約束の二人』なんでしょう。それを退けて考えれば、そんなに難しくないと思います。今週丁寧に『星河の喚び手』イーストエッジがシャナたちの目的を語ってくれましたし。

ということで、今週のポイントは、「イーストエッジさん、もう少し優しい言葉で語ってくんない?」もしくは「やっぱり原作10巻がないとわけわかんないのでは」でしょうか。あるいは、「キアラ、可愛い~」。今週も、例によって自分なりの解説を。基本はアニメ版と辻褄を合わせた解説です。

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◆◇◆試験に出るシャナ用語◆◇◆

◆◇[仮装舞踏会](バル・マスケ)

⇒『星黎殿』改め『真宰社』

祭礼の蛇”坂井 悠二

[仮装舞踏会]の『盟主』。『零時迷子』の“ミステス”である坂井 悠二の体を代行体として使い具現化している。

今週は、悠二ではなく、『盟主』の色合いが強かった感じ。

・『将軍』“千変”シュドナイ 

創造神“祭礼の蛇”の眷属である『三柱臣(トリニティ)』の一角。サングラスをかけたおっさんの姿。

今週は、ヘカテーを心配しているだけで、特に何もしていませんね。

・『参謀』“逆理の裁者”ベルペオル 

創造神“祭礼の蛇”の眷属である『三柱臣(トリニティ)』の一角。三つ目。

やることはやったので、傍観者という感じでしょうか。

・『巫女』“頂の座”ヘカテー 

創造神“祭礼の蛇”の眷属である『三柱臣(トリニティ)』の一角。少女の巫女姿。今は、生贄となって、『大命詩篇』の繭の中に。

「気持ち悪い」(苦笑)

・『教授』“探耽求究”ダンタリオン 

長い白衣を着、メガネをかけたヒョロ男。逃げることにかけても天下一品。

『真宰社』の外壁にある機器管理室で、いろいろ叫んでいました。力が入りすぎて、聞き取りにくい。(苦笑)

鉄巨人を使って「我学の結晶エクセレント252580-揮拳の圏套」を進化させた『揮散の大圏』で、サーレ、キアラと戦っていました。

“驀地祲”リベザル 

カブトムシのような姿をした紅世の王。外界宿征討軍東部方面主力軍司令官。

イーストエッジと対峙していました。なんとなく、全体の中で一番の常識人っぽいのは気のせいでしょうか。(笑)

・“蠱溺の盃”ピルソイン

ぶかぶかのローブを着た(オープニングでは袋を背負った)、子供の姿をした「自在師」。

姿を見せませんでしたが、自在法『ダイモーン』でその存在を知らしめていました。

“煬煽”ハボリム 

ガスマスクをした、双頭の紅世の王。外界宿征討軍西部方面主力軍司令官。

サウスバレイと対峙していました。まぁ、イーストエッジのように言葉が通じる人でなかったのが残念でした。

獰暴の鞍”オロバス

シュドナイの乗る馬。

ウェストシェアと対峙していました。というか、張り倒されていました。可哀相に。

・“朧光の衣”レライエ

シュドナイの副官である自在師。白衣の女性。

オロバスと一緒。自在法『ニムロデの綺羅』でウェストシェアに闘いを挑みます。まぁ、オロバスより格上だというのがよく分かりました。(笑)

・“冀求の金掌”マモン

紳士の身なりをしている長身の男。

相も変わらず、教授の尻拭いをするために、一所懸命頑張っていました。(苦笑)

◇◆フレイムへイズ兵団

・『炎髪灼眼の討ち手』シャナ

“天壌の劫火”アラストールの二代目フレイムヘイズ。

『大命詩篇』を埋め込んだ『コルデー』を『大命詩篇』の繭にぶち込んだ目的を語りました。人間を喰らえなくするのだと。

・『万条の仕手』 ヴィルヘルミナ・カルメル

“夢幻の冠帯”ティアマトーのフレイムへイズ。

いただけ。ただ、ヨーハンの言葉から、まだ出番があるという予感をさせていました。

・『極光の射手』キアラ・トスカナ 

S2 “破暁の先駆”ウートレンニャヤと“夕暮の後塵”ヴェチェールニャヤのフレイムヘイズ。現在は、二代目の『極光の射手』。少女の姿をしている。

今週も“ゾリャー”で縦横無尽に飛び回っていました。今週はついに攻撃を開始。スピードスターですし、かなり強いですね。

登場回数も相当なので、かなり優遇されている感じがします。人気もありそうですし。

・『鬼功の繰り手』サーレ 

“絢の羂挂”ギゾーのフレイムヘイズ。ガンマンスタイルの男性。

先週の不完全燃焼状態から、今週は大活躍。ただ、ちょっとカムシンと被ってしまうのが残念かな。

『星河の喚び手』イーストエッジ

“啓導の籟”ケツアルコアトルのフレイムヘイズ、全ての星を見た男。『星河の喚び手』イーストエッジ。

今週も『メテオ』でぶちかましていました。一番言葉が難しいですが、『大地の四神』の中では、一番普通の分かりやすい語りをしていた気がします。

『群魔の召し手』サウスバレイ

“憚懾の筦”テスカトリポカのフレイムヘイズ、死者の道を指す男。『群魔の召し手』サウスバレイ。神輿に乗っています。

とりあえず、殺して殺して殺しまくるぜと宣言していました。

『滄波の振り手』ウェストショア

『大地の四神』の一人。“清漂の鈴”チャルチウィトリクエのフレイムヘイズ、波濤の先に踊る女。『滄波の振り手』ウェストショア。女性です。

相変わらず泣きながら踊っています。言っていることとやっていることが相反しています。ただ、強いですね。

・『弔詞の詠み手』マージョリー・ドー 

“蹂躙の爪牙”マルコシアスのフレイムヘイズ。

隠密行動の謎はまだ分からぬまま。今週は傍観者でした。

『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウ 

“不抜の尖嶺”ベヘモットのフレイムヘイズ。

ああ、[百鬼夜行]と一緒に追い込まれていました。

◆◇その他

吉田 一美

ヨーハンに何かを託されていましたが、結局それを理解できたんでしょうか。

ただ、その前にピンチです。

“彩飄”フィレス

ヨーハン

フィレスとヨーハン二人で『約束の二人』と呼ばれる。

さてさて、一体何をしようとしているのでしょうか。というか、原作の10巻を読んでいる人には明確なんですが。“棺の織手”アシズがなし遂げようとした『壮挙』ですが、それが何かもわかりませんね。

・[百鬼夜行]

車の“深隠の柎”ギュウキ、運転手の“與隷の御者”パラ、上に乗っている用心棒の“坤典の隧”ゼミナの三人組。

三人の名前が分かったかなと思ったら、いきなりピンチに。爆発しましたが、大丈夫だったんでしょうか。

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ということで、今週は種明かしのはずだったのですが、原作を読んでいない人には分かりにくかったかも。特にヨーハンの語りは、原作10巻を前提にしていますからね。

あと、イーストエッジは、文字で読むのはいいのですが、語りだけだと分かりにくいですね。

次週は、ピンチに陥った[百鬼夜行]など、いろいろ動きがありそうです。が、せっかく次回はどうなるんだろうって興奮の引きだったのに、次回予告で台無しです。本当にこのスタッフは、何考えているんだ。

◆ブログ内リンク

原作版「灼眼のシャナ」の感想はこの辺り

アニメ版「灼眼のシャナ」、「灼眼のシャナII」の感想はこの辺り

OVA 「灼眼のシャナS」第IV巻 -オーバーチュア 後編-の感想はこの辺り
OVA 「灼眼のシャナS」第III巻 -オーバーチュア 前編-の感想はこの辺り
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劇場版「灼眼のシャナ」の感想はこの辺り

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※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。