kuro3「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜 きゆづきさとこ


芳文社 KRコミックス ISBN:978-4-8322-7769-4


うううぅ。(号泣)

いや、KRコミックスの値段の高さに泣いているのではありません。待ってましたよ。2巻が出てから、4年半経っています。発売予告されてからも3年です。2度の延期を乗り越えついに。何が理由かは分かりませんが、ひとまず連載も再開されるようで良かった。


コミックスを見れば、理由が分かるかと思いましたが、表紙裏に自虐ギャグがあるくらいで、特に理由の説明はありませんでした。しかし、あの表紙裏は、いつもギリギリだなぁ。(苦笑)


それでも待った甲斐はありました。

ということで、「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」3巻感想行きます。

ではまず、出版社から、あらすじを引用しておきます。

あらすじ:

魔女にかけられた呪いを解くために旅を続けるクロ。行く先々で出会う不思議なモノたち。

鏡屋敷の少女、黒鉄の森の発条仕掛けのヒト、願いを叶える引き換え の樹、木漏れ日の中のつぎはぎの魔女…。

果たして旅の行方は。

感想:

面白いです。いよいよ佳境っていうか、本筋展開開始って感じがします。

しかし、『棺担ぎのクロ。』を読むといつも思うんですが、4コマの形態を採っていますが、内容はファンタジーのストーリーマンガですよね。それでも4コマであることが効いていると思います。

4コママンガの形態なので、テンポが一定なんですよね。なので、淡々とした『棺担ぎのクロ。』の雰囲気を出すのには丁度いいというか、そういう感じがします。これが、ストーリーものにするとコマで起伏が作られるので、どうしてもここまでこういった、ん~「童話の読み聞かせ」?的な雰囲気を出すことはできなかったでしょう。

恐らく、童話的な物語展開は、最初から狙っているとは思います。ただ、それにしてもやはり重くて暗いです。これで、きゆづき先生ならではの軽いギャグが入っていなければ、どれだけ沈んだ物語になっていたでしょう。

さてさて、全体のストーリーとしては、ずいぶん大きく動きました。2巻の「モー」の話しぐらいから、動き始めていたとは思いますが。もちろんセンのことやニジュク、サンジュの過去、再びの「魔女」なども大きいのですが、やはりクロ自身のことでしょう。あのラストは気になりますよね。

「クロ」はニジュクとサンジュが付けた名前で、彼女自身の名前は別にあることは、以前から示されていました。それがここに繋がるわけですね。なるほど。

19世紀ということで、戦争の影が忍び寄り、いよいよ暗くなってきますが、続きが気になって仕方がないです。

あと、例によってきゆづき先生のコミックスは、カラーがふんだんにあって嬉しいですね。それがみな綺麗。全面黒の縁取りとか、このカラーとか、絵を見るだけでも価値があると思います。

もちろん、物語も素晴らしいです。多分、だめな人は全く受け付けないような物語である気もしますが、未読の人には是非読んでみて欲しいです。

1、2巻の感想はこの辺り。「GA芸術科アートデザインクラス」1巻の紹介も。
「GA芸術科アートデザインクラス」2巻の感想は この辺り。
「GA芸術科アートデザインクラス」3巻の感想はこの辺り。
「GA芸術科アートデザインクラス」4巻の感想はこの辺り。
「GA芸術科アートデザインクラス」アニメ版の感想はこの辺り