R 「とある科学の超電磁砲<レールガン>」7 冬川 基 画/鎌池 和馬 原作
アスキー・メディアワークス 電撃コミック  ISBN:978-4048709767

12/17本日発売ということですが、Amazonくんでは売り切れですね。電車で読んでいると、斜め前に座っていた兄ちゃん(大学生?)も読んでました。売れていますね。

今月は、『新約 とある魔術の禁書目録(3)』も出ているので、「とある」月ですね。『新約』の方でも、結構美琴が活躍していましたので、「美琴」月と言ってもいいかもしれません。

表紙は、御坂 美琴と佐天 涙子と、あの方ですね。本編を読んでから見直すと一興です。なるほど~、あのシーンかぁ。

ということで、「とある魔術禁書目録」の映画化も決まってますます絶好調ですが、こちらの『量産型能力者(レディオノイズ)』編といいますか、『絶対能力者進化(レベル6シフト)』編も終盤です。今までの「とある科学の超電磁砲」とは違って、半分当麻が主役なので、どう締めてくれるか楽しみです。

ということで、コミックス7巻の感想をば。

出版社にあらすじが落ちていたので、拾っておきます。

あらすじ:

本気の力を見せた「一方通行」の前に倒れた上条当麻。窮地に陥った美琴は、「妹達」の力を借り、この状況を打破しようとするのだが……。

学園都市最強の能力者「一方通行」との死闘に決着のときが訪れる。

感想:

今回は、冒頭が『絶対能力者進化(レベル6シフト)』編の終幕で、短編を挟んで『大覇星祭』編の開始です。

なかなか面白かったです。

それぞれの感想を書いておきましょうか。

◆38~39話

『絶対能力者進化(レベル6シフト)』編の終幕です。

この話しは、『とある魔術の禁書目録』では当麻と一方通行の視点や感情の描写のバランスが絶妙で面白かったんですが、美琴視点にするとやはりちょっと苦しいかなっていう感じがします。前巻までは、決戦にたどり着く前だったので、美琴視点も面白かったんですけれどね。決着が美琴以外なので、どうしてもカタルシスが不足するというか。

ただ、後日談のミサカ10032号(御坂妹)と美琴のエピソードが面白かったです。でもこれだと、『とある魔術の禁書目録』と齟齬が出ないかい?

◇『鉄橋は恋の合図』

表紙のシーンですね。面白かったです。名前を呼んで~ですね。

◆40~41話 派閥

婚后光子が転向して来るお話し。アニメ版『とある科学の超電磁砲』との時系列に齟齬があるような。原作の小説版『とある科学の超電磁』とは合っている気がします。

婚后さんのファンが増えそうなお話しです。

というか、超能力者(レベル5)第5位、食蜂 操祈の初登場に完全に喰われた感じもします。まぁ、彼女の本格登場は初めてですからね。「心理掌握(メンタルアウト)」が非常にチートな能力ですね。

◇42話 Rainbow's End

初春と佐天さんのお話し。いい感じです。

ところで、佐天さんだけなぜ「さん」付けで呼ばれるのでしょうか。(苦笑)

このストーリーの伏線が、41話にあります。というか、これで時系列を整理するしかないですね。小説版にないこの話がアニメ版の『とある科学の超電磁砲』の番外編ですよね。

ところで、この花言葉、普通に考えると間違いですが、どうなんでしょう?

◆43~44話

『大覇星祭』編のスタートです。

しかし、結構学園都市暗部っぽく登場した食蜂 操祈を早くもギャグ面に落としています。というか、削板 軍覇がいいキャラすぎます。というか、とういうか、第六位が全部持って言っていますね。(大笑)

しかし、これほどレベル5が揃ったのは初めてですよね。垣根 帝督と「心理定規」とかあの姿とか、彼をギャグにしていいのかな?(苦笑)

で、食蜂に宣誓をお願いに来ている彼は、天井 亜雄の上司だった彼ですよね。語尾がカタカナの喋り方もそうですし。

超能力側に視点を当てているので、『とある魔術の禁書目録』よりも『大覇星祭』という舞台が活きそうで、非常に楽しみです。

ということで、続きが楽しみです。アニメの二期も来ないかな?

「とある科学の超電磁砲<レールガン>」 6巻の感想はこちら
「とある科学の超電磁砲<レールガン>」 5巻の感想はこちら
「とある科学の超電磁砲<レールガン>」 4巻の感想はこちら
「とある科学の超電磁砲<レールガン>」 3巻の感想はこちら
「とある科学の超電磁砲<レールガン>」アニメ版の感想はこちら
小説版「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら
アニメ版「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら