S1 灼眼のシャナⅢ-Final- 第7話 「神門」です。

今週は、OPソングであるKOTOKOさんの『Light My Fire』の発売日ですが、圧倒的に苦戦しています。最終ランク的には、恐らく15~20位ではないかと。やはり川田さんでないといけないのか。

ということで、10/8発売の原作最終巻『灼眼のシャナ XXII』読みました。感想も書きましたよ。

最終22巻の感想はここに書きました

さて、今週でやっと「神門」ですね。ようやくここまできましたか。予想では、ここまでを2~3話ですっ飛ばすと思っていたんですけれどね。ちょっと、まじめに原作通りやりすぎてだった感じがします。盛り上がりに欠けるというか。

この後がアレばかりになるんだし、そこに説明的な部分は割り込ませてもよかったんではと、今更ながらに思います。

ということで、灼眼のシャナⅢ-Final- 第7話 「神門」感想行きます。

さて、原作は当然既読です。コミックス版からフルコンプリート。DVDもあります。

あらすじ:(公式から引用) できず

[仮装舞踏会]の『盟主』となった『創造神』“祭礼の蛇”坂井悠二によって幽閉されている『炎髪灼眼の討ち手』シャナを『巫女』“頂の座”ヘカテー様が襲う。闘う術を持たないシャナは、苦戦を強いられるが、機転で部屋の外に合図を送り難を逃れる。

そのころ“祭礼の蛇”坂井悠二は、あることをなし遂げようとしていた。それは、数千年の昔“祭礼の蛇”が、追放された先である『久遠の陥穽』へと到達する『詣道』へと至るための門であった。彼は、その『久遠の陥穽』にある“祭礼の蛇”本体を取り戻そうというのだ。

そして、『神門』は成った。

そのとき“祭礼の蛇”坂井悠二は、シャナの危機を目撃し、彼女を救う。シャナを殺すよりも捕獲したままでいることが、“天壌の劫火”アラストールを封印することになるのだと。

一方、御崎市では、吉田一美が、『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウと出会っていた。吉田は、カムシンに、“彩飄”フィレスが彼女に『ヒラルダ』を預けた意味を問う。

『神門』が成った今、[仮装舞踏会]がすべきことは“祭礼の蛇”本体を取り戻すこと。“祭礼の蛇”の代行体・坂井悠二とその眷属たちは、『久遠の陥穽』へと向かい『神門』をくぐる。

感想:

今週もゆったりと進んでおりました、と。そしてまさかの二期殺しというか無視の説明とか。(苦笑)いや面白いんですが、原作読んでいない人や、シャナにそれほど思い入れがない方にはどうかと。

ということで、今週のポイントは、『久遠の陥穽』だったと思うんですが、どうでしょうか。『久遠の陥穽』他については用語説明で、今週もアニメ版の辻褄合わせを試みてみます。(苦笑)

さて、それにしてもどうしてここにきて原作に忠実にやる気になったんでしょうか、J.C.STAFFさん。恐らくは、原作を再構成してアニメ化するだけの余裕がないんだと思いますがどうでしょうね。

ただ、原作小説で静かな展開部分を少しずつ読むのと、アニメで1ヶ月かけて見るのとではまったく違います。アニメは週刊連載なんですから、毎週若干の山場を作るのが基本だと思うんですけれど。なので、やはり今週までの序章部分は、再構成してうまく盛り上げてほしかった。

しかし、今週は原作を読んでいないと、いや読んでいても油断するとまったく分からない語句が山ほど出てきたような気がしますので、例によって自分なりの解説を。基本はアニメ版と辻褄を合わせた解説です。

ネタバレ的な記述はしません。(つもり)

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◇◆試験に出るシャナ用語

・『神門』

『久遠の陥穽』へと至るための『詣道』へ到達するための門。

今週“祭礼の蛇”の代行体・坂井悠二が呼び出しましたが、今までもったいぶっていたのは、零時直前にやらないと存在の力の浪費が大きいため、なので。

[仮装舞踏会]が御崎市にこだわったのは、この『神門』を開くことも含めた『大命』成就に適した場所だったから。その詳細説明がアニメであるかどうかは今後。

・『久遠の陥穽

「帰らずの秘法」、原作では「やらい」(追い払うこと)と称された秘法によって、数千年の昔、フレイムヘイズに敗北した“祭礼の蛇”が追放された場所。

「あらゆる法則から外れた、神さえ無力な世界の狭間」らしい。ポイントは、そんな場所で、どうして“祭礼の蛇”は活動できたのかということですね。軍師から旗印を受け取ったと語っていましたが。

・『詣道』

『久遠の陥穽』に閉じ込められた“祭礼の蛇”本体とこの世を結ぶ道。眷属と連絡を採りながら、こつこつと“祭礼の蛇”が作ったものらしい。

いや、アニメだとただの道の可能性もありますが。

・『大命詩篇』

『久遠の陥穽』に閉じ込められた“祭礼の蛇”本体が、自らの代行体を構築するために『巫女』“頂の座”ヘカテー様に授けた自在式。いわば、代行体の設計図。

色々な用途に使える便利なものになっていますが、本来の目的はそうです。

“壊刃”サブラクによって、『零時迷子』にも打ち込まれています。本来は、坂井悠二も含めて、『暴君』が代行体となるはずでしたが、『零時迷子』に打ち込まれた『大命詩篇』を通して興味を持った“祭礼の蛇”の考えにより、坂井悠二の姿を残したまま『暴君』と『合一』しています。その際に、坂井悠二の意志総体と、“祭礼の蛇”の仮想意志総体が共存しているため、今のような形になっています。

・『暴君』

正式名称は、『我学の結晶13274-暴君I』と『我学の結晶13274-暴君II』。“祭礼の蛇”代行体製作のための道具。

『暴君I』は、本来は『暴君II』が収集した人格鏡像を受けて、仮想意志総体を構築するための器的なもので、打ち込まれた『大命詩篇』により『零時迷子』が変化。『暴君II』と合一し、坂井悠二の器のまま代行体へとなった、ということでいいのでしょうか、識者のみなさま。

『暴君II』は、古から代行体のための人格鏡像収集のために『鏡像転移』により、世界に分身を飛ばし人間の感情を採取していた。その際に出会ったのがマージョリーというわけですね。マージョリーは、“銀”が自分の人格鏡像だったと知って苦しんでいると。

ただ、これだとアニメの近衛史菜の存在が曖昧なことに。まぁ、『暴君II』の分身の一部ということにしておきましょうか。で、近衛史菜が坂井悠二に興味を持ったため、“祭礼の蛇”もそうなったと。

ポイントは、ラミーさんの言葉ですね。「吸収のための自在式」が『零時迷子』の中の『戒禁』の影響で動いていたということ。放送でも丸分かりですが、後々重要です。

◆◇[仮装舞踏会](バル・マスケ)

⇒昔から

S2 ・『巫女』“頂の座”ヘカテー 

創造神“祭礼の蛇”の眷属である『三柱臣(トリニティ)』の一角。

今週は、いつになく感情を露にしておられました。特にしょぼーんするところが可愛いかったので、今週も『大御巫(おお みかんなぎ)』“頂の座”ヘカテー様のキャプを貼っておきましょうか。

◇◆フレイムへイズ兵団

⇒昔から

・『炎髪灼眼の討ち手』ャナ

“天壌の劫火”アラストールの二代目フレイムヘイズ。『星黎殿』に絶賛幽閉中。

今週は、可愛いドレスで着飾ったり、おみ足を晒したりと、ビジュアル担当でした。

『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウ 

“不抜の尖嶺”ベヘモットのフレイムヘイズ。神器は、ガラスの腕輪の“サービア”。調律師。

最古参のフレイムヘイズの一人で、かつて吉田一美を協力者として、“狩人”フリアグネの『都喰らい』によって歪められた御崎市を調律した。という記述ならネタバレでないですよね。

◆◇その他

“彩飄”フィレス 

『零時迷子』の力により、ヨーハンから存在の力を受けとることで、フレイムヘイズと敵対することがなくなった“紅世の王”。

ヨーハン共々、本当のキーマンですが・・・。吉田一美に宝具『ヒラルダ』を預けています。

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ということで、『神門』へと“祭礼の蛇”様ご一行が移動しました。いよいよ戦闘開始ですね。演説は、速水さんの声がよかったような。

残された[仮装舞踏会]の面々が、フレイムヘイズ相手に、“淼渺吏”デカラビアを中心にどう闘い抜くか。アレ?逆か。

フレイムヘイズの面々がシャナをどう奪還するか。楽しみですね。

◆ブログ内リンク

原作版 「灼眼のシャナ」の感想はこの辺り

アニメ版「灼眼のシャナ」、「灼眼のシャナII」の感想はこの辺り

OVA 「灼眼のシャナS」第IV巻 -オーバーチュア 後編-の感想はこの辺り
OVA 「灼眼のシャナS」第III巻 -オーバーチュア 前編-の感想はこの辺り
OVA 「灼眼のシャナS」第II巻 -ドミサイル-の感想はこの辺り
OVA 「灼眼のシャナS」第I巻 -リシャッフル-の感想はこの辺り
OVA 「恋と温泉の校外学習!」はこの辺り
劇場版「灼眼のシャナ」の感想はこの辺り


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