Sa 「サヴァイヴ」近藤 史恵
新潮社 ISBN:978-4-10-305253-1

う~ん、えっと何シリーズと言えばいいのでしょうか。一先ず「サクリファイス」シリーズって感じでしょうか。

シリーズの『サクリファイス』と『エデン』の感想も書いてきましたので、一応書いておこうかなということで。ただ、今回も6月発売なので、非常に出遅れていますが。(苦笑)

ということで、うちの上の子も結構面白いと読んでいるようですが、ハードカバーは読みたがらないからなぁ。ただ、今回は短編集なので、結構読みやすい気がします。

というか、最近ラノベかジュブナイルばかり本の感想を書いていたような気がするので、ちょっと違うジャンルをということで、さくさくと行くことにします。

ということで、感想行きます。

いつもながらに、出版社からあらすじを引用します。

あらすじ:

目指すのはゴールじゃない。そのもっと先にある、何かを掴みたいんだ――。

他人の勝利のために犠牲になる喜びも、常に追われる勝者の絶望も、きっと誰にも理解できない。ペダルをこぎ続ける、俺たち(ロードレーサー)以外には――

『サクリファイス』『エデン』に秘められた過去と未来が今明かされる。スピードの果てに、彼らは何を失い何 を得るのか。

日本・フランス・ポルトガルを走り抜ける、待望のシリーズ最新刊!

感想:

ということで、シリーズ最新刊といいながら、短編集です。しかも白石 誓が主人公でない話しが大半を締めるという、いうなればスピンオフ短編集です。しかもしかも、ミステリの要素がないものがほとんどですね。

とはいえ、『サクリファイス』、『エデン』で登場した人物たちが出てくるので、今までの既刊を楽しめた方には、結構面白いと思います。

短編集なので、それぞれの感想を簡単に。

◆老ピプネンの腹の中

白石 誓が主人公。面白いです。多分、白石が好きなんでしょう。

時系列的にはどうなんでしょう。海外が舞台だし『サクリファイス』と『エデン』の中間ぐらい?『エデン』の後?

◆スピードの果て

伊庭 和実がメイン、それに赤城が絡むの物語。白石もチラリ出てきます。

時系列的には、『サクリファイス』の後ですね。

◆プロトンの中の孤独

赤城がメイン、それにチーム・オッジに来たばかりの石尾が絡む過去もの。というか、書かれたのが、『サクリファイス』のすぐ後ですから。

◆レミング

赤城と石尾の物語。石尾がチーム・オッジのエースになった直後ですから、『プロトンの中の孤独』の続編って言っていい内容ですね。

◆ゴールよりももっと遠く

これも赤城と石尾の物語。『サクリファイス』に繋がる物語です。その直前と言っていいでしょう。これを読むと『サクリファイス』が2倍楽しめます。一番面白いかも。

書かれたのは、『エデン』と同時期。

◆トウラーダ

白石 誓が主人公。『エデン』の後の物語ですね。

どうなんでしょう。こういうことが、競技でどういう位置を占めているのか、自転車競技を余り知らないのでなんとも言えないですね。

「サクリファイス」の感想はここ

「エデン」の感想はここ