N 夏目友人帳 参 第十三話「夏目遊戯帳」です。

いよいよ『夏目友人帳 参』も最終回。まぁ、最終回といっても、今回も前回と同じく変則2クールなので、1月に続くですけれど。

この三期のメインテーマは、夏目と大切な人々って感じで妖との関わりよりも人間との関わりを重視したようなエピソードが多い感じがします。なので、友人帳で名前を返すことも少なく、少し寂しい部分もありました。ただ、長いシリーズなので、一つ芯が通ったテーマがあるのは、いいことですね。

今週は「夏目遊戯帳」ということで、原作7巻のおまけエピソードです。この話は、どちらかというと、妖絡みのエピソードなので、ちょっと毛色が違うかも。

ということで、夏目友人帳 参 第13話「夏目遊戯帳」感想行きます。

原作は既読です。最新刊12巻は7月に発売されました。

あらすじ:公式から引用)

テストを終え、次の休みに出かける相談をする夏目たち。

どこに遊びに行くか話しているうち、子どもの頃の遊びの話になり、仲間に入れてもらえず見ているだけだった影踏み鬼を思い出す。

翌日、夏目は妖怪たちの宴会に強引に連れて来られ、盛り上がった妖怪たちに、人の子の遊びをやろうと言われる。

つい口にした影踏み鬼を妖怪たちとやってみることになるのだが…。

感想:

ということで、今週は原作ではおまけエピソード的な物語だったのですが、これはいいですね。ひょっとして今期では、「蔵にひそむもの」の次ぐらいに気に入りました。「蔵にひそむもの」は、多軌エピソードなので、多軌ファンの自分としては、かなりバイアスが掛かっていますけれど。(汗)

今期のエピソードは、最初に書いたように、妖よりも人間との関係を重視したものが多かったと思います。それを淡々と描いてきて、最後に実は妖たちの友人、仲間もこんなにたくさんできていて、そこには人間の友人にも劣らない関係が築かれているって見せる、上手い構成だったと思います。

特に、ヒノエの語る「守ってやるさぁ」の辺りの言葉には、ジーンと来ました。とても良いエピソードだったと思います。

夏目が気付いたように、自分から歩み寄れば、もっとたくさんの良い関係を築けたんでしょうけれど、今のこの関係も悪くないですよね。そういう意味では、友人帳で繋がれていなくても、こんな友人たちができたんだと、夏目はレイコに言いたかったのかもしれません。

ただ、友人帳があったからこそ、それを切っ掛けにこんな良い関係が築けたんでしょうし、そういう意味ではレイコに感謝する必要がありそうですね。

次の4期は、恐らくはこの関係を壊すようなエピソード、田沼的場一門との物語が中心になるのでしょう。ラストの夏目の言葉がそれに繋がるのかも。

今から楽しみです。

今までの感想はこちら

http://yuta526.blog26.fc2.com/blog-entry-489.html
http://riksblog.fool.jp/public_html/mt5/anime/now/2011/09/-13-7.html

※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。