R 「RDG 4 世界遺産の少女」荻原規子
角川書店 カドカワ銀のさじ ISBN:978-4-04-874204-7-C0093

初版発売日が5月27日。図書館でリクエストしてずっと待っていたんですが、入庫する様子もないので、買おうと思ったら本屋で見つけられずに遅くなってしまいました。結局、Amazonくんで、お取り寄せしてしまいました。

前から新刊の入り方に偏りがある図書館だとは思っていたんですが、やはりYA(ヤングアダルト)は特に遅いです。と思ったら、やっと入庫したみたいです。う~ん、自分が買うのを待っていたな。

人気のあるシリーズで、文庫本も出るようになったんですけれどねぇ。

ということで、「RDG 4 世界遺産の少女」感想行きます。

まずは、出版社からあらすじを引用。

あらすじ:

夏休みが終わり学園に戻った泉水子は、正門でふと違和感を憶える。

学園祭の今年のテーマは『戦国時代』。

装束の着付 け講習会で急遽、戦国姫君のモデルを務めた泉水子に姫神が現れて…!

感想:

3巻の後半、九頭龍大神の部分が一つ盛り上がったので、この先どう展開するのか気になっていたので、早く読みたかったんですよ。

ということで、この4巻は、キーポイントとなっていた「世界遺産」と「姫神」のヒミツが少し明らかになりました。

<以下、小説の内容に言及するところがあります。ネタバレはしないつもりですがご注意を>

「姫神」の記憶から、「世界遺産」になることができない泉水子。そのため深行は、真響を「世界遺産」にして泉水子を守ることにします。これで、泉水子と深行は完全に真響派になったわけですよね。

ただ、高柳も穂高も泉水子を真響のサポーターだと完全に見切っているわけではないようですが。特に穂高の泉水子を評する言葉が気になります。でも、真響はいい娘だと思うけれど。

しかし、なんだかタイムループものが流行ですね。まぁ、どれも面白いのでいいのですが。

それはさておき、学園に戻ってきて、泉水子が少しずつ変わってきているのが面白かったです。それがあるので、読者である自分もまだ泉水子が真響、高柳と競い合う存在になるのではないかという考えを捨てきれないのですが。

でも、泉水子の変化は、深行への想いが原因ですよね。深行の鼻を明かしたい、彼に自分を見てほしいという気持ちが変化を生んでいるように思えます。それが、中盤以降強調されています。

特に、「姫神」をライバル女性として意識している発言が微笑ましいですね。

自分は、どちらかというと、泉水子に感情移入して読んでいます。なので、彼女が自分を無くしてしまうという恐怖と「姫神」をライバル視する気持ちがごっちゃになっている部分で、いっしょになってもやもやした気分になっています。(苦笑)

感情移入といえば、泉水子に感情移入して読んでいたため、あの「姫神」登場シーンは、かなりびっくりしました。本当にどこで?って感じでした。きっと、感情移入していない方は、すんなり読めたんでしょうけれど。

それはそうと、色々と気になるポイントが出てきました。

一番気になったのは、「姫神」の右手、左手です。あれだけ意味ありげに書いてあったので、きっと伏線なんだよなァ。どういうことなんだろう?

後は、雪政の存在です。あの「姫神」の彼に対しての言葉は何をいみしているんでしょうか?

続きが気になりますが、次はいつ出るのかなぁ。また、半年以上待つのかなぁ。

「RDG 2 はじめてのお化粧」荻原規子

「RDG 3 夏休みの過ごしかた」荻原規子