青の祓魔師 第三話「兄と弟」です。
感想を書いている春のアニメのなかで、一番手間とお金を掛けていそうなのがこの『青の祓魔師』です。ただ、ちょっとスタートダッシュとしては、弱い感じがします。あまり話題に上がっていない気がしますし。
原作付きですと、ある程度のベース顧客が見込める代わりに、冒険がしにくいがために、インパクトを与えにくいという面もありそうです。
先週のお父さんのシーンも、放映前からのCM映像で思いっきりネタ晴らしをしていましたから。原作派には、ああ、あのシーンをこういう感じで再現してくれるんだ、なら安心だ見たいな感じを与えたかもしれませんが、インパクトは思いっきり薄まってました。
まぁ、本編は今週からの正十字学園に入ってからなんでしょうけれど。
ということで、青の祓魔師 第3話「兄と弟」感想行きます。
原作は既読です。ジャンプSQの連載でも追っていますので、かなり読み込んでいます。
あらすじ:(公式より引用)
祓魔師への道を決意した燐は、獅郎の友人と名乗る謎の男・メフィストに連れられて、雪男とともに正十字学園へ入学。要塞のように巨大な校舎、雪男の主席入学…と、燐にとって新たな環境は驚きの連続であった!その後、燐は「魔神の落胤であることは秘密」とメフィストに厳しく釘を刺されつつ、祓魔師の養成所・祓魔塾へ向かう。年季の入った教室には、癖のありそうな塾生たち…。
そこに講師として現れたのは、何と雪男だった!
感想:
今回も大筋は原作に忠実に、そして物語を膨らませていました。しかし、ガクッと絵の質が落ちた気がするのは気のせいかなぁ。
先週、「もう少し親子の絆を強調してもよかったかも」と感想で書きましたが、それが今週補填されていました。藤本神父がサタンに身体を乗っ取られたのは、燐に「父親ぶるな」と言われたショックで隙ができたためというのを説明した部分です。今週説明があったのは、それはそれで感動的ではあるんですが、どうも中途半端です。燐がそれに気づいていなければもっと動揺してもよいのですが、そういう場面もなく、逆に気づいていたのなら、先週もっと慟哭があっても良かったんですよね。雪男から見るとわからないでもないですが、燐の父への態度はやっぱり許せないと思うんだけれどなぁ。
元々原作でも燐の性格はぶれるんで、ちょっと描き方が難しそうな感じがします。
さて、第1話と第2話が終わって、今週からは正十字学園に舞台を移しました。魔女っ子ものあたりからの伝統である、サーカスや奇術的な雰囲気の演出は、まぁ悪くはないんですが、『魔法少女まどか☆マギカ』のあの魔女演出を見ると、ちょっと中途半端という感想を持ってしまいます。特に、あのゴブリンは、雰囲気が似ているためにそう感じました。
ところで、オープニングは2週目で慣れました。というか、悪くないかもって思えてきました。ただ、あのEDは早くやめてほしいなぁ。
ということで、次週はいよいよしえみちゃんの登場です。楽しみですが、かなり原作と雰囲気が違う感じが・・・。
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