R 「とある科学の超電磁砲<レールガン>」6 冬川 基 画/鎌池 和馬 原作
アスキー・メディアワークス 電撃コミック  ISBN:978-4048703505

2/26発売ということで、もっと早くに出ていたのかもしれませんが、会社の近辺の大型本屋では見つかりませんでした。ということで「とある科学の超電磁砲<レールガン>」第6巻です。今回は限定版ないんですね。表紙は、御坂 美琴と妹達(シスターズ)、一番手前が御坂妹(10032号)でしょうか。

ということで、「とある魔術禁書目録II」も山場(?)ですが、こちらの『量産型能力者(レディオノイズ)』編といいますか、『絶対能力者進化(レベル6シフト)』編も山場です。今までの「とある科学の超電磁砲」とは違って、こちらは原作小説やアニメがあるものですから、これをどう描いてくれるか、興味があるところです。

ということで、コミックス6巻の感想をば。

毎度のことながら、電撃に出版社のあらすじが上がっていなかったので、ざっとまとめてみました。

あらすじ:

白井 黒子は、様子がおかしい御坂 美琴の様子を気にしていた。こっそり後をつけると、そこには、上条 当麻と出会う美琴の姿が。当麻が人畜無害と判断した黒子は、どちらにしても美琴が元気を取り戻したように思え、ひとまず安心して立ち去る。

黒子の後に現れたのは、御坂妹だった。彼女の姿に苛つく美琴は、御坂妹に姿を消すように叫んでしまう。御坂妹は、美琴に言われたことでショックを受けていた。

そのころ、『量産型能力者(レディオノイズ)』計画代わり『絶対能力者進化(レベル6シフト)』計画を続けようとする天井 亜雄は、研究所を分散することで、美琴からのテロを回避しようとしていた。

一方、美琴は、『樹形図の設計者(フリーダイアグラム)』をハッキングして、誤った予言をさせ、計画の破綻させようと考えていた。『樹形図の設計者(フリーダイアグラム)情報送受信センター』に忍び込んだ美琴だったが、そこはもぬけの空だった。そして美琴は、『樹形図の設計者(フリーダイアグラム)』されていることを知る。つまり、『樹形図の設計者(フリーダイアグラム)』とは関係なく実験は進んでしまうのだ。

ショックを受ける美琴をさらにショッキングな出来事が襲う。怒りに任せて突入した研究所で、彼女は、一方通行(アクセレーター)がミサカ10031号を惨殺する場面を目撃する。

そんな彼女の前に当麻が現れる。『量産型能力者(レディオノイズ)』計画を記した書類を美琴の部屋で発見し、彼女がやろうとしていることに気付いたのだ。

美琴を止めようとする当麻に、美琴は電撃で攻撃を加える。しかし、当麻はその攻撃をあえて受けてみせ、美琴が救われない彼女の行動は認めないと語る。そして、一方通行(アクセレーター)を倒すことで、実験を中止させると語る。

御坂妹をいたぶる一方通行(アクセレーター)の前に、当麻が現れる。一方的に攻撃を受ける当麻だったが、『幻想殺し(イマジンブレイカー)』を活用した肉弾戦で挽回する。

妹達(シスターズ)を人間だと論じる当麻だったが、彼女たちはただの人形であり殺しても問題ないと説明されていた一方通行(アクセレーター)は、自分を正当化するためにもそれを認められなかった。

世界最強を証明し、自分の存在意義をも証明するために一方通行(アクセレーター)は、風を集中し高電離気体(プラズマ)を産み出そうとする。

気を失なった当麻を救い、そして一方通行(アクセレーター)を倒すために、美琴は御坂妹にある頼みごとをする。

感想:

う~ん、やはり原作やアニメと重なる部分は難しいようですね。原作小説やマンガ版、もしくはアニメ版をご覧になられていない方は、良く分からない部分や楽しめない部分も多いのではないでしょうか。

ただ、原作を知っている自分のような人間は、あぁこここはこういう場面だったなぁって感じで理解できます。そして、そのとき美琴は、陰でこういう行動を採っていたんだと納得できるでしょう。

逆に原作では、美琴の性格と行動の間に、どうしても納得できない部分があったんですが、すっきりした気もします。そういう意味では面白かったです。

ただ、1~3巻、4、5巻辺りまでは、『とある科学の超電磁砲』で一つの物語として完結して楽しめましたが、この6巻はそちらを頼りにしている分だけ、どうしても以前よりも高い評価を与えることができません。外伝という性格上、また同じことを繰り返してマンガ化しても意味がないですから、仕方がないとは思いますが。

実際、当麻と一方通行(アクセレーター)の闘い部分は、結構被る部分もページを割いて描写されていますが、どうしても上滑りして見えます。当麻の視点で深堀りできないからでしょう。絵に描写力があるために、逆に目立ってしまいます。

物語で、今回面白かったのは、御坂妹の気持ちの動きが描かれていた部分と、一方通行(アクセレーター)が妹達(シスターズ)を殺すことを正当化する部分ですね。非常に哀しかったです。

ところで、絵ですが、キャラクターが全体に立てに延びていませんか?あと顔もでしょうか。

特に黒子が以前とは違う人物になっちゃっていますね。髪を下ろした寮でのシーンでは、美琴と黒子の区別が付きにくかったです。元の方がいいなぁ。

さて、『とある魔術の禁書目録II』ももうすぐ終わりですが、最終回のエンディング後には、何か発表があるのでしょうか。『とある科学の超電磁砲II』が来ますかね。それとも期待通りに『灼眼のシャナIII』でしょうか。(笑)

「とある科学の超電磁砲<レールガン>」 5巻の感想はこちら
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