それでも町は廻っている 十二番地「それ町」です。
楽しんできた『それでも町は廻っている』もいよいよ最終回。爆発的なものはなかったですが、結構楽しめました。
最終回は、原作2巻の13話、14話「それでも町は廻っている(全後編)」ですね。個人的には、「ゼリー島殺人事件」が非常に楽しみですが。(苦笑)しかし、さすがにヨハネ、マルコは問題がありそうなので、どうするのかなぁ。
というより、ラストのオチがあれでいいのかという問題もあるなぁ。(苦笑)
ということで、それでも町は廻っている 第12話「それ町」感想行きます。
石黒 正数さんの原作(少年画報社ヤングキング連載)は、コミックスで既読、全巻持っています。11月の最新巻も買いました。
あらすじ:
嵐山 歩鳥は、ついに大発明をした。「万年虫」。万年しつの後ろを虫眼鏡に改造した探偵グッズだ。
シーサイドで自慢する歩鳥だったが、その貰い物の万年しつは高級ペンで、しかも既にそんなグッズは存在した。
傷心の歩鳥に追い打ちをかけるように、その万年しつが高級であることがわかり、彼女は万年しつを買い直す方法を考える。それは、推理小説の募集に応募して、懸賞金をもらうというものだった。
しかし、彼女が2週間をかけて書いた作品は、1次選考にも通らなかった。
傷心のあまり地面にひれ伏す歩鳥だったが、その拍子にトラックと接触して死んでしまう。
天国に召された歩鳥は、紺先輩に心霊写真を仕掛けたりして楽しむ。そして、地上を望遠鏡で覗く。そこには、歩鳥が意識不明状態になり悲しむ両親がいた。それを見て歩鳥は、もっと生きていたかったと気付く。
そんな歩鳥だったが、実は奇跡的に生き返ることができることが分かる。そして歩鳥は、地上に戻って生き返る。
目を覚ました歩鳥の元を、紺先輩が訪ねる。彼女が持っていたのは、歩鳥が悪戯した心霊写真だった。
感想:
結構最初から、この話が最終回になるんだろうなぁと思っていましたが、予想通りでした。終わるには向いた話ですよね。
実際できも普通にいいお話しでした。世間でいう神回とかいうものでもなく、本当に普通に良いお話し。『それでも町は廻っている』らしいと言えばらしいですよね。内容は重くなってもしかたないものですが、それほど重くなることもなく、ほんわかな印象で。
前半はほぼ原作通り。後半は、原作から変えてきました。改変箇所は、オレオレ詐欺を外して、望遠鏡での下界の部分を広げたというもの。原作では、両親部分だけでしたけれど、オールスターキャストになっていました。
それはそれで悪くはなく、ジーンとさせるにはいいんでしょうが、原作よりも印象ヘビーに寄ってしまった感がありますね。あまり重くなりすぎると、「それ町」のライト感を損なってしまう心配もありますが、どうだったんでしょうね。自分的には、両親だけで良かった気もしますが。
心配していた天使シーンは、そのままでした。原作より分かりにくくはなって、フランダースの犬パロディみたいになっていましたが。(苦笑)
あと、ラストは、思ったよりシリーズラストとして悪くなかったですね。中身が重くなった分、バランスとして良かったのかな?
しかし、原作ではまだまだ面白いお話しもありますし、もう少し見たかった気もします。エビちゃんのやつとか。(汗)アニメ化と聞いたときには、今週の一つ前の12話を絶対にやると思っていたんですが、やっぱり飲酒絡みだから難しかったかな。
とはいえ、良作だと思うので、2期を期待したいところです。というか、自分が好きなだけか。(笑)
ところで、「ゼリー島殺人事件」のトリックは、島田先生のアレですよね。(苦笑)
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