I 「とある魔術の禁書目録 (22)」鎌池和馬
電撃文庫 ISBN : 978-4048689724

さて、10/10発売の「とある魔術の禁書目録 (22)」ですが、電撃文庫らしく10/7にはフラゲしました。ただ、Blogを更新するタイミングがなくって、感想を上げるのが遅くなってしまいました。

さて、文庫の21巻は8月ですから中2ヶ月ですか。いくら、もともと21巻と合わせて1冊の予定だったといっても早すぎです。(汗)

アニメも2期が始まりましたし、「とある科学の超電磁砲」のOVAも10/29発売になりますから、これからいよいよ盛り上がってくるのでしょう。

小説もそんなメディアMIXの盛り上がりに負けないほどに盛り上がってくれて、いよいよロシア編が終了するようですが・・・。

ということで、さっさと感想行きます。

例のごとく、出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:

少女を守りたい、三人の少年の想いは届くのか……!! 科学と魔術の物語、ついに決着!

ローマ正教の暗部『神の右席』最後の一人、右方のフィアンマ。彼の企てる『計画』が、ついに発動する。

第三次世界大戦下のロシア上空に浮遊した巨大要塞『ベツレヘムの星』。

十字教信者だけでなく、全世界の人間を「救う」と言われるそれは、しかし人類史上でも未曾有の大災害が発生することを意味していた。フィアンマが『浄 化』と呼ぶその謀略が蠢く中、三人の少年は自らの想いを胸に戦い続ける。

浜面仕上は、滝壺理后(たきつぼりこう)の治療を終え、クレムリン・レポートを未然に防ごうと動いた直後、宿敵・麦野沈利と相まみえた。

一方通行(アクセラレータ)は、大天使ミーシャをかろうじて退け、ついに打ち止め(ラストオーダー)を救う『とある解法』に行き当たる。しかしそれはまさに禁断の一手だった。

そして上条当麻は、『ベツレヘムの星』計画を食い止めるため、インデックスを解き放つため、単身フィアンマに挑む……! 

感想:

すべてはおいておいて、いゃ~、なに、えっ?、あれ?って感じなんですけれど。このまま、この巻は終わりなんですね。ええぇ~っと、それはちょっとけんか売ってますかぁ?(嘘)あの人をこのまま放っておいて、終了ですか。

とにかく人が出すぎで、訳わかんない。(苦笑)まぁ、それでも面白いんですが。

えっと、ちょっと内容に絡めずに感想を書くのが難しそうなので、早々に警告を発令。

<以下、小説の中身に言及している部分があります。ネタバレはしないつもりですが未読の方はご注意を>

表紙は、一方通行(アクセレータ)×番外個体(ミサカ ワースト)ですか。番外個体(ミサカ ワースト)も登場人物が多すぎて、もう一つ目立てませんでした。っていうか、一方通行(アクセレータ)が派手すぎたのかな?あのカラーチェンジは、どこかでやるとは思いましたが、こういう展開ですか。

妹達(シスターズ)っていうかミサカネットワークへの魔術の情報蓄積が気になるところです。っていうか、今までも思ったのですが、ミサカネットワークには、当然美琴も繋がれるのではないでしょうか。ならば今回蓄積された情報により、美琴も一方通行(アクセレータ)の「翼」並みの力を使えるようになる可能性がありますね。

ところで、仮ラスボス「右方のフィアンマ」ですが、やはり小物感が漂うといいますか、本当のラスボスではなかったですね。ただし、フィアンマは、当麻とアレイスター=クロウリーに続けさまに敗れることで、その存在価値を極限にまで高めてしまいましたが。

それはともかく、ローラ=スチュアートとローマ教皇はともかく、『とある魔術の禁書目録』で唯一実在する人物(?)アレイスター=クロウリーが、どうしてファイアンマの行動を第三次世界大戦などで受けて立ったのか気になっていたのですが、どうやらそれはフィアンマがどこまでできるか見てやろうって感じだったのでしょうか。でも、下手したら、終わっていたんじゃないのかなぁ?

十字教の世界からオリシス、ホルスということで古代エジプト神話ですか?オリシス→ホルスって記憶がありますが、フィアンマはオリシス時代の古い思想で、クロウリーはその流れる継ぐ新しい世代の旗手だってところを言いたかったのでしょうか?それとも、神話的に何か意味がある??

さて、第三次世界大戦も、「右方のフィアンマ」の謀略も終わり、一気に『学園都市』がトップ勢力ということになってしまいました。太刀打ちできそうなのは、今のところはローラ=スチュアートとインデックスのイギリス清教「必要悪の教会」ぐらいでしょうか。あとは、個別に動く組織や、ミサカネットワークそして、「原石」たちですか?

今回ああなったあの人が、今後どうなるのか気になりますが、全く予想もつきません。でも、ちょっとあれはやはりよくない結末かなって気がします。美琴との絡みも一瞬だったので、非常に悲しいというか、やはりラストヒロインはインデックスかな?って描写でしたね。シクシク。

しかし、ここまで話がでかくなると、黒子や初春の出番なんてなさそうですねぇ。(泣)

小説版 「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら。
マンガ版「とある科学の超電磁砲」の感想はこちら。
アニメ版の感想はこちら(「禁書目録」、「超電磁砲」ともに)。

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