X 「××(バツ)天使」令丈ヒロ子
フォア文庫(理論社) ISBN:978-4-652-07503-6 

令丈 ヒロ子さんと言えば、『若おかみは小学生!』で小学生の中学年の特に女の子には、絶対的な人気を誇る方です。『若おかみは小学生!』は「なかよし」で漫画にもなっていて、かなり人気があるようですね。後は、ドラマにもなった『料理少年Kタロー』でしょうか。

で、『××天使』ですが実は1994年に出た本で、それが今回フォア文庫に納められたわけです。表紙が少女漫画調に変わったので、読んでみました。

フォア文庫をちょっと解説しておくと、フォア文庫とはFOUR文庫のことで、岩崎書店、金の星社、童心社、理論社が協力出版する児童書のブランド名です。ちょっと変わった形式ですね。

ということで、「××(バツ)天使」令丈ヒロ子感想行きます。

BOOKデーターベースのあらすじを引用しておきます。

あらすじ:(BOOKデーターベース)

落ちこぼれ天使のパイは、授業をさぼっているところを見つかり、人間界へ実習に行くことに―。

その地上で、予備校に通う小学生・レンたちと出会ったパイ は、みんなと仲良くなり、人間のいろいろな気持ちを知っていきます。ところが、こんどは天使の力が弱まってしまい…。

さわやかで、ちょっとせつない、パイ の下界実習の3日間。

感想:

フォア文庫(C)ということで、もう少し上の年齢を対照にしたのかなと思ったのですが、恐らくは、小学校5、6年がベストな読者でしょう。フォア文庫(B)じゃないかな?

またまたちょっと解説しておくと、フォア文庫はその分類コードで対照年齢を分けています。

C:小学校高学年~中学生
B:小学校中学年~高学年
A:小学校低学年~中学年

さて、本編にも言及しないと。「××(バツ)天使」とは、落ちこぼれて絶対に天使になれないと決められて人柱(?)になる天使候補のことです。パイは、「××(バツ)天使」になりたくないと思うけれど、それほど頑張れない天使候補です。

物語は、あらすじに書いてあるとおりなんですが、パイの天使の力が弱ってからの部分がいいですね。あと、ネタバレにならないようには書きにくいんですが、服を選択して返すところでしょうか。ちょっとラストは拍子抜けかも。

フォア文庫(C)ならば、もっとレンとの関係が強調されると思うんですが、それが匂わせるだけで終わるところがフォア文庫(B)っぽいです。

続編が作れそうな終わり方ですが、レンとの関係にも進展があるのならちょっと読んでみたいかも。