O おおきく振りかぶって ～夏の大会編～ 第10話「5回裏、2対5」です。

「おおきく振りかぶって ～夏の大会編～」もいよいよ第10話の大台です。ちょっと出遅れましたけれど、感想を行っておきます。

すっかり相手のペースに呑まれていた西浦高校ですが、三橋くんの首を振りで相手四番を抑えました。この調子で、今後反撃ができるのでしょうか。

やっばり気になるのは、仲沢 呂佳コーチの悪巧みっぽい動きや、相手キャッチャーの倉田君の動きですが、一体どういう意味を持っているのかでしょうか。

で、おおきく振りかぶって ～夏の大会編～ 第10話「5回裏、2対5」感想行きます。

原作は全巻読んでいます。最新刊も購入して読んでいます。１５巻は６月電撃発売です。
かなり忙しいので、あ らすじは公式から引用して、修正します。

あらすじ：

「首振り」サインが功を奏し、4番・和田君を三振で抑えて5回表を終えた三橋くん。

三振がとれたのも、そんな自分に皆が優しい声をかけてくれるのも、全て阿部君のリードが凄いからだと、三橋くんはますます阿部君への信頼を募らせる。

阿部君がモモカンと話しをしてるのに気付き、二人の話しを聞くために近づいていく三橋くんだったが、モモカンは、その様子から三橋くんが阿部君のサインに首を振っていないことに気付く。

そして、西浦高校の攻撃。交替した美丞大狭山高校のピッチャーの立ち上がりの乱れを捕らえ、西浦高校は泉君のヒットから打線が繋がる。そして、田島君のタイムリーから花井君の犠牲フライで、2点を返しついに1点差に追いつく。

しかし、相手ピッチャーは、得点を奪われてしまったことで逆にペースが上がり、その後の打線は抑えられてしまう。

1点差の均衡した試合も7回。美丞大狭山高校は、キャッチャーの倉田君が阿部君のリードを読み切り二塁打で出塁する。そして、セーフティーバントで１アウト1塁3塁のピンチ。スクイズが考えられるシーンで、阿部君は相手の攻撃を読み切りスクイズを外すが、バッターは辛うじてバットに当てる。

一塁の沖君の前に転がったスクイズボール。際どいタイミングに沖君のグラブトスのコントロールが乱れ、阿部君はホームに滑り込む倉田君を踏みつけそうになる。そして、阿部君は倉田君を避けようとして左足を捻挫してしまう。

阿部君の捻挫は重傷で、試合に出場することはできないと判断される。阿部君の代わりのキャッチャーには田島君が入り、西広君が初めて試合に出ることになる。

一番のショックを受けていたのは阿部君だった。落ち込む阿部君に三橋くんは後アウト二つを取ってくると誓う。

そして、西浦高校の守備。キャッチャーに入った田島君の声が響きわたる。

感想：

前半は、西浦高校の反撃でした。上位打線が機能して、あっという間に1点差に追いつくんですが、どこか淡々と進んだ印象がありました。この当たりは演出ですかね。

そして、衝撃の後半に進む前に、倉田君のモノローグが入ります。前半部分の宮田君のモノローグから今までよりも倉田君に視線が行っていたのですが、そこまではラフプレーで呂佳さんに登用されたやつという印象が高まっていた気がします。それが、あのモノローグで、傾き、実際に阿部君が怪我をしたシーンの彼の童謡でひっくり返った気がします。この辺りの演出も上手いですね。

でも、それよりも阿部君です。いつも饒舌な阿部君が交替のシーンでは何も語らなかったのが、彼の悔しさを上手く表現していました。ちょっと感動しました。

でも、やっぱり三橋くんの「アウトを取る」宣言ですよねぇ。今まで阿部君任せでいた三橋くんが、初めて試合で主体的な意志を持った感じがします。かなり感動しました。

で、キャッチャーに入った田島君。まさに野球の申し子ですが、キャッチャーってそんなに簡単なポジションではないですよね。

試合に出れない阿部君、ただでさえ頼られっぱなしなのにその上キャッチャーの重責まで背負った田島君、阿部君の負傷に動揺する倉田君、そして阿部君を失った三橋くん。それぞれがどうこの試合に向かい合うのか。

次回が楽しみです。

「お おきく振りかぶって」(11)の感想はここ。
「おおきく 振りかぶって」(12)の感想はここ。
「おおきく 振りかぶって」(13)の感想はここ。
「おおきく 振りかぶって」(14)の感想はここ。

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※注意：TBはフィルタに掛 かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願 います。