S ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第十二話「蒼穹ニ響ケ」です。

「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」もいよいよ最終回。全ての伏線を回収するのはもう無理だとは思いますが、どのように最後を締めてくれるのかが見どころというところでしょうか？

一先ず、ホプキンス大佐というこのアニメで初めての悪者を出してきたために、山場はつくれそうな感じではありますが、余りにも尺が足りなさ過ぎる感じがします。

ここまで見てしまったので、それなりに納得ができる終わり方をしてくれることを祈るばかりです。

ということで、ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第１２話最終回「蒼穹ニ響ケ」感想行きます。

とにかく、ちょっと忙しいので、あらすじは、公式から引用して肉付けしておきます。

あらすじ：

戦争こそが、科学の発展、古き時代の技術の復活を促すと、ホプキンス大佐は敵国ローマの兵士の侵入を理由に停戦を終わらせることを目論みます。

それを察知し、敵国ローマの兵士アイーシャを匿ったことで、反逆の罪に問われた空深 彼方(カナタ)たち。

しかしそれでもカナタたちは、自分たちが正しいと信じる道へと進みます。 ホプキンス大佐を拘束し、開戦を押しとどめようとしますが、ホプキンス大佐は自ら拘束から逃れ、開戦を推し進めます。

そんなときに、カナタは微かに停戦喇叭の音を聞きます。それを誰も信じようとしませんが、第1121小隊のメンバーはその情報に賭けます。

両軍が睨みあい、開戦間近の緊張した空気が漂うセーズ国境のノーマンズランド付近。開戦を阻止するため、小隊メンバーはタケミカヅチで撃って出ます。

国境に配備されたその部隊に突撃命令が下ったそのとき、タケミカヅチがローマ軍との間に割って入ります。そして、第1121小隊が採った停戦への作戦とはカナタの停戦喇叭でした。しかし、喇叭では軍を止めることができません。

しかし、そのとき、カナタが奏でるアメージンググレースのオトが国境のソラに響きわたります。兵士たちはその音に聞きほれ侵攻が止まります。

そのとき現れたのは、和宮 梨旺(リオ)でした。彼女は、皇女としてローマ国との婚儀を決め、講和条約を締結したのでした。斯くして、開戦は免れ、国境に平和が訪れたのでした。

感想：

んんんんん～？

予想通り、天使だとか、化石だとか、日本語だとかは放っておかれました。それはいいとしましょう。この話しであれば、伝説が伝わっていることが重要なので、それはそれでいいと思うので。ただ、それならば、第１話での化石は意味がないというか、余計な情報になりますけれど。

それを置いておいても、やはりこの終わり方は安易ですね。展開としてこういう展開は全然構わないと思いますが、それまでの掘り下げが足りないので、すごく安易な終わり方に見えてしまいます。

例えば、タケミカヅチで撃って出るときに、ユミナがカナタに賭けるような発言をしますが、結局カナタって今まで何をしましたか？あまり何もしていないと思うんですよ。他のメンバーはそれなりに頑張っていますが、彼女は喇叭を練習して自分の感情で動き場をかき乱してきただけに思えます。ユミナがカナタに賭けるならば、それなりに彼女についての深堀りをすべきだったと思います。一番背景が薄い人物でもありますしね。

ノエルにしても、あれだけで許されるというのはなんとも。もっと彼女が苦しんでいる部分が見えてこないと、ホプキンス大佐もふまれ損というものだと思います。(苦笑)

フィリシアにしても、ちょっと行動が適当に思えて。仮にも小隊長なんですからねぇ。

やはり、こういう展開にしたいのならば、５～６話目ぐらいから重い話しにするなり、もっとカナタに比重を掛けないといけなかった気がします。あまりにもリオに重心が掛かりすぎた感じがします。

「アニメのチカラ」の出だしとしては、ちょっと残念な感じになってしまったと思います。もちろん、最終回に感動を呼ぶチカラがなかったかというと、こういう展開が好きな方もいらっしゃると思うので、完全にそれを否定するわけでもないですが。

ただ、綺麗な背景はお見事でした。

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※注意：TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。