I 「とある魔術の禁書目録 (20)」鎌池和馬
電撃文庫 ISBN : 978-4048683937

「涼宮ハルヒの憂鬱」というか「涼宮ハルヒの驚愕」もいよいよらしいですし、「ムシウタ」も戻ってきますし、「灼眼のシャナ」も来月です。色々忙しいですが、今月の本命が発売です。

アニメでは、外伝というかスピンオフ作品である「とある科学の超電磁砲」が大人気で、どちらが本家かわからない状況です。

それでも、人気は相変わらずというか今まで以上のようで、フラゲ日に本屋3軒目でようやく最後の一冊を手に入れるというありさま。あぶないところでした。

物語は、ロシアを舞台に科学と魔術が本当に交錯しそうな感じで、いよいよ大詰めという感じが強まってきました。

ということで、さっさと感想行きます。

例のごとく、出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:

10月18日。

ロシアより、第三次世界大戦の宣戦が布告された。

学園都市とロシアの激突は全世界を巻き込む大規模なものとなる。この背景には『神の右席』最後の一人、フィアンマの政治的暗躍があった。

そんな世界大戦戦火の渦中で、奔走する者達がいた。

学園都市の高校生・上条当麻は、フィアンマによる霊装奪取の影響で昏睡状態になったインデックスを解き放つため。

最強の超能力者・一方通行は、謎の存在『エイワス』出現による高負荷が掛かった打ち止めを救うため。

元・暗部組織『アイテム』小間使い・浜面仕上は、能力促進剤『体晶』の乱用によって衰弱した滝壺理后を治療するため。

彼らは三者三様の想いを抱き、緊迫のロシアへと向かう! そこで待ち受けていたものとは……。

科学と魔術が交差するとき、物語は始まる──!

感想:

いきなり第三次世界大戦ですか。(苦笑)

17、18巻では敵のインフレが激しすぎてちょっとついていけない感じがすると書いていましたが、冒頭では今度は科学のインフレですかと思いました。

でも、この20巻は面白かったです。

当麻が目的を持って行動してくれたことも大きかったんでしょうが、やはり皆が別々の目標でありながら一つの場所を目指して進んでいくというのが、分かりやすかったのかもしれません。というか、もう慣れたのかもしれませんね。(汗)

で、作者の鎌地さん自身は、あとがきで三人の主人公と書かれていました。でも、自分は四人だと思っていたんですけれどね。前の感想でも書きましたけれど、こんな感じ。

・上条 当麻×インデックス
・一方通行(アクセレータ)×打ち止め(ラストオーダ)
・浜面 仕上×滝壺 理后
・御坂 美琴

この中で、インデックスはイギリス、美琴は日本で幕が開きました。

<以下、小説の中身に言及している部分があります。ネタバレはしないつもりですが未読の方はご注意を>

しかし、主人公は今まで登場した全員だったのですね。物語のストーリーは、確かに当麻、一方通行(アクセレータ)、浜面の三人を中心に進みましたけれど。

で、物語の中で一番盛り上がったのが、やはり当麻と一方通行(アクセレータ)の再戦でしょう。ただ、ちょっとあっさりしていました。そう感じたのは、やはり当麻が勝利するための種明かしがなかったからでしょうか。今までこの「とある魔術の禁書目録」は、「超電磁砲」も含めて、戦いの決着に種明かし的な明確な理由がありました。でも、この再戦ではそれがなかったんですよね。倒れても立ち上がったから勝ち的な。(どちらが勝利したかは書きません)

ただ、この辺りは、まだ秘密がありそうなことが書かれていましたから、この先何かの伏線のようです。

ところで、番外個体(ミサカワースト)は、あそこに置き去りだったのでしょうか?(苦笑)

で、もう一人の主人公・浜面ですが、彼はどういう役割りなんでしょうね。あそこで、あの人に出会ったので、彼をエリザリーナ独立国同盟に連れて行くという役割りなんでしょうか。交渉に使えそうなので、羊皮紙のアレが浜面に渡るのかとも思っていたんですが、それはなさそうな雰囲気です。

さて、今、実は物語の中心は右方のフィアンマです。で、彼の一番近くにいるのが当麻ですね。そこに向かっているのが、浜面とあの人。で、そこには、風斬 氷華も御坂 美琴もキャーリサ第二王女も向かっているわけで、次はいよいよ科学と魔術が本当に交錯しそうですね。

ようやく、今まで絡めなかった美琴も参戦ということで、否が応にも盛り上がりそうです。でも、本当は彼女には「戦争」には絡んでほしくないんだけれども。

で、一人中心地から立ち去ると思われる一方通行(アクセレータ)はどうなるのでしょうか。ただ、打ち止め(ラストオーダー)がいますから彼女と風斬 氷華はミサカネットワークという関係もあるので、戻る可能性もありそうです。

しかし、ラストのアレは気になりますね。頑張れステイル=マグヌス。

でも本当に気になっているのは、ローマ教皇だったりしたりして。(汗)

小説版「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら。
マンガ版「とある科学の超電磁砲」第4巻の感想はこちら。
アニメ版の感想はこちら(「禁書目録」、「超電磁砲」ともに)。