D 小説版「電脳コイル 10」宮村 優子、磯 光雄
トクマ・ノベルズEdge ISBN:978-4198508494

小説版:電脳コイルの10巻目です。買って読んではいたのですが、アニメ感想を書くタイミングとぶつかってしまい、遅くなりました。

てっきり来年発売だと思っていたので、年内に出てびっくりしていたのですが、作者の宮村 優子さんの「三番目のユウコ通信」を読むと、作者も年内に間に合ってびっくりしていたのですね。(苦笑)まぁ、あまり急いで質を落とさないようにお願いしますです。

どちらにしても、次の発売は3月のようですね。えっ、3月!?早いなぁ。

ということで、感想行きます。

以前のお話しやアニメ版の感想はこちらのアーカイブへ。

出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:

イサコが遂に“あっちの世界”への扉を開いた!

しかしアクセスには失敗、消えてしまった入り口は、いまも町のどこかに残っているらしい……。

その入り口を必死で探すイサコやハラケン、そして大黒市じゅうの小学生たち。

“あっちの世界”を見つけ、ミチコさんにさいしょに会えるのは、だれ――?

感想:
さてさて、一気読みです。もったいなぁい。

ここ数巻は、原作のアニメから大きく外れて違う話になりかかっていましたが、ようやくアニメ版の流れに戻ってきました。って、思っていたんですけれどねぇ。

「三番目のユウコ通信」には、原作アニメファンからすると、ちょっとショックなことがあるらしいと書かれていたので、気にしていたのですが、そうかぁそう来るか。

ただ、大筋はアニメ版に沿っている気がします。それで原稿が早かったのかな?(苦笑)

で、アニメ版では、今回は第20話「カンナとヤサコ」までを中心とした話でした。アニメでは、イサコさまがちょっと方向転換をし始める辺りですね。

<以下、小説の内容に言及するところがあります。ネタバレはしないつもりですがご注意を>

で、小説の作者の宮村さんのおっしゃるアニメファンにショックなことは、きっとあれですね。ハラケンがイサコを好きだということ。そういえば、ヤサコとハラケンの対立は描かれたことはあっても、ヤサコの恋心は一切出てきませんでしたね。でも、ハラケン的には、アニメのパターンよりも、やはりこちらの方がしっくりと来るかも。

問題は、こうしてしまうと、ますますヤサコの主人公としての立場が弱くなってしまうことでしょうか。ひょっとして、その補填ように灯台事件を用意したのでしょうか?

それにしても、アニメでも、この辺りからの盛り上がりがすごかったですけれど、やはり小説版でも盛り上がります。ただ、アニメの映像を頭に浮かべないとわかりにくい部分もあったので、ちと残念。というか、小説から入るひとがいない前提ならいいのか?

で、今後に向けて気になるところが何点か。

・あのイサコへの電話の相手は猫目?違うような気がするなぁ。
 ここまで出さずに引っ張ったので。ひょっとすると、電話相手はヤサコ父かも、なんてね。

・マリリン・マリーンは誰?そもそも、彼女のモノローグは本当のテレビ放送なの?
 ひょっとして、彼女が未来のヤサコとかいうネタではないか...。
 彼女がミチコさんで、テレビというのも、彼女の心象世界とか...いうのはなさそうか。

どちらにしても、いよいよ大詰めも近づいてきました。やはり、12巻ぐらいで終わりですかね?