In 「とある魔術の禁書目録 (19)」鎌池和馬
電撃文庫 ISBN : 978-4048681377

アニメでは、外伝というかスピンオフ作品である「とある科学の超電磁砲」が大人気のような「とある魔術の禁書目録」の最新刊が出ました。というか、今現在は、ひょっとして「超電磁砲」の方が人気あったりして。(汗)

ただ、「超電磁砲」はあくまでも外伝なので、本筋はこちら「禁書目録」ですね。ただ、「禁書目録」も魔術サイドと科学サイドのストーリーがあるので、細かくいうと三本のストーリーが流れている感じがします。どこかで収束していくのでしょうか?

表紙は、一方通行(アクセレータ)と浜面 仕上ですか。ということは、科学サイドのストーリーですね。ということで、感想行きます。

小説版「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら。
マンガ版「とある科学の超電磁砲」の第3巻の感想はこちら。最新コミックス版第4巻の感想はこちら。
アニメ版の感想はこちら(「禁書目録」、「超電磁砲」ともに)。

例のごとく、出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:

(15)巻、SSシリーズに続き描かれる、『学園都市の暗部』編!

学園都市の暗部で起きる事件を処理する『グループ』。最強の超能力者(レベル5)・一方通行(アクセラレータ)、魔術師でもあり能力者でもある土御門元春らで構成されたそのチームは、謎のキーワード『ドラゴン』について探っていた。それが、いまの“クソったれ”な現状を打破する唯一の手がかりであると信じて。

一方、上層部に無断で行っていたその活動を煩わしく思う者がいた。その人物は、学園都市で最高の権力を持つ統括理事会メンバーの一人。彼の強大な勢力が、『グループ』に牙をむく。

同じ時。元『アイテム』構成員の浜面と絹旗は、滝壺の見舞いにやってきていた。そこで突然巻き起こる、浜面の「バニーガール超好き疑惑」。どん引きする絹旗と滝壺を他所に、浜面は決死の釈明をするが……!?

感想:

う~ん、18巻の魔術サイドの話しでも書いたのですが、敵のインフレが激しすぎてちょっとついていけない感じも。

この19巻は、第15巻の科学サイドのストーリーの続きらしいです。あと、SS、SS2ともリンクするようで、それらを手元に置いて読んでくださいとのこと。15巻からは、間があいていますからね。

で、その15巻ですが、まぁ一方通行(アクセレータ)と垣根 帝督のあれが、話が大きくてちょっと唖然とした覚えがあります。日常サイドとの繋がりとも考えられる御坂 美琴、白井 黒子ちゃんが登場すればまだ救われた感じがありましたが。

ところで、今「禁書目録」は、主人公が4組います。

・上条 当麻×インデックス
・一方通行(アクセレータ)×打ち止め(ラストオーダ)
・浜面 仕上×滝壺 理后
・御坂 美琴

それぞれが、それぞれの役割りを持っています。「上条 当麻×インデックス」が『魔術サイド』、「一方通行(アクセレータ)×打ち止め(ラストオーダ)」が『科学サイド』。そして「浜面 仕上×滝壺 理后」は、『一般人(レベル0)』を代表する役割ですよね。滝壺 理后は、能力を使うと死ぬからですが。ここで浮いているのが「御坂 美琴」です。まぁ『超電磁砲』サイドと言えばそれでもよさそうですが、当麻が魔術サイドにいる限り、浮いた存在のままのような気がします。

さて、ちょっと話がそれましたが、19巻の感想を。

<以下、小説の中身に言及している部分があります。ネタバレはしないつもりですが未読の方はご注意を>

今回は、アレイスター=クロウリーの計画の誤差補正についての話しでした。学園都市自体が彼の計画の一部なんですが、様々な面から彼の目的であると思われる人工天使を使った魔術破壊計画(?)に誤差が出ています。そのイレギュラー補正についての争いなんでしょうが、土御門が『グループ』で外に出っぱなしなので、最後までよくわからないですね。最後の説明も説明する気がないと思いますし。(苦笑)

15巻同様に、激しいバトルが繰り広げられるのですが、今回は、「ドラゴン」というキーワードを巡る一方通行(アクセレータ)と、アレイスターの誤差である浜面の戦いが描かれていましたが、ハッキリ言うと、浜面側の戦いは過去の蒸し返しなのでちょっと面白みに欠けたかもしれません。ステファニーの印象が弱かったからかなぁ。この調子だと、2位の人もまた出てくるんでしょうね。

一方通行(アクセレータ)側も、親船 最中のシーン位ですか、カタルシスがあったのは。「ドラゴン」という言葉を巡る行動も相手を殺さないという理由だけに使われている感じがありましたし。最後、あれが出てきたときは、ちょっとおおっと思ったのですが、カットバックを多用しすぎているためか、そこまでの盛り上がりがありませんでした。「ドラゴン」をあそこまで引っ張ったんだから、浜面側ぐらいもう少し華々しく打ち上げてほしかったなぁ。こちらも、一方通行(アクセレータ)のチョーカーを狙う戦法に食傷気味だからかもしれません。彼のあれは、最初から何かあるって分かりましたし。

自分的には、自分的に一番盛り上がったのが、絹旗 最愛の戦いかな?

全体としては、激しい戦いで、盛り上がって面白かったとは思うんですけれどね。

ただ、今回は、バラバラだった物語を全て繋げるためのつなぎの回だと思いますので、次の20巻からが山場でしょうね。しかし、戦場があそこだと、美琴たちの出番はないなぁ。

追記:なんだか20巻を求めてアクセスされる方が多いので追記。20巻は、2010年3月10日発売です。

http://kodoku21.blog83.fc2.com/blog-entry-117.html

※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。