C 「ちはやふる」(六)末次 由紀
Be・Loveコミックス ISBN:978-4063192711

今、マンガの本で一番面白いのはと聞かれれば、恐らくは「ちはやふる」と答えるでしょう。って、別のマンガでも書いた気がするな。「3月のライオン」だったっけ?

ということで、「ちはやふる」の6巻です。エレメンタルジェレイドを買うことばかり気にしていて、この本を買い損ねていました。ぶらっと本屋に行って見つけてびっくり。本当に、一番面白いと思っているの?って感じですね。(滝汗)

そういうことで、6巻の感想などをおねおねと。

ちなみに、四巻の感想はここです。全体の説明もそちらをどうぞ。
で、五巻の感想はここです。ご参考にどうぞ。

ということでまずあらすじは、出版社から引用しておきます。

あらすじ:
心を詠った百人一首が、心で戦う競技になった。

千早に刻み込まれた、クイーン・若宮詩暢の圧倒的な強さ、より速く、より鋭く――さらなる高みを目指して練習に打ち込む千早の姿は、仲間と周りの人々をつき動かしてゆく。

迎えた公式戦、部員それぞれが目標を掲げて挑む中、千早は、初戦の相手に意外な弱点を見抜かれてしまう――。

競うものはただひとつ――心。瑞沢高校かるた部が、突き進む!!

感想:
5巻の最後で、スピードスター千早が「白波かるた会」の原田先生から「早く取るのをやめなさい」と言われたところで5巻が終わっていました。

その意味が気になっていたんですが(そのまま忘れたんですが(汗))、いきなり公式戦でその意味が示されます。しかも相手から「ラッキ☆ 速いだけの子に当たれて」なんて言われてしまいます。

まぁ、お手つきの問題かなとは思っていたんですが、もう少し奥が深かったです。それにしても、この相手のオバチャンはなかなかいいキャラです。クイーン戦の予選で、もう一度対戦するんでしょうか。しかし、エリアの問題とか呼吸とか奥が深いですね。

<以下、本の中身に言及している部分があります。未読の方はご注意を>

さて、今回は、大きく分けて3試合あったわけですが、真島君には悪いですけれど、かなちゃんと机くんの試合が一番面白かったです。優勝を賭けて、本気でぶつかる二人が良かったです。特に、かなちゃんの袴の話しにはちょっと感動しました。姿勢が悪い自分には、和装っていいなと思えましたよ。

もちろん、真島君とぶたまん肉まんくんとの運命戦も悪くはないのですが、運命戦ってやはり「運」次第という感じが強くて燃え上がるものに欠ける感じがしました。まぁ、真島君は、表紙になったんだからいいじゃないの。肉まんくんは表紙にならない気がするし。(苦笑) って、真島君ってクイーンより表紙になるのが遅かったんだ。(汗)

さて、この6巻のもう一つの目玉は、綿谷新の復活ですね。

今まで気になっていたんですが、千早の今のところの強さは速さ、真島君の武器はその明晰な頭脳での読み、そしてクイーンの強さはまっすぐな無駄のない闘いでしょうか。ならば、新の強さは?って思っていたんですが、この6巻を読むと完璧な記憶でしょうか?やはり、それぞれの特徴がないと盛り上がりに賭けますよね。机君はデータ、かなちゃんはかるたへの愛、原田先生は勢いとか。(苦笑)

ということで、千早がかるた禁止令でストップしている間に、新と真島君は、前へと進むようですね。

早く続きが読みたいなぁ。