B 「“文学少女”と恋する挿話集(エピソード) 2」 野村 美月
ファミ通文庫(エンターブレイン) ISBN:978-4-7577-5039-5

アニメ映画化も決まり、コミック連載も順調と、本編が終わってもまだまだ話題に事欠かない“文学少女”シリーズです。

「1」と同様に、ネットのファミ通文庫Onlineで読めているものと、書き下ろしを交えたサイドストーリー集となります。前巻では登場しなかったななせちゃんが中心の話しもあるので、非常に愉しみです。表紙もななせちゃんですね。

ということで、“文学少女”シリーズの新刊、感想行きますです。

例によって、あらすじを出版社から引用します。

あらすじ:
ななせや森ちゃん達がメインの、恋する挿話集第2弾!!

親切だけどお節介で早とちりなななせの親友・森ちゃん。そんな彼女に恋する少年・反町の前に、“文学少女”が現れて――!? 

『“文学少女”と愛を叫ぶ詩人』、心葉に恋するななせの切ない胸の裡を描く『ななせの恋日記』ほか、心葉のクラスメイト達を中心に、時に本編で語られなかった秘めた想いまでもが描かれる、珠玉のエピソード集待望の第2弾!

感想:
今回は、ななせの親友である森ちゃんと、その森ちゃんに片思いしている反町くんを中心に、反町くんの一人称で進むお話しと、我等がななせちゃんの想いを綴った話しの2シリーズとなります。ただし、内容的には、ななせちゃんのための一冊と言っていい内容で、ななせファンお待ちかねといったところでしょうか。

それぞれに、簡単感想を。

◆森ちゃんのつぶやき

まぁ、導入ですね。森ちゃんと反町くんの紹介のようなものかと。

◆“文学少女”と愛を叫ぶ詩人(ハイネ)

反町くんの登場編です。本歌取りは、ハイネの詩ですね。ハイネはさすがにあまり読まないなぁ。全然ではないはずだけれど。

◆“文学少女”の今日のおやつ ~『ロリータ』~

これは心葉がロリコンに間違えられる話。本歌取りは、ナボコフの『ロリータ』です。まぁ、落ちは、こんなものかと。(苦笑)

◆“文学少女”とキスを待てない詩人(バイロン)

反町くんお話しです。本歌取りは、バイロンの詩です。バイロンはハイネよりも読まないなぁ。

◆“文学少女”の今日のおやつ ~『飛ぶ教室』~

これは心葉がホ×に間違えられる話。本歌取りは、ケストナーの『飛ぶ教室』です。まぁ、今までもそう見えないこともなかったですし。(苦笑)

◆ななせの恋日記

琴吹ななせちゃんが、非常に可愛いです。彼女のツンデレ度のひどさ(?)が分かる一品です。(苦笑)

◆“文学少女”と汚れちまった詩人(チューヤ)

反町くんお話しです。本歌取りは、中原中也の詩です。中也かぁ、この年だとちょっと恥ずかしいですね。しかし、このネタは、本編から仕込まれていたとは知らなかった。

◆“文学少女”の今日のおやつ ~『銀の匙』~

これは心葉がマザコンに間違えられる話。本歌取りは、中勘助の『銀の匙』です。この本は、さすがに知らなかったです。(苦笑)

◆“文学少女”と祝福する詩人(タゴール)

反町くんお話しです。本歌取りは、タゴールの詩です。うん、ごめんなさい読んでませんです。いや~、ななせが可哀想です。(涙) 反町くんの役得がずるすぎます。

◆ななせの恋日記 特別編

ななせちゃんが、最高に幸せだったときのお話し。う~ん、どうもやはり心葉は、許せませんね。

次は、12月に「“文学少女”見習いの傷心。」がDVD特装版で出るのですか。欲しいなぁ。でも、「見習い」のななせちゃんの扱いがどうなるのか、非常に気になっているんですよね。

◇その他の“文学少女”シリーズの感想はこちら。