よくわかる現代魔法 第2話「wizardry」です。
なんだか、先週のお話で、結構内容を誤解されたのではないかと心配になる「よくわかる現代魔法」です。結局「古典魔法」だったので、中心は。
先週の第1話は、時系列を無視した原作小説第3巻のお話だったのですが、今週はどうなるのでしょうか。っていうか、予告を見れば、原作の第1話というのが分かりますね。
ということで、よくわかる現代魔法 第2話「wizardry」感想行きます。
原作は、完読済み、マンガはコミックス+α程度読んでいます。世界観などは、小説版の方に書きました。大きなネタバレはしていませんので、興味がある方はそちらを。
小説「よくわかる現代魔法 6 Firefox!」
コミックス「よくわかる現代魔法 1」
あらすじ:
その日、森下こよみは、靴下を脱ぎました。
こよみちゃんは、姉原十字魔法学院のチラシに誘われて、姉原 美鎖の屋敷にやってきました。そこで出会った姉原 聡史郎は、魔法なんて存在しないといいます。しかし、美鎖はこよみちゃんに、靴下を脱いでヘルスメータみたいなものに乗るようにいいます。
こよみちゃんは、体の中の変化に気づきます。そして、美鎖がいうところのデーモンが見えるのでした。しかし、こよみちゃんが実行するはずだった、セント・エルモのコードは失敗します。
次の日、坂崎 嘉穂ちゃんと秋葉原に出かけたこよみちゃんは、そこで再び美鎖に出会います。彼女は、とある駆け出しアイドルのプロモーションDVDに、販売促進用のコードを組み込んだのでした。しかし、それが変な影響を与えたのか、アイドル自身が狙われているようです。
プロモーションは、警備を増やして続けられます。美鎖は、舞台裏でこよみちゃんにコンピュータを使った魔法を見せてあげます。そして、DVDに組み込まれた魔法が切れるころ、ステージに発炎筒が投げ込まれます。
逃げるアイドルに、スパナを持った暴漢が迫ります。しかし、それは暴漢ではなくて、売出し用のトピックスを欲しがる事務所の自作自演でした。けれども、販売促進用コードは、周りのスタッフを暴走させます。
アイドルに化けておとりになったこよみちゃんは、暴走したスタッフに捕まりますが、美鎖から借りた胸のネックレスの力を借りたたらい召還の魔法で逃げ切るのでした。
感想:
えっと、2話は一応、原作の最初に近い部分から始まっていました。でも、つくりが悪いために、原作未読の方は、あまり意味が分からないでしょう。
しかし、どうやったらこんなにひどいストーリーの組み立てになるんだろう?というか、改変して面白くできないのなら、原作通りにやるべきです。
で、原作の大きなポイントが色々削られていました。
・姉原十字魔法学院のチラシは、魔法能力のあるものしか見えない設定が飛んでいる
・もしくは、姉原 聡史郎がとある体質である設定が飛んでいる
・セント・エルモのコードをこよみは何にした?たらいじゃないのか?
・こよみが悩んでいないよ?
・そもそも美鎖もこよみも出来事に疑問を持とうよ
ここは、やっぱりこよみちゃんが悩んでいる最中に、魔法学院のチラシを見つけて~、の流れで十分でしょう。
しかも、後半のエピソードの見せ方もだめだめ。
時間と場所が分かりにくい。時間切れで人が減ったり入ったりというのも、何がなんだかだし、そもそも販促用イベントということ自体が分かりにくい。困ったもんです。
まぁ、女の子たちの絵は悪くないので、原作改悪を最小限にしてくれればよいです。でも、絵もひどい使い回しがあったからなぁ。心配。
http://shoumo2.blog14.fc2.com/blog-entry-469.html
※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。
それと総史郎の件を合わせて思いますが、無理かもと承知の上で、願望としてはやはり5巻まで原作準拠でアニメで見たいですね。総史郎のカッコいいところも見たいし、前回の自販機をとりまくコードを見たら、私は4巻の「売店のおばちゃんの声でしゃべる自販機」がアニメで見たくてたまらなくなりました。「なに言ってんだあたしゃ自販機だよ。アメリカンはだめだ。コーヒーは苦くてなんぼ。朝用コーヒーとブラックのどっちかを選んでもらうしかないね」…何という、うっとうしくも楽しい自販機なのでしょう(笑)原作のこういう楽しいところが出るのも期待しています
それでは失礼します