O おおきく振りかぶって特別編「基本のキホン」

サイドストーリ週間の最後は、「おおきく振りかぶって」です。アニメ放送の感想は書いていなかったんですが、アニメも見ていたし、漫画本もずっと買っていますよ~。漫画の続きが気になるです。

これは、今までのサイドストーリとはちょっと違うけれど、まぁいいでしょう。

ということで、おおきく振りかぶってのDVD 9巻についている特別編「基本のキホン」です。

「基本のキホン」は、マンガの単行本3巻に納められている「基本のキホン!」をベースにしたアニメーションです。DVDの発売が10ヶ月以上前なので今更っていう気もしますが、ざっとあらすじをば。

あらすじ:
西浦高校のキャッチャー阿部のシニア時代の先輩榛名が通う武蔵野第一高校。

その高校の野球部のエース加具山。彼は、後輩の榛名との才能の差に悩んでいた。そして夏の大会の敗戦を契機に加具山は、野球部をやめることを考え始める。

そんなある日、加具山はたまたま榛名の自主練につきあうこととなる。

感想:
「基本のキホン」の元となった漫画版「基本のキホン!」は、実は漫画の「おおきく振りかぶって」の連載よりも前に出た物語です。つまり、榛名は、おお振りよりも前から存在したわけですね。

しかし、その世界観は確かにおお振りにつながっていますね。特に加具山が一回戦で半数は負けるという部分とかですね。また、武蔵野第一高校のキャプテン大河が、俺は高校生活全敗で終わるつもりはないというところとか。

しかし、この話しには、おお振りと違って野球シーンがほとんど出てきません。何しろ夏の地区予選で負けたところから始まり、秋の新人戦の始まりで終わるのですから。

それでいて、おお振りの本編に勝るとも劣らない面白さなのは、おお振り自体の面白さが野球だけでない証拠ですね。加具山の心の動きとか、大江の意識の変化とか榛名のこだわりとか。

でも残念なのは、おお振りを先に見ちゃっていることなんですよね。おお振りの本編で、強豪になってしまった武蔵野第一高校の榛名や加具山たちに出会っているので、どうしてもおお振りを通して見てしまうのです。「あぁ、榛名がシニアに行ったのはそういうわけか」とか「80球ルールはそういうわけか」なんてつい考えてしまうんですよ。

こちらを先に見ていたなら、どういう感想を持っただろうなんて考えるとちょっと残念でもあります。

とにかく短編アニメとしても良くできていると思うので、おお振り好きな人は見ていて損はないですよ。