Ren レンタルマギカ「魔法使いの妹」三田誠
角川スニーカー文庫 ISBN:978-4-04-424920-5

eoブログでの一発目の記事は、レンタルマギカです。

8月度は、なんだかいつも買っているラノベがまとめて発売されるんですよね。「断章のグリム」とか「黄昏色の詠使い」、そして「文学少女」ですか。
そのトップを切るのがレンタルマギカです。

とはいえ、短編集なんですけれどね。短編集とはいえ、レンタルマギカは、短編集が番外編ではなくて、本編にリンクするんで要注意なんですが。

ということで、いつもながらに当てにならない出版社のあらすじを引用しておきます。元はここ

あらすじ:
「兄がいつもお世話になっております!」〈アストラル〉の平穏を打ち破る来訪者。それはいつきの義妹・伊庭勇花だった。魔法使いの存在を悟られまいとあわてふためくいつきだったが、勇花の口から、魔法使いを貸して欲しいという依頼が――「魔法使いの告白」。
巫女装束を着せられ怪しげな会社で働かされているというみかんを救おうとする教師の奮闘を描く「魔法使いと家庭訪問」など、〈螺旋なる蛇〉との異種魔法対決前夜編!

感想:
ちょっと薄いなぁ。この厚さで500円を超えると哀しいなぁ(汗)。
内容的には薄くなくって、なんだか本編のキーとなるようなことがポンポン出てきて、困るんですが。

今回は、サブタイトルからして、今まで名前だけで出てこなかったあの方がいよいよ初登場というのがメインのように書かれています。でもどうも違うんですよね。彼女は、刺身のツマで、本編はやっぱり〈螺旋なる蛇〉との決戦の前振りでしょう。
まぁ、彼女の性格が暴君だというのが再確認できたのは良かったですが(笑)。

時系列的には、「妖都の魔法使い」の続きになります。約10ヶ月振りですか。間に、短編集1冊に番外編が2冊、合計3冊も挟んでいますので、ずいぶん久しぶりです。元の話を忘れかけましたよ(苦笑)。

ということで、いつも通りに短編ごとに感想をば。で、この本には、いつも通り4つの短編が入っています。

◆魔法使いと家庭訪問
葛城みかんちゃんの普段の生活を心配したみかんちゃんの先生が、アストラルに家庭訪問するというお話し。
まぁ予定調和のお話しですね。

◆魔法使いの告白
これがこの本のサブタイトルにあたるお話しでしょうか。あの方が登場するお話しです。
とはいえ、アディ贔屓の藍麦が読むと、完全にアディといつきのお話しになってしまうんですが。防空壕での二人のシーンがいいですね。もう完全に、形勢は穂波ではなくアディに傾いていますね。
といいつつも、この話が、今後の重要な伏線であるようです。

◆魔法使いの夏休み
というか、もうその前の話から夏休みだったとおもうんですが(汗)。 このお話しは、ひとまず穂波の話でしょうか。
とはいえ、この話はきっと次の長編への伏線ですね。あとがきで作者の方も、次が第二部のまとめだと言っていますし。ひとまず、アストラル側の関係者も勢ぞろいだしね。

◆魔法使いと盲目の蛇
この話は、番外編です。アストラルのメンバーは出てきません。
この話が「妖都の魔法使い」と一番リンクしていますね。ツェツィールエの立場がああなっているし。で、「夏休み」に対抗して、こちらは〈螺旋なる蛇〉側が大量に登場です。しかし、あの登場人物は〈教会〉の崩壊を示すものなのか、それともこれからも重要なキー人物になるのか。能力からすると、非常に重要な感じがしますが。

ところで、レンタルマギカを読んでいて、今まで日本の宗教に絡む魔術はポンポン出てくるのに、十字教(キリスト教やユダヤ教など)があからさまに出てこないのがフシギだったのですが、ようやく出てきました。そうか、十字教が出てくると「とある魔術の禁書目録」と印象が被るからか(違)。

で、次は来年ですか。う~ん、ずいぶん待たないといけないなぁ。本編が1年以上も出ないんですもんね。