Rdiueexd 図書館戦争「状況一〇 里帰リ、勃発」です。

さていよいよ茨城県展の話がやって来ました。
残りあと三話ってところですか。
ここから、「図書館危機」の最後までを二話でやるって、「革命」からその後を少し拾うのかな?どちらにしても、またまたなぞるだけになってしまうんではないかなぁ、心配だな。

とりあえず、予想外に時間ができたので第10話です。


あらすじ:
茨城県展の最優秀作品は、良化隊を正面から敵に回すような作品だった。その作品を屋外展示することになり、タスクフォースが警備のサポートに向かう。

茨城図書館の館長は、『無抵抗の会』に賛同し、武装する玄田たちタスクフォースにも非協力的だった。それを反映するかのように、寮でも図書隊のメンバーたちは、非戦闘員の業務部の面々から酷い差別を受けていた。

堂上の揉め事は厳禁の言葉に従い、この仕打ちにも我慢する笠原郁だったが、業務部は郁の母親に密告することで彼女を追い込む。
しかし、それは郁の母娘関係の雪解けを導く。お互いに誤解しあっていたものが、解決したのだ。

それをきっかけに郁は、業務部に反旗を翻す。今まで萎縮していた茨城図書隊の女子も、業務部メンバーに自分たちの意見を突きつける。

しかしそのころ...。

感想:
まぁ、原作は原作、アニメはアニメなんで、考え方が異なれば、アニメ版がラブコメに近くなったり、放送できない話があるのも、判らないではない。でも、あそこで、柴崎がデレるのはいけないです。彼女は、もっとツン濃度が高い女です(怒)。

とまぁ、それはさておき原作一本分飛びました。飛んだネタは、言葉狩りの話なので、テレビではできないです。無理に変えてやっても面白くないでしょう。なので、飛んだことに異論はない。
でも、この話も前に飛んだ話も、表現の自由や図書隊のあり方を議論するネタとして優れているんですよ。残念だなぁ。

まあ、アニメスタッフは視聴率やDVD売り上げに影響する、ラブコメやいじめ問題ネタしか興味がない人たちのようなので、あまり言っても意味はないかも知れません。

それはそうと、あの大賞の作品の意味は、まだ語られていませんよね。「自由」という名で、あの意匠でとなるとメディア良化隊へのあてつけにしか見えません。作品のセンス、なんとなく良くないし。

ならば、「無抵抗主義」を否定する理由は、図書隊が対良化隊防衛という自分たちのアイデンティティを守ることだけに見えてしまいます。表現の自由や知る権利などどうでも良い。

せめて、『無抵抗の会』や館長の非道さを原作のように見せるか、飛ばした話のネタを復活させて、図書隊の存在意義を高めておくかして欲しかったなぁ。せっかくの母娘和解が、台無しですね。